いつもは2週間ごとにだいたいレッスンをしている私ですが、家庭の事情でキャンセルをして前回の11月25日からほぼ1カ月ぶりのレッスンでした。しかも、あまり練習することができず・・・。
最初は、まず練習用の、「オスカー・ピーターソンのジャズハノン」から。PIECE No.9から。
楽譜に忠実に弾くと訳が分からないので、跳ねた感じに統一して弾いてしまいました。
結構面白い感じの音に弾けました。「それで、いいんじゃないですか」ということでOKに。
次は、2回目となる”
亡き王女のパヴェーヌ”。前回間違いもないようだったので、アドリブをいれての挑戦。
繰り返しをどう入れるか、繰り返した時にオクターブ上がったり下がったりのところをどう弾くかをしっかり確認しておらず、最後の土壇場の今日の出かける前に確認して数回弾いて修正しての挑戦だったので、やや不安なところもありましたが・・・「まあ、1回目にしてはよく弾けてるんじゃないですか」と先生。
「あのぉ~、先生、これ2回目です(笑)」
「そうだったっけ。じゃあ、いいんじゃないですか」
と、あっさり卒業。先生は、自分のオリジナル曲でないと、こだわりが少ないようです。
あっという間に、問題の曲を弾く番になってしまいました。
先生が<♪・・♪>の4つ目の音を私がうまく弾けず、16ビートが至難だとみてとって、なんといっそ4つ目の音を諦めて、そのかわり1テンポ早くでるドの出だしはしっかり間違えないことを優先する苦渋の決断をした ”Chant of Soil" です。
いや、そうは言っても弾けるのではとちょっと今日も最初何回か先生に聞いて頂きましたが・・・
大きく首をかしげたまま「やっぱり違ってるし不安定ですから、4つ目の音はやめましょう」ということで、16ビートを放棄しての演奏。
そこは間違えなく簡単になったので弾けたものの、他も結構怪しげになってしまい、おやおや~~~~。
「すいません。滅茶苦茶でしたぁ~」
「最後の所がおかしくなっているのは・・・」
「気づいてました。ここですよね」
「気づいていたならいいや」という先生。
気づいていても、ちゃんと弾けなければ・・・と再度そこだけ弾き直し、まだ怪しげながらもどうにかOKに。
何か、こんな風に右肩上がりにうまく弾けるようになるどころか、だんだん右肩下がりになってメロメロになってしまう曲があるんですよね(泣)
「また、いつか弾けるようになってきたら、戻ってきます。あの”To <K> in wonderland"みたいに・・・」
「なんか、深みにどんどんはまっちゃった感じですね」と先生も苦笑して同意。
「じゃあ、新しい曲をお願いします!!!」
さあ、ここからが又 大変です。
私がこの曲はどうですか?とお尋ねした曲はどれも、「それは、今のに似てリズムが難しい」「これは、トリオとかピアノだけじゃない曲だから弾きづらい」となかなか決まりません。
「結局、難しい曲が残っているからね」
(結局、難しい曲が残るところまでやってきたけれど、難しい曲が弾ける技量にはまだ至れなかった)という残念な状態のようです<泣>
「魚のDVDの譜はないんですか?」(魚のDVDとは、先生が曲をつけているDVD[エンドレス・ブルー」のことです。世界の魚たちの映像に先生が音楽をつけているのですが、これまたとても印象的ないい音楽なんです)
「それは楽譜もあるんだけど、ずっと弾いてないし楽譜もそうちゃんと書いてないんじゃないかな・・・」
といいつつも、楽譜が出てきました。
(う~~~ん)と言いつつ楽譜を眺めていた先生が、「結構、書いてあるかもしれない。2つあるんですよね」と立ち上がり、
楽譜を譜面台に置くと、2つとも思い出しながら弾いてくださいました。孫たちが遊びに来た時に、魚たちの様子も面白く何回も一緒に見たあのDVDのまさに音楽。2つ目の楽譜の方はまさにその印象的なメインテーマの方の楽譜でした。
どちらにしても、先生に目の前で弾いてもらうと、これまで聞いたのとは印象が違う低音の和音が響きあうような素敵な曲でした。
「低音部の印象的な曲ですね。低音の和音がいいですね」と印象を伝えると
「これはたぶん弦楽にテーマを弾いてもらうつもりだったから低いんですよね。DVDでも弦楽がテーマ弾いてなかったですか?」と先生。
「?」そういうつもりで聞いてなかったので、よく楽器までは覚えていません。
「弦楽に弾いてもらうつもりだったから、右手のテーマが低いソに来ていて、左の音もいつもだと弾かないように低い音になっているから印象が違うんだと思う」とのこと。
「なんか、新鮮な音でしたね」
「確かに・・・」
「じゃあ、この後の方の曲にしましょう」とコピーを頂きました。
思いがけなく、弾きやすい先生の名曲がゲットできて、なんともうれしい気分でレッスン終了。
孫と何回も聞いていたせいか、帰宅してコードに合わせて弾くと、結構それなりにDVDの音が再現できました。
やったね。
次のレッスンは先生がソロピアノライブを来年1月12日(木)に東京倶楽部・目黒店で即興演奏を交えてすることになり、その後ということになったので、また3週間以上空きそうなので、ゆっくり楽しんで弾くことにします。
最近我が家はいろいろな災いが続けざまに襲ってきて心がめげてきていましたが、これで元気をもらいました。
頂いた曲の題名は「モントレ」となっていました。
エネルギーをこの音楽でチャージしま~す!
先生、ありがとうございました。
*今回の新曲は、youtube にもどこにもアップされていないので、どんな曲か知りたい方は、すみません「エンドレスブルー」をお買い求めくださいませ。
さて、せっかくですので、渡辺かづき先生の新春ソロ・ライブの情報をお伝えします。
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新春ソロピアノライブ、急遽決定しました!
1/12(木)東京俱楽部目黒店にて、新春ソロピアノライブ「Present Moment&Dedications 2017」をやらせていただくことになりました!
今回のライブでは、1st Setで2000年リリースのCD「Present Moment」から、そして2nd Setでは2004年リリースのCD「Dedications」から、それぞれ全曲を演奏します。
両CDとも、収録曲の約半分は即興演奏ですが、今回はそれぞれのモチーフのみを使って、あとは2017年ヴァージョンの新たな即興を展開する予定です!
トリオの「動」とはまた一味違った、「静」なるソロピアノの世界!
皆様のご来場、お待ちしています。
*なお、2017年5月には、千葉県柏市でも同内容のライブを開催予定ですので、こちらも宜しくお願いします。
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渡辺かづきSolo Piano 「Present Moment & Dedications 2017」
1/12(木)東京倶楽部目黒店
http://www.tokyo-club.com/meguro/about/
03-6417-0166
Open 18:30 / 1st 19:30~20:30 / 2nd 21:30~22:30
Charge ¥3.000(+Tax)+ドリンク
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即興演奏も聞けるドキドキのライブ。楽しみです!