みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

憧れのアイルランド旅行 ②

2018-09-06 10:04:49 | 日記

            

 

②の旅行記に入る前に、①へのコメントでジャガイモ主食説についてお問い合わせがありましたので

そのことに触れたいと思います。

 

アイルランドは永いことイギリスに支配されてきました。

16世紀以前のことについてはこれからの遺跡訪問で記していきたいと思いますが、

16世紀、イギリス王ヘンリー8世が離婚をしたい、だが、カソリックの教義では

離婚を認められていません。そこでかれは新たに英国国教会という新教、つまり

プロテスタントの教義をもつ宗教を考えたのです。

そして、自らアイルランド王となることも宣言して宗教までも強いたのです。

そこから、長い現代にいたるまでの宗教戦争が続くのです。

1800年代中ごろ、ジャガイモの大飢饉がおこり、多数の餓死者が出ました。

餓死者100万人とも言われ、また100万人ほどのアメリカ移住者が出ました。

移民によって構成されているアメリカですが、Mcと名の付く人のほとんどが

アイルランドやスコットランド出身者です。

マクドナルド、マックィーン、マッカラム、などがその例です。

ケネディもアイルランド出身者です。

言い方は悪いかもしれませんが、このジャガイモ大飢饉がなければ、

アメリカの発展はなかったかもしれません。

上部地図にダブリンの上に『ニューグレンジ』という地名がありますが、

ここに『タラの丘』という場所があります。(終盤に行きます)

ここは”アイルランド人の聖地”と言われる場所で、ジャガイモ大飢饉によって

世界各地に散ったアイルランド人にとって”心”の場所で、現在も「タラに帰る」

という言葉があるほどです。

このジャガイモ大飢饉のときでさえ、イギリスからの援助はなかったとされています。

 

今は美味しいジャガイモが作られ、とてもおいしくいただきました。

ただ私は苦手な食べ物で、この旅行で一生ジャガイモを食べなくてもいいかなと

思うほど毎日出ました。

 

〇8月18日 キラーニー

宿泊したキルケニーからはバスで3時間半近く走りました。

この日は前日がウソかと思うほどの快晴でした。

それでも、突然雨がやって来るのがアイルランドの気候なので、傘の準備は

怠りません。

今回、夫と私はアウトドア用品の専門店から、本格的なトレッキング上着を買い、

それを準備していったのです。

これは優秀な製品で、シャワーのような雨には傘をささなくても上衣の上をサッと

流れてお終い、というありがたいものでした。

それでも大雨には敵わないと小さな傘も持って行きました。

快晴であっても、皆さんは雨の準備です。

 

国立公園を観光です。

ケリー周遊路を馬車で観光します。

私たちは15人と添乗員さんの16名で、2代の馬車に乗りました。

土曜日ということで、レンタル自転車の若者が多く、家族連れの散策者など

賑わっていました。

 

私が乗った馬車

とにかく緑が綺麗です

 

もう1頭の馬車です

 

樹木が大きく育って、見上げても見上げても木なのです。

日本的な感じがして思わずパチリ。これはアカマツでしょう。

 

湖は”上の湖”、”真ん中の湖”、”下の湖”と分かれています。

キラーニー国立公園があるところは”下の湖”にあります。

怪しい雲が出てきました。

湖と大きな樹木と、風景を満喫です。

 

ロス城

13世紀に建てられ、

1650年代にはイギリスのクロムウェルが遠征の最後に攻略したと伝わっています。

 

マクロスハウス

19世紀の建築です

この辺りの領主が造らせた邸宅です

 

馬車に乗ったり、公園内を散策したり、キラーニー国立公園というのは大きくて雄大でした。

今日は”下の湖”周辺だけの観光でしたが、明日はもっと広いケリー周遊路を観光します。

海に添った道を走り、渓谷に踏み入れたり、雄大なはずです。

 

今日は早い時間にホテルに入ることができました。

ここは最高のホテルでした。

部屋から望む景色

ゴルフコースがあり、下の湖が見え、絶景です。

夕食も美味しかったです。

 

 

この旅で初めて飲んだギネスビール。ドラフトです。500mlを一気に!

食事は3種の中からチョイスでき、

私はスターターに『ラムのフィレのステーキ  花付きズッキーニのラコッタチーズ含み』

メインは『オヒョウのムニエル』、デザートは『桃のアイスとコーヒー』を選びました。

 

食事はホテルでとると、平凡になりがちですが、今回はどこのホテルでも

数種からチョイスでき、「ディナーなんですから」と言わんばかりに

間が長くて、終わるのに2時間、というのがザラでした。

おまけに朝食は卵料理などは、その場でリクエストを調理してくれました。

私はボイルドエッグを食べたかったので探していると

調理担当のお姉さんが「作ります」というので目の前で作ってもらいました。

茹で時間まで尋ねられて「4ミニッツ」というと、好みのトロトロのゆで卵!

もちろん、目玉焼きの人もその場で作ってくれるのです。

温かいものは温かく食べられるように、という配慮です。

恥ずかしながら、こんなホテルは初めて体験しました。

このステキなホテルに連泊というのは嬉しかったです。

 

翌朝、出発まで時間があったので庭を散歩

緑も花も美しかったです。

 

明日はキラーニーの2日目です。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすがは (RIN)
2018-09-06 12:51:30
KUUちゃんのお母様です!

500mlを一気飲みですか!

小生、ステーキ少しとジャガイモごろんとしたの一つ、フランス風パン一つ、あとはドラフトビール、癖のないウイスキーがほしい!
返信する
RINさま (みっく・じゃが)
2018-09-06 16:48:02
あっはは、「さすがは」とは何が「さすが」なのかと思ったら
500ml一気飲みのことですか?(笑)
私はビールは一気に飲んでしまいたいクチでして(笑)。

〈ビール談義〉
今回、地ビールを含めて、エール、ラガー、ドラフトを飲みましたが、
私にはエールが合う!と確認できました。
が、ギネスはおいしかったです。
本物の生ギネスはクリーミーな泡で魅せられました。
それに、今回食べたディナーの前菜のラム肉のフィレ(小指の長さほど)は
絶品でした。
肉は少量がいいですね。
返信する
さすがは(笑) (やっほ)
2018-09-06 18:34:36
今日ね、TV番組で酒豪歌手の西川峰子がデパ地下でワインに合う食材を食べ歩きをしていた。
食材食べるのを忘れてワインだけ飲んじゃっていた(爆))
飲んだジョッキ数はひみつ(笑)
みっくさんもしかして・・・匹敵しそう?・・

写真のはなし、
赤松と仰ってる樹のことですが、左右の枝が手の平を返したように見えますよね?
これは、エエゾ・エエゾと言って手の平返しているんです。
したがって、エエゾ松・・・つまり北海道からやって来たエゾマツではないでしょうか?(笑)
半分ジョーダンです。
返信する
アイルランド (よう)
2018-09-06 19:16:47
素晴らしいところですね。
みっく・じゃがさんに 絵織りにしてもらいたい景色がいっぱいですね。
うふふ 苦手なじゃが芋が毎日 は 笑えますが 地域の歴史や
気候にもよるものなんですね。
いってこそわかる いい思い出ですね。


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やっほさま (みっく・じゃが)
2018-09-06 20:11:18
一応”酒豪”と言われていますが、人目もはばからず飲むほどではないですよ。
お酒は大勢で楽しく、ネ。
か、一人でチビチビ少量飲む、です。

松のことですが、エゾ松ではないです。
幹が赤かったし、みんなで「松茸できてるんじゃない?」と言い合いましたから。
やっほさんの指摘を受けて先ほど『樹木事典』で調べたら
アカマツで正しかったです。
あまり植物には詳しくないですけど、エゾ松は
子供の頃から囲まれて育ちましたからね。
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ようちゃん (みっく・じゃが)
2018-09-06 20:13:50
コメントありがとうございます。
ご無沙汰しておりました。

そう、絵織りには食指が動きます。
指が良ければ・・ネ。

この後も、ウンギャッと言うほどジャガイモ攻撃を受けるのです。(笑)
返信する
Unknown (茉那)
2018-09-06 21:47:58
楽しんで読んでいます。

写真もきれいにばっちりですね。

物語風に続きを待ちながら一緒に旅している気持ちでいます。

アイルランドへは行ったことがないのです。

明日は何が起きるのかしら?
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茉那さま (みっく・じゃが)
2018-09-07 10:10:18
ありがとうございます。
書きたいことがいっぱいあるのですが、
指がついて行きません。

この後も頑張ってみますので、どうぞよろしく。
返信する

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