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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン242

2025-04-11 00:08:47 | ピアノ

    さあ、今回は、レッスン前には予定を極力いれずに、午前中に練習をしてからレッスンへ行きました。

    練習した曲は、前回と同じ2曲。”After the Rain” と"Into the Light"のみ。

  ”After the Rain”はもう4回目。アドリブ部分を抜かして弾いていたのを、前回のレッスンで先生がアドリブ模範演奏をして下さったので、今回は、アドリブも含めて最初から最後まで弾いてみました。私の楽譜では3枚の先生のコード譜が6枚になってしまい、一辺には開けない長い楽譜になってしまいました。さてさて、4回目でも、音に迷ったり、ダルセーニョでどこに戻るか迷ったり、最後まで辿りつくと、私もヘロヘロ、先生も「あちこち問題があるので、ひとつひとついきましょうか」との感想。

  前回、イントロ1は、まあ問題ないけれど、と言っていただいたイントロ1も怪しいところがあったようで、最初から弾き直し。

  イントロ1は、「今は大丈夫だったみたいです」と言っていただけて、次のイントロ2へ。これは、前回「ター、タタ、ツタ、ター」というところは、最初と最後がアンダーラインしたのが四分音符なのに、チャンとの伸ばしてないだけでなく最後の音は、下手をするとスラーみたいになって音さえ落ちていますよ」と指摘をうけて、「!」。今回は丁寧に気を付けて、弾いたので、そこはOKに。

  そして、今回はあらたに、2段目の3節目のカウントが「休符が8分休符なのに長くなっていましたよ」とのことで、やり直し。

  Dは、「本当はボサノバ風に左をちゃんといれたいところだけれど・・・」と先生。「ゆっくりやると、入れられるのですが、速く弾くと滅茶苦茶になってしまうので・・・弾き慣れしていかないとですね」(嘆)と私。 「これは、ピアノだけで弾くのは、みんなでパートをベースとか、ドラムとで分け合って演奏していた曲だから、とても大変ですよね」と慰めの言葉を加える先生。その後も、「あっ、また短かったぁ」と言われること多数(嘆)。

  Eは、スラーの部分が右手は長く、「そこの楽譜でみると全部ここスラーにしているので、鳴らさないでください」とのこと。右はスラーなので抑えて動かさない分、左で音をいれていくのですが、何回かやり直し。やっと曲のイメージに近づくことができました。スラーに先生がしている意味をしっかり感じて、カウントは心の中ですることに。

  それから曲全体について、メロディーを意識した弾き方になってなくて、ペダルを使わずに譜を間違えずに弾くことに専念していたら、先生から「ペダルを使っていないけれど、やはり、使って音が濁るのは困るけれど、使うところは使ってメロディーが途切れないようにしましょう」とのご指摘が・・・。 (そういえば、私は電子ピアノで弾いているのですが、最近、小さい音で弾いていると、ペダルが何だかうまく響かず、ペダルなしで弾く癖が残ってしまっていたようです。どうにかしないと~。電子ピアノは壊れないと思うので、どこかで設定を調整市間違えたのかと工夫してみないと・・・。それとも壊れている?)。

  先生には、「今回は、譜を最後まで完成させて、間違えないで弾くのに一生懸命で、確かに演奏するという意識には全然届いてなくて、次に弾き慣れしてくるようにします」と、お返事しました。

  そして、今回1番時間をかけたアドリブをする部分にやっと到達。楽譜としては頑張ってつくったもの、弾くとなかなかスムーズにはまだ弾けず。音を外したり、立ち止まったり、できはひどいものでしたが、「音の選択に間違いはなかったようですよ」と言っていただけて、思わず調子にのってしまい・・・「今回、このアドリブのところを譜起こししながら、どういう音を選んで行くかが少し分かって来たような気がしてきました」なんて、言ってしまいました。これは、でも、半分ほんとで、半分は大嘘でした(苦笑)。

  かくして、もうかなり時間を取られてしまったので、次の”Into the Light"の曲へ。

  この曲をタイトルに、先生の同名のCDのためにアップした動画がyoutubeにあるので、どんな曲か興味のあるかたは、ココからどうぞ聞いてみて下さい。1番最初先生が弾いている曲です。きっと聞けば私が苦労して弾いているというのがすぐ理解していただけると思います。

  どこが難しいといって、4/4拍子から3/4拍子になり、6/8にと拍子は変わるというのが、CDとか先生が演奏しているのを聞くと、いかにも気持ちよく流れているので気づけないかもしれませんが、実に至難なのです。

  今回、まず指摘を受けたのがイントロ3の最初の頻出の速い指回しを要求される部分。いわゆる、この曲の肝。

  「ゆっくり弾いてみて下さい」と言われて弾くとOKなのですが、速くしていくと、「2番目のタイの時に音が短くなって違ってしまっている」とのこと。速いスピードで弾かないと曲のイメージにならないので、速く弾きたい気持ちに押されて音を抜かしてしまう癖が付いてしまったようです。う~~~~~。修正に苦労しそうです。

  Aのところでは、B♭とB♭m7のところの違いは、D♭の音になるけれど、その違いをどこで出すかという時に(小節の頭のFの音にD♮を合わせるか、D♭を合わせるかで違いを出すのでいいかですか?)と確認。先生が、そういう微妙な音で、この前気づいたBm7♭5にしたところ同様に、音の変化をいれている先生の曲の面白さを再確認しました。

  そして、当然のように、難所の4/4拍子から3/4拍子にかわる「C」のところで、3拍子になってないとのご指摘。想定内(嘆)。繰り返し、弾いていくと、その部分では弾けても、前からすんなり繋がっていかない。う~~~う~~~。宿題。

  その後の、3/4拍子から6/8にと拍子がかわるDはどうにか乗り越え・・・アドリブの「F」と「G」の部分は、Fは、DmとB♭の繰り返しなので、音選びの原則の確認で留めて、GのFから次のステップへのつなぎになる2段8小節の音の確認をして、あとは、宿題。

  そして、今日の1番の課題、Gのあとの「ダルセーニョでCに戻るまでの3段にわたるフレーズ」へ。ここが、付点2分音符でCと似ているように単純な音しか書いてない譜となっていて、「どう弾いていいものか、私にはまってくお手上げでした!」と伝えると。「これ、見た目はCに似ていますが、絶対Cと同じに弾いちゃダメなんです。全然、違いますから」と、きっぱり。「違うものですから」、ということで、Cとは違って「こう弾くといいです」と模範演奏を弾いてみて下さいました。分かり易い!

  この”Into the Light"という曲は、イントロの後、ABCDEFGHH'とあるのですが、ボサノバ風という先生には珍しい音の取り方があるだけでなく、早回し風のところ、ゆっくりのところ、拍子が3種類をいったりきたりが、とても面白く、弾いていて下手でも、何だか愉快になって、心が浮き立ちました。

  さらに、アドリブのDmとB♭の繰り返しのところが、CDでは何回もたたみかけるようになっていて、譜にはただ「Xtime」と上に書いてあるだけですが、10数回繰り返しているでしょうか? ともかく、単純なコードなのに、どんどん音が変化し、他の楽器と絡み合い、どこまでも続いて、いつまでも終わらないような感じで盛り上がって、やがて終曲に流れていくのが、ジャズの魅力を伝えてくれました。

  とても私には真似できませんが、この2つのコードだけで、魔法にかかったように音楽はどこまでも広げられてしまうという驚き。コードの不思議な力を知ることができたのが、大きな収穫でした。ジャズって、面白い。やっぱり、音楽って楽しいです。

  ところで、今気づくと、渡辺かづきTrio  CD「Into the Light」レコーディングセッションより というyoutubeをみると、もう少し先ほどご紹介したCDの部分より長く原曲が聴けて、しかも、レコーディングの様子も見れて面白いかもです。

  次のレッスンも、この2曲を楽しみ続けるか、さすがにこれ以上うまく弾けそうにないので、しばらく、またスローバラードとか、練習曲に戻るか。思案のしどころです。

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