7月24日の朝、イチロー移籍のニュースは衝撃でした。
何故?マリナーズに骨を埋めるような話を確かしていたのに。
今シーズンで契約切れだったイチロー。成績が去年から振るわず、2割6分から這い出せないで苦しんでいる。契約更新もできず、もっと不利な立場になる前にと考えたのだろうか。
会見の模様が、youtubeココに見られるが、その表情は憂いを帯びている。
でも、この移籍は強いられたものではなく、イチロー自らが数週間前に会長にトレードで球団を出る提案を申し入れたという。
「ヤンキースに決まった今の心境は」の質問に、「結果的には一番勝ってないチームから一番勝っているチームに行くことになるので、テンションの上げ方をどうしようかなと思っています」と答えているイチロー。
低迷するマリナーズを去り、リーグ優勝、ワールドシリーズへの可能性を持つハイレベルな選手の多い球団に移籍して、自分の花道にしようという38歳イチローの意図と読み取る。
ところで、オリンピックの開幕を前にサッカーの日本代表が男女共に初戦勝利はめでたく、敬意を表するが、心配なことがある。
大飯原発の再稼動への反対活動が各地で広がっているのに、その報道がもともと弱いのにオリンピックで更に隠されてしまうこと。消費税の問題、オスプレイの問題など、重要な政策課題も、オリンピックのお祭り騒ぎの下でうやむやに進められてしまうこと。
あの恐怖の震災時の福島原発事故。安全と言われてきたのに、実は広範囲に放射能汚染が巻き散らかされていたことも明らかになってきている。
電力の供給→景気経済問題ではなく、原発再稼動は日本の存続の問題に繋がる重大事。オリンピックに浮かれていてはならないと思う。これ以上の放射能汚染が起これば、生活の基本の食・住がままならない日本になってしまう。