TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

“ゆうゆう”の里

2012-08-26 | ことば

 

近隣に高年者のための施設「神戸ゆうゆうの里」がある。

私はこの“ゆうゆう”という言葉の響きに憧れを感じる。

ここでは「悠々・自適」という意味だろう。

ゆったりと落ち着いた心の安らぎ、資金が潤沢で経済的なゆとりも。

広い敷地の施設はすっぽりと緑に覆われ、

垣根の外から見ている者としては、“高嶺の花”でありやはり羨ましい。

この「ゆうゆう」という言葉、広辞苑によると「優々」「優遊」「幽々」などがある。

いずれも気になる言葉である。

先日友人に名刺をもらった。

悠悠の一字を入れ替え、「悠憂自適塾」としている。

本人に質したわけではないが、“憂う”という言葉を使った意図は、

悠悠は確かに理想ではあるものの、この世の中ほんとにこれでいいのかな

憂うべき状況ではないのかなという思いもあるからだと思う。

「悠々自適」、一字違いの「悠憂自適」

憂国の“憂”をはめることでかなり意味が違ってくる。

 



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