みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

スペイン旅行 5

2016-09-26 14:25:06 | 日記

     9月12日

      昨夜のフラメンコ・ショーは残念な写真でした。

      あとで旅行案内を見たら、あの洞窟劇場は名門の劇場だったようです。

      あんなに面前で踊られているのに、つまり、全員かぶりつきなのに、

      コックリしている人がいるのには笑えました。

 

      さて、遅く寝ても朝早くから本日はアルハンブラ宮殿の見学です。

      このツアーの旅行社では100枚の予約をして完売したとか。

      つまり、予約をしなければ入場することはできないのです。

      ガイドは現地の現地人のおじさまでしたが、楽しい方でした。

      この旅行は、添乗員さんも愉快な女性で、現地ガイドも楽しい方々ばかりでした。

 

      朝、出かける前に部屋の窓から外を見ると遠くにシェラネバダ山脈が見えました。

      その昔、ここの地の人もこの山を眺めたのだろうなと感慨もひとしお。

      写真には山がはっきりと写っていませんが、景色は目の中にあります。

       

 

      

      アルハンブラ宮殿入口  いよいよです!!

 

      

      宮殿場外 ヘネラリフェ庭園 

      シェラネバダの雪解け水を引いているのです。

 

     緑と花が美しい庭園です。

      

       雪花(せきか)という葉が真っ白な植物です

 

      

      このあたりで宮殿が眺められます。糸杉が美しいです。

 

      アルハンブラというのはアラビア語で『赤い城塞』という意味だそうです。

      夕日に照らされると赤くなるところから呼ばれた名前です。

      朝なので、まだ赤くはありません。

 

      

      ヘネラリフェ庭園  前の写真の反対側になります。

      噴水の水音が響く美しい庭園です。

 

      

      ここは器を焼く窯の跡です。器も作っていたんですね。

 

      

      大きなドングリの木がありました。こんな大きなドングリを初めて見ました。

 

      

      これは興ざめな宮殿です。

      カトリック両王の孫のカルロス1世が、美しいアルハンブラ宮殿の中心部に

      ルネサンス様式の宮殿を無理やり建て、途中で断念してほったらかしのままです。

      この扉を入ると、あっと驚くイスラム様式の建物が残っています。

      

       それがこれです。ここは如何ともできなかったみたいです。

 

 

      

      驚くばかりの寄木細工の天井です。これはメスアール宮です。

 

      

      この部屋には鍾乳石飾りのある天井です。美しいです。

 

      

      そして圧巻はこれです! コマレス宮

      寄木細工と透かし彫りの窓が見えます。

      この美しい部屋は外国の大使謁見の間だったそうです。

      また、レコンキスタ後、コロンブスがイサベル女王に謁見した部屋でもあります。

      

      コマレス宮中庭です。

      建物が池に映るのが自慢だったようです。

 

      

      ハーレム前の水時計です

      このカピバラのような動物はライオンです!

      この口から水が吐き出されて、時刻を教えるようになっていて

      12頭(12時間ですから)いました。

 

      

       宮殿内から見たアルバイシン

      グラナダ最古の街並みです

      攻められるのを難しくするために細い道がクネクネしていました。

 

       

      

      大きなザクロの木がありました

 

      グラナダというのはザクロのことです。

      宮殿を1歩入ったところに大きなザクロの紋がありました。

      それを象徴するくらい大きなザクロの木でした。

 

      今日1日はアルハンブラ宮殿1日の日でした。

      心に描いていた憧れのアルハンブラ宮殿に来られて、しかも思っていたより

      ずっと素晴らしい姿に、心から感動しました。

      この旅日記の最初から書いているように、”レコンキスタ”という『国土回復』の名の元に

      イスラム国家をキリスト国家に変えていく文化を訪ねることになってしまう旅ですが、

      変えられても素晴らしいイスラム文化は残り続けてきたのです。

      キリスト教国に破れ、アルハンブラ宮殿を去ることになったムハンマド11世は

      夕日に赤く染まる宮殿を涙を流しながら何度も振り返りながら北アフリカに去ったという過去と、

      その後 イスラム教徒とユダヤ教徒は追放されても、その文化は現代までも受け継がれている・・

      そのことを、この目で確かめたかった! 感動の旅でした。

 

 

     ≪番外編≫

      この日、ホテルの近くのスーパーで黒オリーブを買おうと思って出かけました。

      売り場が見つからず、野菜売り場のオジサンに「オリーブ?」と尋ねたんです。

      このオジサン、大きな声で「ザイテン?!」と叫ぶじゃありませんか。

      驚いたのはザイテンとはトルコ語で≪Zeytin≫、オリーブのことです。

      ポカンとしている夫をしり目に私は「イェース!ザイテン!」と答え、案内してもらいました。

      スペインもオリーブのことをザイテンというのかと思って 帰ってから添乗員さんに

      聞いてみたら、「いえ、オリーブはオリーブですよ」とおっしゃる。

      想像ですが、あのオジサンはトルコからの出稼ぎでしょうか?

      私はトルコ旅行のあと、トルコを題材にした個展を開きました。

      そのとき、オリーブ畑をイメージしてオリーブ畑グルグル渦巻きの暖簾を織りました。

      そのタイトルが≪Zeytin・・Zeytin・・Zeytin≫でした。

      人気がある作品で、最初にオファーがあった方に買っていただきました。

      そんなことを思い出す出来事でした。

       

      

 

 

      

      

       


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6 コメント

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 (ようちゃんばあば)
2016-09-26 16:27:07
いいなあ~
いってみたいところは いろいろあります。
まずは出かけること そこで出会う人や風景などは 写真やテレビではわかりきらない
旅のいいところですね。
返信する
みっく・じゃがさんへ (くりまんじゅう)
2016-09-26 20:57:11
みっく・じゃがさん 母へのお見舞いありがとうございます。
アルハンブラ宮殿は私は2年連続で行きましたが スペインで
どこが一番と聞かれたら 迷わずアルハンブラ宮殿と答えます。
それと↓の記事の洞窟のフラメンコ 私も同じ店に行きました。
みっく・じゃがさんと同じダンサーを見ています 同じ衣装の
写真があります そうだったこうだったと懐かしく見ています。
http://blog.goo.ne.jp/gongonmasako/d/20151207
返信する
スペイン旅行 (茉那)
2016-09-26 22:44:43
懐かしく見せていただきました。
わたくしはロンドンからバルセロナへ入り、マドリッドからロンドン経由、成田へと帰国しました。
アルハンブラ宮殿では王宮、カルロス5世宮殿、2姉妹の間、中庭ライオン、ヘネラリフェ庭園などを思い出しました。

フラメンコは夜遅い時間にかぶりつきで見て、楽しいというより頭痛がしそうでした。あの音の中ではなかなか居眠りは難しいことに思われますが、きっと疲れが出た方もいたのでしょうね。
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ようちゃんばあばさま (みっく・じゃが)
2016-09-27 21:27:50
旅は非日常ですからね。楽しいです。
家事をしなくていいので、おさぼり主婦の私には
それだけで天国です。
私には、あと何年旅行できるかしら・・みたいな
”終わっちゃう”感があって、今年は2度目の海外でした。
返信する
くりまんじゅうさま (みっく・じゃが)
2016-09-27 21:32:15
くりまんじゅうさんのお写真を見せていただきました。
そうです、そうです、この方たちでした!
美しい写真で、私の写真は笑っちゃうでしょ?
私の時は隣の人も、その隣の人も手を出して
写真を撮るので、その人たちの手だけしか映りませんでした。
やっと、写せたのがこれで・・・ガックリしました。

アルハンブラは良かったです。やっぱりね。

お母さま、お大事に。たいしたことがなくて良かったですね。
驚いたでしょ?
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茉那さま (みっく・じゃが)
2016-09-27 21:36:24
思い出の中ですね。
私も1度目はロンドンからバルセロナでした。
本土はバルセロナだけでしたから、いつかアンダルシアへ行きたいと願っていましたので、
今回は満足です。

フラメンコ、あの音楽と足音ですからね、眠れるのは豪傑でしょう。
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