満月を過ぎて、月の出がだんだん遅くなっています。昨夜の月の出は19:56。まあ、ほぼ8時だったので、9時過ぎからお月様が出ているか時々外を気にして見ていたのですが、空はびっしり雲?
「今日はだめなのかなぁ~」と諦めかけつつ、いつもの夜更かし。お風呂にのんびり入った後にベランダに出ると・・・
「ここにいるよ」とお月様が雲の奥から何と声をかけてきました。昨夜は存在すら感じられないと諦めかかっていたので、ちょっと神がかりのような? 昔の世なら「月をよぶ魔性の女」になれたかなっ???なんて思えるほど。月の声と存在を感じた時に、月と心が通じ合ってしまっているような感じがして、びっくりしちゃいました(笑)
「そこまで出てきてくれたのなら、もう少しでてきてくれるわよね」と声をかけると・・・
<2018年8月30日1:23>
カメラの夜景モードでどうにか捉えた月の輪郭。「右が雲に隠されている。もうひと息なのだけれど~」
私のもうひと息の声に、お月様がもうひと頑張りしてくれたのが、上の写真です。残念ながら、ピンボケでしたね。それでも、昨夜の月の全体像がしっかり捉えさせてもらえました。「お月様ありがとう!私も寝るね。おやすみなさい」月も、雲をかき分けるのに疲れたのか、どんどん奥に行ってしまったので、私も寝ることにしました。
ところで、昨日は、私は仕事前に今年の夏の最後のチャンスで大平貴之さんのプラネタリウムを見てきました。これは、大平さんと千葉県立現代産業科学館がタイアップして毎年この館のために作ったオリジナルの番組を12K MEGASTAR-FUSIONで見られる素晴らしいイベントなんです。
うっかりしましたが、「今更だすのでなく事前にここに出してくれれば、見られたのに!」と怒られてしまいそうですね。すみません。でも、来年も必ずあると思うので、楽しみにしてくださいね。
以前行った時は、NHKニュースにも流された後で大混雑。炎天下に行列ができて、観たくても観られない人が出るほどでした。昨日は、子どもたちは夏休みの宿題の追い込み、親も休みではないだろうと踏んで10時の上映に間に合うように、それでも、30分早めに着くように出かけましたが、途中で道を間違って10分前に到着。駆け込みで入れました。その上、予定になかった「大平貴之上映解説会」が好評につき追加されて11:10からあるというので、その入場券も合わせてゲットできました。
最近、個人的にいろいろチバニアンづいていて、この上映も[Ancient Stars]~50万年前の星空~。大平さんが、チバニアンに合わせてその時代の星空を再現するプログラムを制作してくれたもの。これは見逃せないと思いつつ、最終日になってやっと観ることができました。
現代産業科学館の星空から始まり、千葉市のモノレールや、成田空港や、千葉の風景と星空を映しだした上に、今年話題の火星大接近も図を交えてどのように火星の大接近が起きるのかも説明してくれたり。そして、過去にいろいろな忘れていたニュースを思い出させながらタイムスリップ。50万年前の有史以前のマンモスと私たちの祖先が闘っていた時代に遡ります。さそり座がどんどん歪んで形を失って・・・50万年も前では今の星座の形とは星々が全く違った様子で輝いていました。今と違う人々の生活を描きつつ、人間文明のはじまりと言える「火」を自分で作る知恵をつけたのが、この頃だったと解き明かします。「火」のもたらした、喜びと苦しみ。そして、私たちは・・・。
たった30分のプログラムなのに、非常に見応えがあり感動しました。星も映像も圧倒的な美しさで、風景などの映像が止まっているかと思うと、隅の街路樹の下を走っていく自動車があったり、木々が風に揺れていたりと、心憎いところで、その風景の中に今いる臨場感が演出されていました。
さて、11:10からの大平貴之さんの上映解説会は、満員御礼でした。子どもたちもたくさんいて、さて何をやるのだろう?30分で話をするのかな?プラネタリウムもするのかな?と思っていたら、大平さんは客席の一番後ろに登場。
プラネタリウムの解説者として、さきほどの[Ancient Stars] の画像を使いながら、現代産業科学館の星空を描く時、南の鉄塔が映像上は邪魔なのになぜ残し続けたかの理由や、夏の大三角の話を乙姫の彦星への「上から目線」の訳は、神の化身の白鳥が2人の間に入り込んで、その神との三角関係が生じていたから・・・とかの面白コメントも炸裂。子どもたちに、でも試験では絶対「夏の三角関係」と書かずに、ちゃんと「夏の大三角」と書くんだよ~と念押ししたり、古代人役を自分が演じていたことを明かしたり。
映像制作秘話も楽しく、正直言って大平さんは昔の珈琲の宣伝以来カッコいいインテリ風の方と思っていたのが、おやじギャグをいう面白い48歳なのだなぁ~と同じ空間の中で感じられて、ホッとした? 子どもたちにギャグが受け入れられていたかは、やや疑問ですが・・・。この「人を楽しませたい」という気持ちが、プログラムの隅々に生きていたのだなぁと思った。
来年は、忘れなければ事前にチラシを入手したらこのブログにアップするので、是非ご覧ください。