関東大震災から100年を迎える今年。ほぼ100年前の1918年~1920年にかけて「スペイン風邪」が日本でも猛威を振るい学校閉鎖や死者増加があったことが、ふとコロナの大流行で2020年から2022年まで学校が閉鎖になり死者が増加して大変だったことに重なり思い出された。
現在、首都直下大地震の起こる確率は30年以内に7割といわれていることと鑑みると、スペイン風邪収束から3年で関東大震災が起きたように、コロナ禍で疲弊した3年を過ごした3年後に関東大震災級の地震が起きて何の不思議もない。
そもそも、気象庁の地震の仕組みの説明を読んでみよう。大事なところだけココから下に転載してみる。
上の図は、マントルの上に乗ったプレートが、対流によって必然的に日本に向かって押し寄せていることを示し、下の図は、示された通りに、日本や海の際にある陸地は大地震が起きているという事実を示している。これは、もう日本が地震大国であり、その事実から逃れられないことを示している。可能性があるというより、大地震国である日本は、「”核の傘の下”に入れてもらうために米国のいいなりに兵器を買い込んで軍備を増強している場合ではないのだ」。
平和憲法のもとに、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意し」「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」はずなのに、北朝鮮や中国が軍備強化して脅すから~とこっちも徒党を組んで軍備強化して”核の抑止力”という同じ土俵に立って軍拡にお金を費やしている場合ではないのだ。
現実に、すでに東日本大震災で、他国に責められたのでもないのに、日本は地震と津波の自然災害で多大な被害を受けただけでなく、福島第一原発事故でさらに多大な被害をもたらし、いまだに故郷を追われている人がいるのだ。いわば、自滅の危機を招いた。それが、日本のまぎれもない現実であり、上の図でわかるように、その危機は今も続けて日本に迫り続けている!!!
奇跡と必死に働いた人々の努力で、これでも福島のもっと過酷な事故が救われたのであって、福島原発事故はもっと首都圏避難も巻き起こす可能性があったことを決して忘れてはならない!!! 原発の危険性を、甘くみては絶対いけない!!!! そのことを肝に銘じている人が少なすぎる!!!!
日本には、他国と戦う必然より、再び大地震が起きて自滅の危機にあう確率の方がずっと高いのに、いったい何をしているのか!!!
廃炉にしっかりお金を使うなら分かるが、この地震国日本で再稼働???しかも老朽原発の再稼働???そんな馬鹿なことを言ってお金を使うなんて何を考えているのか!!!なぜ、再稼働や、すでに事実として自滅して莫大な犠牲を国民が払い、自分の土地に住めなくなった人がいるのに、他国と仮想する争いに軍事費を43兆も無駄に使うのか。そんな政府を支持する国民がいる日本を私は信じられない。
30年以内に7割の確率は首都直下地震だが、南海トラフの地震の確率は20年以内に6割なのを国民は自覚しているのだろうか???
日本国民は、よほど脳天気。危険の考えが、あまりに科学的でないと呆れます。仮想敵国のために防衛費予算増強するより、地震対策と原発の廃炉を加速させ、耐震と廃炉の先進技術を磨いて、世界に貢献するのが日本の進むべき道だろう。
福島原発の汚染水の海洋放出で、「科学的に安全なのに中国が文句を言って~ちゃんと科学的根拠があることで説得すべきだ」ということをテレビで言っているのを聞くと、私は「科学的に安全でない原発を、さらに老朽原発を再稼働させるような、科学的現実に背を向けた非科学的な政府を国民が選び続けている日本のどこを信頼し<科学的>だなんて言えるのか」の苦苦しく思う。こんな政府に長期に政権を選び担わせ続けてきた国民には、直ちにもっと科学的に、物事のなすべき優先順位をちゃんと科学的に考えてほしい。
「国民の命を守ること」が優先順位1番だろう!この当たり前が、何で日本人には浸透しないのか。