felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

最近笑ってない方へ 必読本のご紹介!!!

2024-08-17 15:25:23 | 日記

   最近笑ったのは、いつのことだろうか? 子どもが家にいなくなり、孫が遊びにくることもなくなり、なんか笑う機会がめっきり減ったわが家。そんな時、図書館で出会った本「日本人の知らない日本語」(蛇蔵&海野凪子)最高でした。

   タイトルをみて、笑えると思って借りたのではないのですが、読み始めたらやめられない面白さ。しかも、笑いの中にも、学びもあり、留学生たちのお国柄によって目からうろこの知識もあり視野が広くなること間違いなし!!!

   飲食業にアルバイトすることの多い生徒の接客業界のオカシナことばに先生が困惑させられる話に大きくうなづき、

   「鳩、蚊、鴉、猫」の漢字の共通点が、「鳴き声」という想定外の知識が身についた後、さらに仰天の生徒の「食べたらおいしいかなぁ」の言葉でトンデモない話へつながるのには、思わず驚きで声を上げてしまいボーッとした頭にカツがはいっちゃいました。

   丁寧語の「お」と「ご」の使い分けに至っては、日本人の私も考えたことがなく、基本的に和語に「お」、漢語に「ご」には、なるほど~とすっきり。生徒の「先生、『お』はカタカナにもつきますか?」に「?」と思ったら「おビール」に、そうか飲食業アルバイトで覚えたのか、と納得。

   あっという間に読みながらも、面白くてヒザをうったり、納得したり、声をだして笑った回数は数え切れませんでした。最近、お笑いをみても、どうもおもしろいと感じられなかったのに、こんなに面白い上に、知識も増えて、留学生の出身国への理解が広がる楽しさを味わえる本、最高だとおもいました。

   どうやら、海野凪子さんは国語の高校教師だったようで、知識の深さはそんなところにもあったのかと納得しました。絵を描いている蛇蔵さんの漫画表現もほんとうに上手い。

   最近笑ったことがない方、是非是非、この本を読んで笑って元気を貰いながら、日本語のこと、外国、世界のことを楽しく知って下さい。

   以前、このブログで私に大受けしてご紹介した

わたしを涙がでるほど笑わせたyoutubeのてテラミナトトーマスさんの動画

  というのがありましたが、こんなにひとりでも笑える貴重なモノは、テラミナトさん以来でした。

  *本については、amazonや本屋さんで見つけてくださいませ。

  呆れて笑えないことの多くなった世の中、楽しく元気に笑えることがあったら、是非共有して元気に生きていたいものです。

 

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石垣島の若者たちの住民投票の運動を支持します!(防衛増強で、住民の声を押し潰す日本が 怖い!!!)

2024-08-13 23:59:12 | 日記

  私は、署名サイトで時々、応援したい人や活動を応援しているのですが、今日はこんな活動を知り署名しました。是非、あなたもご検討して賛同して下さい。ココをクリック、または下の画像クリックで詳細が見られます。

  

      

ここ数年、日本政府は辺野古新米軍基地建設と並行して南西諸島での自衛隊増強=南西シフトを急ピッチで進めてきました。2016年は与那国島、2019年は宮古島に陸自駐屯地が置かれ、石垣島にも2023年3月に石垣駐屯地が開設されています。それぞれの島には、警備隊や沿岸監視隊のほか、ミサイル部隊の配備も進められています。

その一方で、石垣島では建設が始まる前年の2018年に、石垣市民たちによって駐屯地建設予定地の賛否を問う住民投票実施を目指す「石垣市住民投票を求める会」が2018年10月に結成されていたことはあまり知られていません。駐屯地建設地は石垣島の中央に位置し、水源地のひとつとして貴重な於茂登岳の麓であったため、市民から強い反発を招いていたのです。防衛省から計画についての説明はほとんどなく、新聞紙面で計画を知った地権者もいたほどでした。

2018年8月、市民たちが陸水学や環境学の専門家を現地に招いて環境調査を実施した結果、「駐屯地建設予定地には上水道水源地や農業用水の取水せきがあり、自衛隊施設から流れ出す有害物質で汚染されてしまえば元に戻すのは大変困難であるため、環境アセスメントが不可欠」という結論に至りました。専門家らは石垣市に対して防衛省に環境アセス実施を要請するよう提言しましたが、市はこの提言に取り合わなかった上に、市議会で指摘された市条例に基づく生活環境や自然環境保全に関する市独自の調査も行うことはなく、駐屯地建設工事への着手を許したのです。

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 というところで、まったく知らなかったので驚きましたが、まだこの続きが長くあって、

環境アセスメントを要求するために、住民投票をしようということになり、

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石垣島に住む10代〜20代を中心に『石垣市住民投票を求める会』が結成されました(2018年10月)。石垣市自治基本条例27・28条には「有権者<1/4>以上の署名で請求された場合、市長は住民投票を実施しなければならない」と定められていたので、市民たちはこの条例を根拠に有権者4分の1以上の法定署名を目標に署名運動を開始しました。

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  若者が中心になって、大人も動かし、なんと1/4を越えて

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市民が団結して署名運動を広げた結果、なんと予想を大きく上回る約1万5,000筆が集まりました!これは2018年当時の有権者数<3分の1>以上にあたります。署名数結果が発表された公民館では、多くの市民が喜びの声を上げました。「これで住民投票は実施される」と誰もが確信しました。
署名は2018年12月に石垣市長に提出され、石垣市長も「実施の方向になるだろう」と話してくれました。署名は、選挙管理委員会の精査によって1万4,263筆が有効だと認められました。

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  これで、住民投票になったのかとおもいきや・・・ここからが、問題だったのです。

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しかし、石垣市長が住民投票を市議会に諮った結果、賛否が同数で拮抗したのち議長裁決に持ち込まれ、議長の「審議不十分により否決」との判断で否決されてしまいました。市長はこの市議会の否決を理由に、住民投票実施を拒否し続けました。

本来ではあれば、辺野古米軍基地建設の県民投票と同日に実施できるはずだったのに…。

住民投票の会は否決した議員や議長、そして石垣市長たちと面談をしましたが、議論は平行線を辿りました。市側の主張は「これは地方自治法での請求だった」や「石垣市自治基本条例での請求であっても実施義務は生じない」という内容だったので、全く納得できるものではありません。

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  市長が決めればよかったのに、市議会に諮った辺りが何だか民主的なような怪しいような~。実施義務がないなんてトンデモナイ結論にしてしまったのだそうです。それで、

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納得できない私たち住民投票の会は、2019年9月に石垣市を相手に日本で初めてとなる『住民投票義務付け訴訟』を那覇地裁に提起しました。訴訟にはお金も時間もかかり、その間に駐屯地も完成していました。しかも、石垣市と住民投票を否決した市議は裁判中に無理やり住民投票条例27・28条を削除してしまったのです。

そして、1回目の『住民投票義務付け訴訟』は最高裁まで上告しましたが敗訴してしまいました

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   なんと、司法もオカシイ!そして、へこたれずに若者たちがさらに頑張り続けたのがこの署名のお願いに繋がってきます。

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2024年5月26日、弁護団は憲法学者の飯島滋明先生の意見書を添えて最高裁に上告書類を提出しました。

2024年9月6日には、憲法学者や弁護士の方々と一緒に東京の最高裁判所へ要請行動を行います。これが受理されるためには、私たち住民投票の会の裁判を支持する多くの人々の応援が必要です!要請行動の際、全国から集まったオンライン署名もあわせて提出します。

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    上にざっと私がかいつまんで転載しましたが、署名は、オリジナルのココの画面に行って、かなりの長文になりますが、それを読んでご確認の上、行ってください。そして、賛同していただけたら、拡散して下さい。

    私が、このサイトに署名してこのブログを書くために再度見た時にはかなり署名が増えていました。

    島民の3分の1以上にあたる署名があるのに、住民投票をしないという結論をだす市議会って民主主義ですか? 許せません。住民投票はより民主的に大事なことを決める手段。これを守らなくてなんの民主主義と驚きました。

    まだ、見ていませんが、私の応援している三上監督の「戦雲」にもこの活動についての紹介があるようです。

    「戦雲」は、ココに上映情報載っていますが、普通の映画館ではなく自主上映を広げてやっていくドキュメンタリー映画です。上映活動できる方は、是非、これも頑張って広げてください。  軍隊や装備が「戦争の抑止力」になると考えている人も、ならないと考えている人も、是非、見てほしい映画です。わたしも、近々みます!!!

    沖縄で起こっていることから、目をそらしたら、日本も平和な国ではいられません。今、動かないで、いつ動くのですか?

    

 

    

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ミャンマー情勢が動いている。いま1歩!? 

2024-08-07 15:15:48 | 日記

  今朝の東京新聞に、ミャンマーの国軍が抵抗勢力側に北東部シャン州ラショーに置いた拠点を占拠されたという記事が掲載された。オリンピックにも高校野球にと、占領されがちな中で、大事なニュースを届けてくれて感謝。

  

   抵抗勢力側の関係者によると、当地の国軍の幹部2人と国軍兵士や家族ら4000人以上が降伏したと書いてあった。

   外国の方が大きくニュースにしているだろうとみると。

   CNNが、7月下旬に、軍事政権は2021年2月の軍事クーデター後にスエ氏を暫定大統領に据え、2年以内に選挙を実施すると表明したが、選挙実施の期限を繰り返し延長している。現在の非常事態と軍事政権による支配は今月で期限が切れる。

   しかも、そのスエ氏が、「精神運動障害」や「栄養不良」を2023年初めごろから患っていて、日常行動もできずにいること。   クーデター以来、ミャンマー国内では軍と武装勢力や民主派勢力との戦闘が続いて内戦状態に陥り、軍は支配地域も兵力も失いつつあることなどを報道していた。

   さらに、東京新聞の掲載していた事実について、さらに詳細に、ココにコメントし、「専門家によれば、状況は依然として流動的だ。武装勢力は市中を素早く移動し、特に町の南部でいくつかの大隊を掌握しているものの、戦闘は継続している」とCNNとしての確認をまだ取れていないと慎重なコメントになっていたが、某アナリストの「もしラショーが陥落すれば、基本的には、国の大部分から効果的な組織としての国軍が排除されることになる」との指摘を掲載していた。さらに、そのラショーに住んでいた住民の避難の状況が伝えられていた。

   正義が勝つことを月に祈りたいところだったが、お月見にはあまりにも困難な状況で、雨まで降っていた。

   それでも、少し雨が止み始め、西の空に一部明るいところも見られたので見に行くと・・・西の奥の方で、稲光がして、雷が落ちるのが見えた。録った動画をyoutubeにアップして下の写真にリンクしたので、写真をクリックしてご覧下さい。

   

    これを録って家にもどると、埼玉県で雷雨があったとニュースでやっていた。見えていたのは、埼玉の雷だったのだろうか。

   

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コロナ拡大に注意!政府の動き遅すぎっ!

2024-07-27 09:21:38 | 日記

 コロナが、伝播力が強い『KP.3』の流行でどんどん広がっている。NHKのサイトは、コロナが5類になってからも、しっかり見やすく表示してくれているので、信頼がおけそうなので、こちらを転載させてもらうと・・・

  

   5類になってから、特定の病院に来た人の中で、検査を受けて陽性と分かった人の平均数が、どんどん増えているのが分かる。以前もそうだったが、南の九州、沖縄が高い値になっているようだ。

   

   5類となってから、それ以前の陽性者の絶対数の数値を記録することを止めてしまったので、統計に連続性がなく、感染の山が以前とどうなっているかの比較ができない。

   でも、円安であふれるような観光客が来日。この6月には、1ヶ月で313万人超えの訪日外国人を受け入れ、その大半はマスクなどしておらず、今はPC検査もなにもせずに入国している。こんなに油断していていいのだろうか。

   厚生労働省の最新平成6年7月26日の報道資料のココを開き、参考となる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の過去のデータはこちらという、こちらを開いたら・・・

 

  となっていて、下に新型コロナでの死亡数推移を調べようとしたが、「2023年5月7日分のデータが、本サイトの最終集計値」となっていて、まったく役に立たなかった。

   日刊ゲンダイのネット版には、、

東京都医師会の尾崎治夫会長が今月16日の定例会見で「(感染者数は)このペースでいくと1カ月後には3~4倍になる」と指摘するなど、医療機関は警戒を強める。こうなると「さすがにマスクを着用するべきなのではないか」という気にもなってくるのだが、昭和大医学部名誉教授・二木芳人氏(臨床感染症学)はこう言う。
『KP.3』は伝播力が強く、これまで私たちが獲得した免疫をかわす能力があるので、全国的に感染が急拡大しています。鹿児島や佐賀、沖縄に至っては、コロナ禍での緊急事態宣言レベルの状況です。基本的にはマスクを着用するべきかと思います

  と書いてありました。

  みなさんも、コロナの動向に注意し、せめて外出時、閉じられた空間や、人混みの中では、マスクは最低して用心した方がいいのではないかと思います。相撲の中継をみても、外に出たときの感覚でも、いまマスク着用率は1割近くにさがっているようで、私は爆発的な流行を懸念し、マスクを使用し続けています。

 

  * そもそも、医者に発熱などで行っても、検査しない人、そもそも医者にいかない人も多いと思います。というのも、検査費用や、治療費についてご存知でしょうか? 偶然検索で出てきたココを見ると、今年4月からは、初診か、自己負担割合は何割かにもよりますが、目安が分かります。

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天皇、英国国王のスピーチを全文読んでみて驚いたっ!(天皇の英国訪問時の晩餐会)

2024-06-27 18:00:18 | 日記

    天皇皇后の英国訪問がニュースとなっているが、日本テレビのココに英語で行われた天皇のスピーチ全文と、チャールズ国王の歓迎スピーチ全文が載っているのを読んで、私の知らない人の紹介や、こんな話がされていたのかと意外な話がいっぱいあったので、ちょっとメモ風にざっとどんな話が面白く感じられたか、下で見ていただければと思います。

    原文がすでに長いので、訳文を載せるとさらに長くなるので、それは便利な翻訳機能などもいまはあすので確認ください。

    私が、どんな人や事柄が紹介されてビックリしたか。黒字のところは読まずとも、赤字の単語や名前や、太字の部分だけを読んで、*の後の私の感想や参考資料などを読んで、「へぇ~」と一緒に驚いて頂いて、あとは、それぞれにまた、ゆっくりご自身で味わってみていただければと思います。

(天皇の招待への感謝のスピーチ)    

The following is the full text of Japanese Emperor Naruhito's speech at a state banquet hosted by King Charles at Buckingham Palace on Tuesday.

Your Majesties,

Thank you Your Majesty for your warm words of welcome. I would like to express my sincere appreciation for the invitation you have extended to the Empress and me for this state visit, as well as for the tremendous consideration and efforts that you and the people of the United Kingdom have shown in making it a reality. In fact, the original invitation was issued five years ago by her late Majesty Queen Elizabeth II, whom I greatly admired. Unfortunately, however, the visit had to be postponed due to the impact of COVID-19. It is truly our utmost pleasure that it is finally taking place now.     *2022年葬儀に天皇夫妻は出席 しかし公式の国賓招待は2019年に受けていたが、コロナで延期されてきた。

Your Majesty has just referred to our two countries' longstanding ties. We also very much appreciate Your Majesties' kindness this afternoon in showing us items from the Royal Collection related to Japan. We now have an even stronger sense of the deep significance of the exchange between Japan and the United Kingdom forged over so many years. I am personally pleased and also grateful to have played a part in the exchange between the two countries, having studied in the United Kingdom, during which time I interacted with many people and in particular was privileged to enjoy the very warm company of members of the royal family. There was previously the sad period during which the friendly relationship between our two countries suffered, and hence I am struck by profound feelings as I extend my thoughts to what was in the minds of my grandfather the Emperor Showa and subsequently my father the Emperor Emeritus as they set foot in this country after times of great difficulty, as emperors of Japan at the invitation of Her late Majesty.

 *両国にとっての暗黒時代があったことに触れたところは、テレビニュースで流されていましたが、その後で自身の祖父や父の天皇が亡くなった女王の招待で英国に来た時の心境について深く思いを巡らしたと言及していました。(当時は、英国人の中にまだ日本の天皇の来訪を喜べない人がいた・・・)

 The Empress and I would like to express our deep respect and gratitude to those people who have dedicated immeasurable efforts to the friendship between our two countries extending firmly into the future.

At the state banquet in 1971, my grandfather voiced his heartfelt wish for the people of both Japan and the United Kingdom in various walks of life to interact ever more closely and frequently and to talk to each other with open hearts. It was also my father's sincere hope that our two peoples would continue to strive for true mutual understanding and to join hands in the cause of world peace and prosperity, as was expressed on the occasion of the subsequent state banquet in 1998. 

*昭和と平成天皇の英国との交流を振りかえる。

Today, our society is increasingly diverse and complex, facing various global challenges. It is necessary to address these critical issues by further amassing wisdom from around the world. Against this backdrop, I am extremely pleased that, in line with the fruitful dialogue between the people of our two countries conducted over the years with an open heart and with a quest for true mutual understanding, we have seen, and will continue to see, a myriad of areas whereby Japan and the U.K. lead the world in collaboration and cooperation.    

One such area is the contribution that Japanese and British scientists have made to the world through cutting-edge medical research. Knowledge of iPS cells came to the fore through the research of Dr. Shinya Yamanaka for which he was awarded the Nobel Prize in Physiology or Medicine. This was based on the preceding research by Sir John Bertrand Gurdon, who was the joint winner of the Nobel Prize, and has led to significant innovations in regenerative medicine. At the Francis Crick Institute, which I will be visiting tomorrow, many people including young researchers from our two countries are working together and taking on momentous new challenges in the areas of cancer research and countering influenza.

*山中伸弥さんと英国の共同研究者がノーベル医学賞を受賞した功績に言及

Meanwhile, I made a personal visit yesterday to the Thames Barrier, built in the aftermath of the 1953 North Sea Flood. The development of the capacity to predict storm surges in the U.K. owes a great deal to the role played by a Japanese scientist, Dr. Shizuo Ishiguro, the father of Sir Kazuo Ishiguro, the British novelist of Japanese extraction and winner of the Nobel Prize for Literature. Dr. Ishiguro was invited to join a U.K. research institute, where he developed a practical model for the accurate and timely quantitative prediction of storm surges in the North Sea. According to Sir Kazuo, the analog computing system that Dr. Ishiguro developed based on his research looked like a TARDIS, a time machine from the BBC drama Doctor Who. I believe that the unique interdisciplinary innovation by Dr. Ishiguro, cutting across electronic engineering and oceanographic science, continues to be a major source of inspiration for both Japanese and British researchers today, transcending time and space.

*川の研究をしている天皇はテムズ川の防潮堤をすでに見学。国立海洋研究所の招きで1960年渡英し、イギリスやオランダの海浜地帯に深刻な災害をもたらした1953年の北海大洪水を電子回路を用いて相似する手法で研究するため、同研究所の主任研究員を務め貢献した石黒鎮雄(ノーベル文学賞のカズオ・イシグロの父親)について言及。

因みにウィキを参照すると、カズオ・イシグロは日本国籍も保有していたが、成人で英国籍を選択したようだ。 

During this visit, I look forward to visiting for the first time in 23 years the Royal Botanic Gardens, Kew, of which Your Majesty is a patron. There, I hope to see the efforts made by the Millennium Seed Bank in preserving seeds to avoid their extinction. May I pay my respect concerning the initiatives Your Majesty has taken, with both passion and a sense of urgency, in such critical areas as climate change and biodiversity. I am also encouraged that many people in both our countries are taking a keen interest in such environmental issues and are dedicating themselves to the resolution of these challenges. I have been told that seeds of Japanese red pine and other plants have been donated to the Millennium Seed Bank by Iwate Prefecture. They include those from the same type of tree as the "miracle pine tree," which was the only one to survive the tsunami damage in the Takatamatsubara pine grove from the Great East Japan Earthquake, during which tens of thousands of pine trees were uprooted. I believe that the seeds will be preserved long into the future as symbols of resilience, recovery from the earthquake, and friendship between Japan and the U.K.

*東日本大震災の唯一生き残った「奇跡の一本松」と同じ種類の松の木も含むアカマツの種が寄贈されているという国王がパトロンとなっているキュー王立植物園を23年ぶりに訪問できるのを楽しみにしている。環境変化で絶滅種の保護の意義などについての国王の貢献を讃えながら、東日本大震災や両国の友好関係に言及。

I look forward to visiting again the Royal College of Music, where I can see the state-of-the-art Performance Laboratory, as well as to visiting with the Empress Young V&A, where we will have a chance to interact with children from both our countries and gain a direct sense of how our culture and art are inspiring children, transcending borders and time. We also plan to visit Oxford -- sorry, maybe the wrong place for Your Majesty -- where the Empress and I both experienced the life and culture of this country as students, and hope to make our humble contribution to promoting bilateral cooperation in the areas of academia, research and education, as well as exchanges between our younger generations. The relationship between Japan and the U.K. has been fostered through people-to-people exchanges over the years and generations. It would be a source of immense satisfaction if our visit to the United Kingdom could help to firmly pass on the friendship and goodwill between our two countries to the young people and children who in the future will take on the reins of our relationship and develop it even further.

*国王立音楽大と、ニュースで取り上げられた国王の母校のケンブリッジではない私たち夫婦の母校オックスフォード大を訪ねると話した部分。留学などでの若い人の交流の大切さに言及。

Today, as Your Majesty also mentioned, the multilayered collaboration and exchange between our two countries is accelerating in various areas including politics and diplomacy, the economy, culture and the arts, science and technology as well as education. Our bilateral relations have never been more robust. We can say that we are fortunate to have been given the opportunity to climb even higher on this grand, broad-based mountain, guided by the path trodden by our forebears, with a feeling of gratitude, respect and pride in our hearts. It is my sincere hope that both Japan and the U.K., as friends like no other, will continue to make untiring efforts for true mutual understanding through exchanges of their people, thereby building an enduring relationship based on friendship, goodwill and cooperation.

I would now like to propose a toast to the good health of Your Majesties, to the future development of our bilateral relationship and its contribution to the world, and to the lasting happiness of the people of Japan and the United Kingdom.

 

(チャールズ国王のスピーチ)

Your Majesties,

My wife and I are so delighted to be able to welcome you to Buckingham Palace this evening.  EI-KOKU NI O-KAERI NASAI[Welcome back to Britain].

          * 英国留学していた天皇に、「お帰りなさい」と日本語で温かく迎えて下さったチャールズ国王のこの画面はテレビで流されました。

Your Majesties, ours is a partnership with deep roots.  For over four hundred years, our nations have inspired each other, learning from each other’s experience and enriching our industries, cuisines and cultures with elements borrowed and shared.  Even our hobbies have shared roots; for it was English climbers like Walter Weston in the late nineteenth century, enraptured by the Japanese landscapes they encountered, who helped to introduce recreational mountain climbing in Japan.  This is a passion which so many British and Japanese now have in common - not least, at an individual level, Your Majesty and myself! 

 *日英の交流の話の中で、19世紀後半、日本に3度長期滞在して日本の各地の山に登山家ウォルターウェストンが日本の山などを英国に紹介したことに言及、

At the core of our partnership is a close friendship; one based on a mutual understanding of the importance of international rules and global institutions, forged from the lessons of history, including its darkest years.  Today, as we face a world in which these principles are ever more challenged, our shared values of freedom, democracy and the rule of law are more important than ever.

*両国が暗黒の時代の歴史的な教訓を得ながら学び、友好を深めて来たと振りかえる。

Our partnership is also one that continues to grow and flourish, to put out new shoots and branches.  We share a bond which sets us apart from so many others, being both island nations whose advancement has relied particularly on our ability to adapt and to create new solutions for society through the power of collaboration and innovation.  Indeed, I believe that our people also share an understanding of how tradition and innovation can work together to strengthen each other and the future we work towards. 

 *日英の共通点に島国ということをあげている。

I saw something of this on my first visit to Japan in 1970 when I toured the first Japanese World Expo in OsakaAs a twenty-one-year-old, the innovations I saw left me with a lasting impression of the power of blending the traditions of Eastern and Western civilisations, together with progress in science and technology for the benefit of all.

 *最初のチャールズ国王の訪日は、21歳の時の大坂の万国博覧会の時だったこと。

My four further visits to Japan since then, and my engagements with your people and companies over the years, lead me to believe that the impressive links forged between our economies and our businesses have built on those same ideals.  Over the last fifty years, Japanese investors have made an enormous contribution to the economy of the United Kingdom.  Our country has provided a home where I am proud to say these businesses have thrived, while growing numbers of British businesses have been welcomed into Japan.

*50年、日本が英国に投資をしてくれ、英国企業も日本に進出してきて、互いに繁栄してきたこと。 

Our talented scientists are also working together on research and technology to help address some of the most pressing challenges that face our planet.  The seriousness and urgency of the climate and Nature crises we face cannot be overstated; our generation owes it to those who follow to face it with vigour, determination and creativity.   Against the history of deep traditional respect for Nature in both of our cultures, the private sector has a key role to play.  This is why I am so pleased that both British and Japanese companies are at the forefront of creating practical, bankable initiatives, and British and Japanese researchers, who are working on understanding and protecting the Earth, continue to be honoured through the Blue Planet Prize and the Japan Prize.

 *英国と日本の地球保護の研究者たちが、ブループラネット賞や日本賞をこれからも受賞し続けることを願っているとのコメント。「ブループラネット賞」は旭硝子の財団が主催する国際的な環境賞で、地球環境問題の解決に向けて顕著な貢献をした世界の個人や組織に贈られている。1992年に創設されたようだけれど、知らなかった。「日本賞」も、NHKが主催する教育番組や教養番組の作品を世界各地の放送機関から募集し、その作品の内容や教育性を重視して審査する国際番組コンテストのようだけれど知らなかったです。

In addition, I know that our two countries are collaborating ever more closely to provide for our shared security.  Our Armed Forces are exercising and sharing expertise at great levels, as befits two powers with an enduring commitment to global peace and security.  From energy and the environment, to supply chains and semi-conductors; from cyber security and sustainable food supplies to defence industrial collaboration, our governments are working together to provide a stable world for future generations. 

Supporting all these shared endeavours are the enduring ties between our people that transcend geography – and that does not just mean how much we enjoy tea, and talking about the weather! 

2国が、軍隊でも共に演習し、専門知識を共有する。エネルギーや半導体・・・防衛産業協力にいたるまで協力し合っている。と言っているのには驚いた。

ことによって、武器輸出三原則を日本が緩和して兵器産業に乗り出していく動きを歓迎してのコメント?と嫌な気持ちになった。

 

Your Majesties, I had the enormous privilege of addressing the Diet nearly forty years ago.  During that address, I expressed my deep hope that our countries would exchange more of our cultures and, by doing so, enrich our creativity.  I cannot tell you how encouraged I have been to see the remarkable array of cultural exchange and coproduction between our countries grow ever stronger.  Just today, one hundred and thirty members of the Royal Opera House were on stage in Japan at the Kanagawa Kenmin Hall, led by Sir Antonio Pappano.  And as Studio Ghibli’s animé continue to delight audiences worldwide, with Hayao Miyazaki’s wonderfulThe Boy and the Heron’ scooping an Oscar earlier this year, the house is full at the London Coliseum this evening for a stage production of ‘Spirited Away.

 *40年前に国会で挨拶をしたことがあること。文化交流の例として、まさに今日、神奈川県で、英国のロイヤル・オペラ・ハウスの130人がステージに立ったこと。スタジオジブリの「少年とサギ」が今年初めにアカデミー賞を受賞し、今晩はロンドン・コロシアムで「千と千尋の神隠し」の舞台が満席で上演されている、と言及。

Equally, it has been a pleasure to learn of the British stories behind certain Japanese cultural icons.  Perhaps you would allow me to note one particular individual who turns fifty this year, raised in a London suburb with her twin sister, a self-made entrepreneur worth billions of dollars, and a U.N.I.C.E.F. Children’s Ambassador on top of all that.  So I can only wish a very happy birthday to… Hello Kitty!

 *これはびっくり。ハローキティー生誕50年おめでとうとコメントが国王から飛び出した。確かに日本のサンリオのサイトで紹介されていたっ!!!「本名はキティ・ホワイト。生まれた場所はイギリス ロンドンの郊外。 身長はりんご5個分。体重はりんご3個分。 明るくてやさしい女のコ。クッキーを作ったりピアノを弾くのが大好きで、夢はピアニストか詩人になること。音楽と英語が得意。 好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ。 双子の妹、ミミィとは大のなかよし」と。  

Ever greater numbers of our young people are living, working and studying in world-class institutions in each other’s countries.  We are honoured that so many members of the Imperial Family, including Your Majesties, have chosen to study at British universities.  I know from Your Majesty's fascinating record of your experiences at Oxford – as well as my memories of our time spent together at the opera and fly fishing – that these opportunities to spend time abroad create lifelong friendships and memories.   I am only sorry to report that I haven’t had any better luck with more recent attempts at fishing – the Pokémon phrase “gotta catch ‘em all” may resonate with my grandchildren, but for me it is, perhaps, aspirational..!

*国王自身も理解出来ないといい紹介する孫なら直ぐ分かるポケモンの「みんな捕まえちゃおう」という言葉は、私にも不明。(苦笑)

Your Majesties, in 1613, Tokugawa Ieyasu wrote to my forebear, King James I: “Though separated by ten thousand leagues of clouds and waves, our territories are as it were close to each other”.  Over four hundred years later, that sentiment remains at the heart of our friendship.

And so, it is with a sense of great affection and optimism that I propose a toast to Your Majesties and the Japanese people, and to the next four hundred years of Japanese-British relations.  KAN-PAI! [Cheers!]

*徳川家康が、1613年に英国のジェームズ1世に手紙を送って、互いの近さを伝えたという話から、 これからの400年に向けて、カンパイしましょうと、日本でカンパイ! と国王。

    覚え書き風で、やや滅茶苦茶ですが、こんな挨拶が交わされていたのには、驚きました。

    国王の2国が、軍隊でも共に演習し、専門知識を共有する。エネルギーや半導体・・・防衛産業協力にいたるまで協力し合っているという発言が、1番驚いたところでした。でも、時事通信のココの日本語訳を見ると・・・ここの部分を「二つの大国として、両国は、ハイレベルな軍事演習を行い、専門的知識を共有しています。エネルギー、自然環境から、サプライチェーン、半導体に至るまで、そして、サイバーセキュリティーや持続可能な食糧供給から、防衛と産業界の協働に至るまで、日英両国政府は安定した世界を将来世代に残していくために協力しています」として、Our Armed Forces (私たちの軍隊)の部分を、「両国」と訳していました。でも、軍事演習と、専門的知識の共有、防衛産業協力は訳してあり、私は、そこに危険なニオイが漂っている印象を強く受けました。チャールズ国王のここの部分を、日本の平和を愛する天皇陛下は、どんな風に受け止めたのか、聞いてみたいと思いました。「戦争放棄をした憲法を持つ日本」のイメージが、いかに世界の中で薄れつつあるのか、日本国民は自覚しないといけないと思います。

    

    

    

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5紙比較でみる沖縄の今

2024-06-24 14:51:25 | 日記

 さて、久しぶりに大手新聞5紙の比較をしてみます。なんで、比較しようと思ったか。防衛費をどんどん増大させて、沖縄の南西諸島を中心に軍時強化。台湾有事にそなえ、米韓日で合同練習をする政府の姿を 沖縄慰霊の日の翌日各紙がどのように伝えているか。それで、みんなの読んでいる新聞がいかに違うかを、浮き彫りにできると思ったからです。

 さあ、見てみましょう。

  

    毎日新聞が手に入った時は偶数で写真に撮りやすかったのですが、5紙は1紙分が半端になってしまいます。

  まずは、上の4紙から見ていきましょう。上の1面の写真だけを見ても、明らかに違いが分かりますね。

  日経新聞

  1面には、まったく沖縄の記事はありません。目を凝らしてみると、左上に「沖縄 慰霊の日 戦後79年、平和を誓う」として、社会面に書いてあると示す文字があるのみ。目立つのは「グリーン水素」そして、中面の経済教室にも「原発を水素の供給源に」の大きく掲載があって、何だかなあ・・・私は水素に原発の言葉には不信感のみ。

  さて、社会面を見ると、下のように大きめの記事にはなっていましたが、慰霊の日の式典での平和の誓い、挨拶を右に短冊のように細長~~~く小さく扱い、あとの大半は過去の沖縄戦の惨状を伝える過去の文化財の保全の話だけ

     

     今現在変貌している沖縄の現状については、語られていませんでした。

 

  産経新聞

   1面は、自民党の総裁戦や天皇の訪英の記事で、沖縄の記事がないかと思いましたが、よく見ると、1面の下半分にちいさく記事がありました。(それを切って、下に掲載)

     慰霊の日に平和誓ったという式典の記事です。

    そして、最後に<20面の挨拶要旨>と書いてあったので20面をみると、紙面は確かに大きく使っていますが、式典での首相の挨拶要旨、玉城県知事の平和宣言一部の掲載にほぼ3割を使い、残りは「従軍看護婦すくぶん全う」というタイトルで、「ひめゆり学徒隊」を率いた後、戦後は米軍の仮設病院で看護婦長も勤めフローレンス・ナイチンゲール記章を受賞した看護師さんの過去の話を掲載。

    そして、日経新聞同様、現在変貌している沖縄の現状については、全く触れられていませんでした

  朝日新聞

    1面は、大きく「79年記憶よぎる沖縄 慰霊の日 知事、南西シフト『不安』」として、しっかりと、近年中国の軍拡をにらんで日本の南西シフトが進み、自衛隊駐屯地の新設や新部隊配備が続き、沖縄の玉城知事が追悼式で沖縄県民の強い懸念を述べたことが書かれ、25面には全面を使い私が昨日書いた高校生の平和の詩「ここから」、そして、玉城知事の平和宣言は日本語、うちなーぐち、英語も全文、岸田首相の挨拶も下のように全文掲載されていました。高校生の詩をとても大切にした いい紙面と感じました。

    3面では、「ひと」欄で沖縄で琉球王国の米国からの返還に尽力した女性の話、6面では、「沖縄慰霊の日に思う」として読者の声を前日に続き掲載(写真は省略)。29面では「地上戦の傷跡 今も」の大きなタイトルの下に、礎に祈り「過去からまなばねば 戦地の土も使い辺野古の埋め立てを進めることへ反対している~と伝え、今現在の辺野古の話も含めて沖縄の慰霊が過去の過ぎた話でないことを伝えていました。

25面 29面

紙面をたくさん使って、沖縄で今、何が進められているのか、戦争の足音が響いている危機感を読者に伝えてくれていました。

  東京新聞

   1面は大きく「自衛隊拡張『強い不安』」沖縄戦79年 慰霊の日 朝日新聞よりさらに踏み込んで、沖縄県での自衛隊の拡張の怖さに強い危機感を伝えていました。

   2面、16面、17面、18面でさらに大きく掲載。

   2面では、「防衛力増強『まるで戦前』」沖縄『慰霊の日」県民憂慮として、「抑止力」の強化の名の下に進められている防衛力強化は地域の緊張を高める。来年度に相手国領内を攻撃できる射程を約200キロから一挙に約1000キロに伸ばす地対艦誘導弾の能力向上型の配備は、これを沖縄におけば中国本土が射程圏内となり、反発は必至。有事に自衛隊などの使用を想定した「特定利用空港・港湾」に那覇空港と石垣港が含まれ、県の担当者は「相手国から標的になる怖れがある」と危機感を示す。有事の住民避難計画では、先島諸島の住民約12万人を九州や山口に待避させる想定も進めているという。

   朝日新聞以上に、現実に進んでしまっている政府が進める無茶苦茶な防衛力の実態が分かり易く説明されていました。

   

   具体的に地図もいれて、何が沖縄の島々で進められているかをしっかり伝えているのは、この東京新聞だけでしたので、この記事を高く評価したいと思いました。知らなかった方は、是非拡大して、しっかり読んでみてほしいです。

  さらに、16面、17面、18面を見ていくと、

  下の左17面 右16面 「もう戦場にさせない」「その名を記憶を青空に響かせ」と学生から戦争体験者まで様々な沖縄の人の思いが伝えられています。大きくて割愛してしまいましたが、この右の16面の下には、岸田首相と玉城知事の挨拶が全文掲載されていました(ただし、玉城知事の英語は訳文のみ*昨日英文をこのブログのココに掲載)

  

   そして、18面には「集団自決息絶えた母」の話と、昨日私がここ打たれた高校生の平和の詩が全文掲載されていました。

  

  この圧倒的に紙面をさいて掲載した朝日新聞と東京新聞の沖縄慰霊の日の記事を読んだあと、さて、日本人に1番購読されているという読売新聞を登場させると、その貧弱さに圧倒されることでしょう。

  読売新聞 

  

  1面の真ん中下に「沖縄戦79年誓う」と見えている記事を、全部読めるように下に出してみました。

  読売新聞で、沖縄を扱った記事は、この1面の細長い式典の岸田首相と玉城知事の言葉を引用しての説明。その他には、8面に、岸田首相挨拶と玉城知事平和宣言、高校生の平和の詩の全文掲載に稲嶺元沖縄知事の小さめの回顧記事。そして、社会面に載った下の「殺し合いもう二度と沖縄慰霊の日」に沖縄の悲惨な戦争体験と、高校生の平和の詩の説明、それだけでした。

  読売新聞では、日経、産経と同様に、現在変貌している沖縄の現状については、全く触れられていませんでした。

   

 

   朝日新聞、東京新聞は、沖縄慰霊の日に当たって、日本全国の人が知らなければならないのは、沖縄の過去の話だけではない。現在の沖縄の基地機能が格段に強化され、「戦争前のようだ」という状況こそ、読者に伝えなくては!と、国民の立場にたった記事を書いてくれています。

   それに比べて、日経新聞は、ビジネス紙だからと沖縄のことへの扱いは1番小さい。

   産経新聞読売新聞は、どちらも沖縄の過去の事には触れてはいるが、現在どのように変化しているかは、知らせる必要がないと考えている新聞のようで・・・現状の問題については、玉城知事が平和宣言の中で県民の不安を述べていたとの説明を引用するに留めています。しかも、どちらも〆は岸田首相の言葉でした。

産経新聞では、岸田首相は「政府として重く受け止め、(沖縄の)負担の軽減に全力を尽くしていく」と述べた。

読売新聞に至っては「戦争の惨禍を二度と繰り返さないという決意の下、誰もが心豊かに暮らせる世の中を実現する」と誓った。米軍基地の集中による負担の軽減に向け、西普天間住宅地区の返還跡地に来春、健康医療拠点ができることを踏まえ、「成果を着実に積み上げる」と強調した。

   これでは、沖縄県民が今の状況を「まるで戦争前」と感じていることなど、読者に全然伝わりませんね。日本の米軍基地の大半を担っている沖縄が今、大変な負担をさらに抱えさせられることに不安や怖さを感じているというのに。それを伝える気持ちがない新聞だということです。沖縄のことは遠い他の国のことではなく、私たち日本全体の問題なのに。

   昨日ブログに書いたように、空襲が沖縄、長崎、広島、東京だけでなく、全国に広がっている話、実は千葉空襲もそうですが、軍都と言われる軍関係の施設があるところが、空襲にあっています。わが家のそばにも、今、自衛隊の基地があります。沖縄の話は、日本の私たちの問題です。

   先の戦争では、原爆を2回落とされるまで戦争を止めることができなかった日本。

   ウクライナもガザをみても痛いほど分かります。戦争は、そもそも始めてはいけない。始まらないように、脅しあいをやめ、軍縮へと向かわないといけないのです。一度はじまったら、戦争は大きな犠牲を両方に与え尽くすまで、止まらない。

   だから、外交をさらに強め、戦争を始めないことにこそ、力を注ぐべきなのです。簡単に「抑止力神話」に従って、武器を持ち合って脅しあえば、いきつく先は戦争しかありません。笑っているのは、武器を売る商人たちとそれにつるんだ政治家たち。犠牲になるのは、いつも国民、私たちです。

   日本が米国のいうままに武器の大人買いをさせられ、米国の防衛の最前線に立てられて「戦争が始まったら、最初の標的、防波堤」になる道を選んでいること、気づいていますか? もし、平和な生活をこれからも送りたいと思っているならば、是非、毎日読む新聞には注意して下さい!!!

   図書館ならいっぱい新聞が揃っているはずです。買わなくてもいいので、他の新聞と大事な時には是非比較して読んでみて下さい。

   そして、みんなが平和な生活を送り続けるためには、必要な情報をきちんと与えてくれる新聞を選んで読むようにしてください。

 

*毎日新聞は、今回も入手できませんでしたが、ネットで検索すると、

沖縄には1972年の日本復帰から52年が経過した今も、面積比で全国の米軍専用施設の7割が集中する。さらに、政府は近年、安全保障環境の悪化を理由に、陸上自衛隊の拠点開設や部隊の増強を進める。今後は那覇市を拠点とする陸自第15旅団を2027年度までに「師団」に増強する他、台湾に最も近い与那国島の陸自駐屯地にもミサイル部隊の配備を計画している

 など、しっかり書いていて、朝日新聞や東京新聞と同じに評価していいと思います。

 ただ、私自身は現在朝日と東京新聞を両方とも読んでいて、どちらかというと、値段も他の新聞より安く読者にやさしい上に、歯に衣着せぬ真っ直ぐな主張を伝えてくれる東京新聞をイチオシしています。坂本龍一さんも推していた東京新聞、あなたも読んでみて下さい。

 

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沖縄慰霊の日に、全国にあった空襲にも気づく

2024-06-23 16:13:55 | 日記
  今日6月23日は、79年前の沖縄戦の犠牲者を悼む「沖縄慰霊の日」です。「沖縄全戦没者追悼式」では、平和の詩」を朗読した沖縄県立宮古高校3年の仲間友佑さん(18)の「これから」という詩が素晴らしかったです。

  世界の現状への「怒り」で書き始めた詩ということですが、879点の中から選ばれたという理由が、映像で朗読の姿をみると納得で、こころから共感しました。 日本テレビのココで生映像の(式典1時間強の中の41分のところから)見られました。

  詩の全文は、様々なネットニュースに全文が掲載されていた。動画も配信していた、日本テレビのココでも読める。

  この詩の朗読の前の玉城デニー沖縄県知事の挨拶は、日本語、沖縄言葉、英語で伝えられたのが良かった。

  前述の日本テレビのココで生映像の(式典1時間強の中の31分のところから)見られました。これについては、琉球新報のネット版のココで全文と、下記の英語の翻訳も含めて掲載されていました。

 We strive to make Okinawa an island we and our ancestors are proud of.
We have a history of trust that has been established through exchanges with our neighboring countries.
We bear hearts that cherish peace.
We carry on the spirit of accepting diverse values.
We, the people of Okinawa, shall together aim to be the bridge to world peace for all time.

  いま、沖縄でまるで戦争準備が始められているように基地が拡大され、「有事」という言葉が聞こえてきています。

  ところで、私は先日「ピースフェア2024 in ちば」という千葉空襲の慰霊イベントを見に行きました。父方の私が会ったことのない祖父母が終戦時に住んでいた可能性があるところであった空襲。空襲で亡くなったのではないようですが、祖父は千葉空襲のあった1945年暮れに祖母は翌年早くに亡くなっているので被災が影響したと思えてなりません。父からは、祖父が今の千葉駅そばで医者を最後は開業していたこと位しか聞いていませんが、もっと聞いておけばよかった・・・。

ココから過去のこのイベントなどもご覧になれますので、千葉までは行けないという方も、是非ご覧ください。  

  広島・長崎の原爆、東京大空襲については知っていたが、地方に起こった空襲については、迂闊にも聞いたことがなかった。だが、今回調べて、総務省のココをみれば、全国の戦災状況が読めることがわかりました。あなたの地域の戦災の様子も、知ることができるはずです。

国内各都市の戦災の状況

 千葉県では、下記のように千葉市、市川市、船橋市、松戸市に空襲画あったようでした。

  あなたの地域ではどうだったか、是非調べてみて下さい。沖縄、長崎、広島、東京だけでなく北は北海道まで空襲があったことがわかります。戦争が起こると、標的は日本全国になること、しっかり学んで戦争への道を日本が歩まないように、一人一人が真剣に平和について考えなくてはいけない時代にいまいることを、しっかり認識して下さい。

  核弾頭を用意して待っているような原発を温存するような人たちに、東京都知事選でも投票しないようにしてくださいね。

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資金集めパーティー続行・無反省自民党議員

2024-06-17 19:43:51 | 日記

  朝日新聞の朝刊に、自民党議員の呆れた記事が載っていた。

  

     しかも、その一人は桜田議員。桜田氏といえば、五輪大臣に選ばれた時の国会答弁の迷走ぶりで有名(ココでしっかり復習できます)。最後は「東京オリンピックは来年で、世界中の人が日本に来る。東日本大震災ということで、岩手県にも世界中の人が行くと思うので、おもてなしの心を持って復興に協力していただければありがたい。そして、復興以上に大事なのが高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします」と述べ、五輪大臣を辞任した。その後の選挙で、小選挙区では 立憲新顔に5万票超の差をつけられた落選したものの、こんなお粗末な国会答弁をした議員でも公認して比例区で当選。議員を続けていたというだけでも驚き。自民党は、誰でも人数そろえるために人を選ばないのだ。

     それは、統一教会問題でも今回の裏金問題でも処分の甘さをみれば明白。

     こんな人がどうして大臣?という人材不足の呆れる大臣たちの様子は、このブログのココをクリックして法の要の法務大臣が、いかに軽視された選び方をされているかで復習してほしい。

     例えば就任3ヶ月で 「法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職」と発言した葉梨氏は、統一教会問題でも「旧統一教会問題に抱きつかれてしまい、解決に取り組まなければならず、私の顔もいくらかテレビに出るようになった」と発言したり、トンデモなさは桜田氏と同様(ココから)。 

    森まさこ氏の答弁とかもココで思い出してほしいが、例を挙げ始めると切りがないほど、呆れた人たちがいる。しかも、呆れた発言や行為があった人も現職議員が続けられる摩訶不思議。自民党も悪いが、だれが彼らに票をいれ続けているのかも疑問だ。はて????

    総選挙前に一覧表を作って、それぞれの議員の過去の業績、失態も含め、分かるサイトが必要だと思う。

    さて、そんな桜田氏と林氏が、臆面もなく桜田氏は今月18日にパーティーを開くという。さらに、林氏は党役職停止処分を4月にもらったばかりなのに、同28日に政治資金パーティーを開くという。まあ、最初の記事を読んでみてください、出る側も戸惑いを隠せないらしい。

    そして、これが、自民党の中の例外でないことは、国会の歯切れの悪い首相の答弁からわかるだろう。

    下の稲田氏の記事からも漏れ聞こえてくる。

 

    稲田氏も、パーティーは必須で、政治家であるためには国民が税金で払う政党助成金では足りなくて、5万円では何回もパーティーをしなくちゃ行けなくて手間が大変との見解のようで、お金のかからない選挙のために政党助成金を出している意味を是非自民党には問いただしたい。

    ところで、私は共産党支持者ではない無党派ですが、共産党が未だに下記の理由から政党助成金すら受け取っていない話はご存知ですか?その理由を党のサイトのココで、下のように説明しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1、国民には政党を支持する自由も、支持しない自由もあります。政党助成金とは、国民の税金の「山分け」ですから、支持していない政党にも献金することを事実上強制する、「思想及び信条の自由」をふみにじる憲法違反の制度だからです。

2、政党の政治資金は、国民とのむすびつきを通じて、自主的につくるべきものです。税金からの分けどりは、この本来のあり方に根本的に反し、政党の堕落と国民無視の政治を助長する制度だからです。

「政党助成金も企業・団体献金も受け取らない党だから信頼できる」という声は、国民の中に広くあり、有権者の個人献金を基本とする日本共産党の財政活動は、国民の日本共産党への信頼の大きな源泉となっています。 一部に「うけとって有効に使えば?」との意見もありますが、憲法違反のお金を受けとること自体が、国民への背信行為になります。また、制度の廃止をめざす世論の結集にも逆行することになると、私たちは考えています。 有権者一人一人が個人献金によって政治活動を支えるという、あたりまえの姿を実現してこそ、政治が本当に国民のものになるのではないでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  上の説明の最後、「有権者一人一人が個人献金によって政治活動を支えるという、あたりまえの姿を実現してこそ、政治が本当に国民のものになる」と言っているのは、私の尊敬する市川房枝さんの選挙を思い出させてくれました。

  ガーシー元議員のようなのも困りますが、ネット発信や、様々な活動実績で信頼を勝ち得ている~などで議員がお金をかけずに選ばれる時代になればいいと思います。

  自民党の人たちが、(事務所や選挙資金にお金がいるという考え)そのものが糺されないといけない。統一教会との癒着にしても、自民党の人たちの秘書とのトラブルの多さから、選挙を手伝ってくれる人もいないような人材が自民党には多いのではないか?と思われても仕方なさそうだ。

    議員が、金とコネで選ばれる時代に決別しないといけません。

    なりたいという人でなく、本当になってほしいと思える人を国民が支える政治にしないと!!!

    

    

   

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続)戦争をしない日本を選ぶ! 「命どう宝」を貫く

2024-06-11 10:08:02 | 日記

  先日、6月2日のこのブログで、戦争をしない日本を選ぶ! 「命どう宝」を貫くの記事を書いた。その時に、お知らせしておいた

  日時:6月9日(日)午後1時開演(予定) 会場:日本教育会館8階 第一会議室 集会名称:「辺野古新基地建設の即時中止、断念を! 報告集会」 講演:特別ゲスト 池澤夏樹(小説家 詩人) 沖縄現地報告:伊波洋一(参議院議員) 発言:田中優子(法政大学名誉教授・前総長) 発言:安次冨浩(名護・ヘリ基地建設反対協議会顧問) 司会:上原公子(元国立市長)

  の集会をyoutubeで見たが、どなたかご覧になりましたか? 見逃した方も、今もそのまま見られると分かった。

  沖縄の生の声や、池澤夏樹さんの沖縄に実際行って一緒に沖縄の人たちの辺野古新基地建設中止の活動に参加した話、現在沖縄県では県議会選挙中との話が聞け、さらに、私としては、法政大名誉教授の田中優子さんの話が印象に残った。

  今からでも、いつまでか分かりませんが見られそうなので、ココから見て下さい。(田中優子さんの話は、2時25分位から)。

  田中優子さんの話の中核は、下のチラシにある田中さんも参加している集会で講演をした三上智恵監督の紹介が主だった。

  三上さんのファンなので、実はその田中優子さんの話より直接、三上さんの下の集会での講演もきけると分かったので、そちらをココをクリックしてみるのもアリだ。三上さんの沖縄の話を聞いて、いかに「先制攻撃能力」を日本が沖縄で着々と配備を進めているのか、日本がいかに軍拡を進め戦争をする国へと変貌しようとする危険地点に到達しようとしているのか。ビンビン伝わってきます。百聞は一見にしかず。

  三上さん自身が、自己紹介も動画の中でしているので、動画を見て下さる方はそちらで確認できるが、最近は「戦雲」という映画をリリースした映画監督でジャーナリストの三上さん。仕事のスタートは、1987年大阪の毎日放送 (MBS) に入社ですが、その後1995年の琉球朝日放送の設立とともに同局へ移籍。その後、長年にわたりローカルニュースのキャスターを担当。沖縄県のの歴史・社会問題をテーマにドキュメンタリーの取材や制作にも携わり、本土出身者ながら、沖縄にずっと住み、もうすっかり沖縄の立場に立って自身も語る沖縄の代弁者だ。その話は沖縄国際大学大学院修士課程にも行き、取材で現地の隅々を知り、県民の方以上といえます。

  なにしろ、沖縄のドキュメンタリー映画ももう、「戦雲ーいくさふむ」が5本目。放送ウーマン賞2010を受賞しており、元同僚との共同監督作品『沖縄スパイ戦史』は文化庁映画賞優秀賞、2020年に『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社新書)では、第7回城山三郎賞受賞している方です。

 

      

    三上智恵さんの映画のタイトル通り、米軍とともに軍拡を進める日本は、沖縄のみならず、本土や各地にちらばる原発も標的になる「標的の島」になる危険に溢れている!!! 6月9日の集会全体を貫いた、「沖縄は他人ごとでない。私たち日本全体のこと」ということを忘れずに是非ひとりでも多くの方に、この日本の平和がどの位軍拡で他国を刺激する危険な状態になっているのか、知って気づいて、国民全体に周知していってほしいです。

    いま、香港、ミャンマー、ウクライナ、ガザ、台湾、多くの戦後世代の人も戦争の実相に気づきはじめているでしょう。戦争は、一旦始まると終わるのが難しく破壊し尽くさないと終われない。戦争は始める前に備えることより、始めないことが大切なのです。

    日本が戦争にならないためには、まず43兆円の軍拡に賛成した議員すべてを国会から外し、まともに平和を希求する議員を国会に送るしかありません。抑止力だ、先制攻撃能力だといっている人たちは、そもそも、教育勅語だっていいところがあるといい、旧統一教会との関係が明らかになっても処分もせずに誤魔化す国民を甘く見た人たち。裏金問題も国民が納得できる説明も法改正もしない国民舐めきった人たち。

    「他の党よりよさそうだから」と支持した結果がこれ。「他の党」がいなければやりたい放題で暴走したはず。自浄能力ゼロの人たち。

    下の麻生氏の発言を、よく読んで下さい。戦争をすることの怖さ、痛みを微塵も感じない政治家。この人が重鎮で居座り続ける政権に軍事予算を拡大させた先は、平和な日本などない。怖すぎます!!!武器の先に血の通う人間がまったく想像できていない。自分の国にミサイルが飛んでくる恐怖の想像力も感じられない。(イスラエルのネタニヤフもロシアのプーチンもこんな感じなのだろう・・・)

    今年1月の訪米中の自民党麻生太郎副総裁は現地時間の10日、米ワシントンで記者団に対し、米ワシントンで記者団に対し、「(台湾海峡有事は)日本の存立危機事態だと日本政府が判断をする可能性が極めて大きい」と述べ、日本は中国の台湾侵攻時に集団的自衛権を発動する可能性が高いという考えを示した。麻生氏はこれに先立つ講演でも、中国の台湾侵攻を防ぐために国際的な抑止力を高める必要があると訴えた。

    存立危機事態は、米国などを念頭に「日本と密接な関係国」に武力攻撃が発生したことで、「日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」を指し、日本の武力行使が可能となる。(ココより)

 

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去年と1日違いで梅ジャム作り

2024-06-09 20:17:08 | 日記

    庭の植物がどんどん元気を増して、ザクロの花が咲いて、膨らんで実になりはじめた。今年は花がたくさん咲いたので、どのくらいちゃんとした実になるのか。ちょっと楽しみだ。

  

イチジクも今年は豊作のよう。小さい実にしかならなかったが、とても甘くて美味しいイチジクを去年は食べられた。

   

     摘果することはせず、小さくてもいいので、甘いイチジクを今年も食べたいな。そして、一昨日、黄色くなっているのをみつけて、梅を収穫した。

    

    今年は、手の届かないようなところの枝には実がならず、簡単に収穫が終わってしまったが、1粒1粒が大きめだった。さあ、去年梅ジャムが美味しかったな~と思いだし、スマホで検索。すると、採った梅を冷凍してからジャムにすると下ごしらえが楽。というのがあって、今年は冷凍してみることに。

    そして、ふと、偶然メールに1年前のブログが送ってきたら、なんと去年の6月9日のブログが「梅の実でジャムを作りました」というものだった! でも、もう冷凍してしまっていたので、今回はそのまま「梅を冷凍すれば30分で完成!とろ〜り美味しい」というニチレイ提供のレシピで作ってみた。

   

     あれっ、去年の写真と比べたら、今年は確かにもとの梅も少なかったような気もするが、今年は1瓶しか作れなかった。でも、確かに約30分で作れた。水をほとんど入れずに、砂糖と梅の実からでた水分で作っているので、味がこちらの方が濃いだろうか。アクをすくうのも簡単ではあったけど・・・。

     今日は、曇りでお月様は見られなかった。これからも、晴れてきそうにもない。残念でした。

     でも、庭で果物が成長をしていく様を眺めて、食べる楽しみもあるのは、なんとも贅沢な気分。

     今日も1日を無事に過ごせたことに感謝して。明日もいい1日になりますように。

 

     

     

       

    

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