felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

地震情報は、東京新聞が1番いい!(小沢彗一記者について)

2024-01-10 11:16:27 | 東京新聞を応援

   今朝の東京新聞に他の大手新聞にはない記事が掲載されていました。これは、かねてから東京新聞では記者の小沢彗一さんが気づいて、著書「南海トラフの真実」で詳細を明らかにしてきたことですが、・・・。

   (前書きからみると)

   私が南海トラフ地震の確率が「水増し」されていることを初めて 知ったのは2018年。それまで科学的根拠に基づき算出されている と思っていた確率が、いい加減な根拠をもとに政治的な決められ 方をしていたことに、唖然とした。 また、取材をしていくと、防災予算獲得の都合などから、南海ト ラフ地震が「えこひいき」されて確率が高く示されるあまり、全国の他の地域の確率が低くとらえられて油断が生じ、むしろ被害 を拡大させる要因になっている実態も見えてきた

   西日本から東日本の太平洋側を中心に、大きな被害が予想される「南海ト ラフ地震」。この地震がこれから30年以内に起きる確率を、政府は70%~ 80%と予測する。この数値の出し方に疑問を持った小沢記者が、その数字を決定 した会議の議事録や予測の根拠となる室津港の水深を記した古文書など を探し出し、南海トラフの確率の出し方が「えこひいき」されている真実 を突き止めた本だ。

   

   

   そして、ややもすれば、地震の危険を強調して地震予算を増大してきた政府に棹さすような隠したい事実に「科学的な事実は、曲げてはなられない」という立場の小沢さんを守って真実を伝える彼の背中を押して、この本の基礎となる連載をしてきたのが東京新聞だ。 

  連載では「30年以内70~80%」とされる南海トラフ地震の発生確率は予算獲得などのために「水増し」された数字であることを報じた。2020~22年に連載し、20年に科学ジャーナリスト賞、2023年10月に菊池寛賞を受賞した

 小沢記者は「現時点で精度の高い予測は不可能」と説明。南海トラフ地震の確率を意図的に上げることで、他の地域に油断が生まれ被害が拡大している実態に触れ、「政治的都合で科学を曲げるようなまねをするのは言語道断」と語った。(ココより)

    是非、この本も読んでほしいが、下の今朝の東京新聞でも概要を知ることができる。

     

     

     都合の悪いことを知った時、「ごまかす」「見なかった振りをする」「もみ消しに走る」、「最善を尽くし対応する」。あなたなら、どう行動しますか?

     日本人ひとりひとりが長期政権の残した「忖度」という悪癖と一切決別して「最善を尽くし(将来2度と同じ事が起こらないように願い)対応する」。この態度なくしては、日本は坂を転げ落ちて、後顧の憂いを残すだけですね。

     私は、時々5~6紙比較をこのブログでしますが、まず1番に.安い上に内容がいい「東京新聞」を、次に.「朝日新聞」、「毎日新聞」 を評価しています。

   読売新聞を日本人の大半が、値段も高くて内容もひどいのに読んでいることが、わたしには本当に理解できません。是非、図書館で一度読み比べてみて下さい。月4000円以上のお金を払い、毎日読んでいるモノに、そう無関心で適当に選んでいてはおかしいでしょう?

   *東京新聞を、私は、朝刊のみ購読3300円(税込み)で読んでいます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

停戦のために何ができるか(澤地久枝さんから学ぶ)

2023-11-12 17:43:53 | 東京新聞を応援

  ガザへの非人道的なイスラエルの攻撃が止りません。

  それに対しNHKのニュースでも流れたでしょうか? アメリカのユダヤ系団体が、停戦を求めて米議会周辺でデモをして、抗議活動が禁じられているキャノン下院議員会館に立ち入ったため、逮捕者が300人出たそうです。また、日本でも渋谷で停戦を求める大規模な集会があったようです(KYODO NEWSの動画ココ)。

  一般市民が病院などで多くの子どもまでイスラエルの空爆で犠牲になる報道には、ジッとしていられない気持ちになります。それは、ウクライナの一般市民の住宅がロシアの空爆破壊も同様です。

  人が人を殺す行為が正当化されるのは、個人の場合は、わずかに正当防衛の時だけなはず。どんなに大事な人を殺されても、仇討ちが許されたのははるか過去の話なはずなのに、国家同士だとそれが許される不条理に、私は耐えられません。

  デモをすることでネタニヤフ首相やプーチン大統領が戦争を止めることに繋がるかは分かりませんが、ただ、黙っているわけにはいかないと感じています。ただ、家の事情で私はデモには参加できないので、いま反戦デモに参加している人がいることを多くの人に知ってもらいたいし、ニュースでもっと大きく取り上げてほしいので、ここにも書きました。

  そして、他に自分にできることはないだろうか?と思い、署名活動を調べてみました。

  国境なき医師団が署名活動をしていましたが、残念ながら気づかない内に10万人の署名を集めて終了していました。

  

    上の国境なき医師団のサイトに、残されていたメッセージ。心に響きます。そのガザから引揚げてきた国境なき医師団の白根さんも、これからは皆さんにガザの現状を日本の方に伝えるのが私の仕事と言っていました。クリックすると、彼女の話が聞けます。

    まだ、署名を受け付けているサイトをChange.org で見つけました。署名は下の画像クリックかココから行えます。

  

#CeasefireNow: 今起きている人道危機と罪のない人々のさらなる犠牲を防ぐため、ガザ地区とイスラエルにおける即時停戦を求めます!

いま、私たちは、ガザ地区とイスラエルにおける、耐え難い多くの死と破壊を目の当たりにしています。数千人が殺害され、負傷し、避難し、子どもや高齢者を含む200人近くが人質となっています。

国連によると、ガザ地区では水、食料、燃料、医薬品、さらには遺体袋までもがイスラエルによる包囲のために不足している状態です。また、ガザ地区の人々、特に幼い子どもたちが、まもなく深刻な脱水症状で死に追いやられるだろうと警告もしています。街は破壊され瓦礫の山と化し、安全を求めるガザ地区のパレスチナ人は行き場を失っています。イスラエル軍による避難命令の後、ガザ北部から南部に移動したパレスチナ人の多くは、ガザ南部に到着したとたんに爆撃を受けたとも伝えられています。

このような非人道的な危機を前にして、世界はこれ以上何も行動しないわけにはいきません。この衝突を止めることは、世界全体の責任なのです。

10月15日(日)、国連パレスチナ占領地人道調整官は、すべての紛争当事者と影響力を持つ加盟国に対し、人道的停戦に緊急に合意するよう訴えました。

いまこそ、私たちは声を合わせ「何よりも人命の保護を優先するよう」すべての首脳、国連安全保障理事会、そして戦地にいる責任者に対し呼びかけます。停戦中には、該当するすべての責任者に無条件で次のことを求めます:(さらに、この下に具体的な要求が掲載されています)

                               < 署名及び詳細は、ココから >

こちらの署名は,目標を100万人としていて、現在もう少しで89万人に到達しそうなところです。発信主はアメリカの ”Ceasefire Now” となっていました。詳細を読んで、私は納得して署名しました。

他にもアムネスティ日本も「ガザでは、日を追うごとに多くの命が失われ、深刻な人道危機にあります。これ以上の市民の犠牲を食い止め、ガザへの人道支援を確保するため、すべての紛争当事者に対して即時停戦を要請するよう求めます」という岸田首相宛の署名を集めていました。これも、リンクしておいたので、サイトをみて納得し署名しました。

そして、デモについては、東京新聞のココに、最初のデモとは別の、1946年に日本国憲法が公布されて77年の11月3日、東京・永田町の国会前の歩道に約200人が集まったデモについて書いてありました。その悪政に抗議を込めたカードを一斉に掲げたデモの中にいた、澤地久枝さんについての記事でした。

日本が米国の戦争に巻き込まれるリスクを高める集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法が2015年9月に成立した後、澤地さんは廃止を求めてデモを呼びかけ、11月3日から毎月3日には、雨でも炎天下でも必ず国会前に立ってきたのだそうだ。

今月の11月3日にも、参加者のスピーチに続いてマイクを握った澤地さんが
 
岸田首相は、国会で「総裁任期中に改憲を実現したい」と意欲を示す。「台湾有事を念頭に『戦う覚悟』を求めた政治家がいるけど、その人は戦場に行かない。戦場に行くのはいつだって若者。自衛隊員を戦死させてはいけない
 
戦死という『異形の死』を日本に繰り返させてはならない」という強い願いがある澤地さん。「戦死はほかの死とは違う。権力者の命令に従って戦場へ送り込まれ、自分では何も選べないまま殺されてしまうの」「日本の政治は戦争前夜に向かっている。岸田総理は今、フィリピンに(防衛装備品輸出の件などで)行っていますが、それが間違いであることをここに集まる人の思いとして示したい。先にあるのは戦争です」 
と語ったそうです。
 
未来の子らに戦争のない世を手渡したい。そのためにやれることはやる。「もういつ死ぬか分からない。けれど、今生きているってことが大事よ」。こう言って、一気に言葉を継いだ。「だって、お国のために戦死してよかった、と言った遺族は一人もいなかったもの。戦死しては駄目なんです」。
その言葉は、太平洋戦争中に日本海軍が大敗北を喫し、戦局の転換点となった1942年のミッドウェー海戦の日米合わせて3418人の死を調べ上げて、大著「滄海うみよ眠れ」と「記録 ミッドウェー海戦」(菊池寛賞)を書いた澤地さんの言葉だけに、「戦争の真実」に裏打ちされてずしりと重く私たちの心の奥に響いてくる。
 
ちょっと急ぎ足で要約を書きましたが、是非,下の東京新聞のネットに全文が掲載されているので、下の見出しをクリックして読んでみて下さい。澤地さんの経歴、経験、などについても詳細が分かります。
 
 
   澤地さんが、93才でこんなに声を上げているのに、それより若い私たちが黙っているわけにはいきません。
イスラエルの行動を止めるには、米国のユダヤ系団体が本気で動くことが大きな影響を持ちそうです。アメリカでも、世界でも、平和を願うひとの声が、プーチンや、ネタニヤフを動かしていくことを願います。
 
  そして、日本でも、米国の動きばかり横目にみて、平和への貢献をまったくできていない日本政府に国民も声を上げ始めています。
マイナンバーで健康保険証廃止の強行姿勢、インボイス制度の無茶な導入、選挙にらみの国民への「税の還元」などの矛盾だらけの無節操な政策、国民の生活より他国を威嚇する防衛費増強を優先する危ない長期政権に、今こそNOを突きつける時です。
 
  いくら野党が頼りないといっても、それは国民次第です。頼りない野党といわれていますが、私たち国民がしっかりしていれば、野党は勝手に暴走はしないでしょう。マイナンバー、インボイスの導入の強引さ、こういうのを国民がずるずる許せば、戦争への道を止められません。反対の声を聞かない政治にはNOを突きつけましょう。
 
  旧統一教会のような宗教団体の片棒でも平気でかつぎ、運動員や秘書すらも宗教団体にお世話にならざるを得ない世襲議員が多い自民党に力を与えた結果が、今のこの日本の凋落です。健康保険のマイナンバー紐付けも、敵基地攻撃能力も、60年以上の古い原発再稼働も、国民の反対があってもどんどん進んで行っていますよ。本当に日本の未来はそれでいいのですか?
 
  そんな自民党に振り回されて、すべての自民党の集団的自衛権、安保法制、ウソにまみれた国会運営を一緒に歩み、防衛費増強も容認し、かつての野党時代の「平和の党」の影をなくした公明党にも、創価学会員からNOの声が少しずつでています。それにしても、今の公明党は池田さんの理想とは随分違ってしまいました。信者の方たちは、しっかり公明党を支持し続けるか、昔からの変節ぶりを比べて考えてみましょうよ。
 
  そうそう、憲法改正を自民党は狙っていますが、自民党の憲法改正案の前文と、この現在の前文と是非読み比べてみてほしいです。自民党のことがよくわかります。自民党の憲法改正案をココから見ると、上下で現憲法と比較ができます。

   われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

   という、現在の日本国憲法の、まさに今の世界が目指すSDGsの考え方に通じる美しい一文が、自民党案ではどうなっているか、「教育勅語にもいいところがある」と歴代文科大臣が就任時に言うような古くさい自民党の本質がみえるような前文をよく読んで、比較してみて下さい。前文の違いにもがっかりしますが、第一条で天皇を「天皇は、日本国の元首であり、~」の出だしで、みんな眼が点になって違和感を感じるはずですよ。   

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今朝も青空に細い月

2023-10-11 09:02:23 | 東京新聞を応援

   今朝は起きて空をみると白い雲が一面に空を覆っていて、月に会えそうもなかった。それでも、朝食を終わって空をみると、雲が青空に席を譲ってくれていて、チラリと月の細い弧を見たような気がした。急いでカメラを取ってきて、じっと目を凝らして空を見上げてみた。

   ほんの一瞬で雲が動いていくので、カメラを取りに戻るだけで空の様子は違ってしまう。このへんだったかな~。すると、月がようやくみつかり、そばにいる雲の形を手がかりにして、ようやく写真が撮れた。

   

   ただ、雲がすごい速さで動いているので、一度捕まえたと思っても、ズームしようとして手が少しブレて動くと、月はたちまち視界から見えなくなってしまう。 数分のトライの末、やっと月を大きく捉えられた。

    <6:56>

     お月様、おはよう。ロシアだけでなく、ガザ地区とイスラエルの戦争も始ってしまいました。人間は、なぜ殺し合いでは何も解決しないと知りつつ、追い詰められると同じ過ちを犯してしまうのでしょう。

     ハマスの部隊が、イスラエルに向けてロケット弾を放ったり、何も知らず音楽を楽しんでいた若者達の上にパラグライダーで滑空してきて、突然の出来事に人々が事態を飲み込めない間に殺戮と拉致を行い、イスラエルがそれに対して反撃の空爆をガザ地区に行い応酬。双方に多くの死傷者を出し、外国人観光客も巻き込まれたと、恐ろしい映像が昨日何回もながれました。

     なぜ今?という疑問に対して、<イスラエルが周辺のアラブ諸国と接近し、特にサウジアラビアが国交正常化の動きが感じられ、ハマスの孤立化懸念があること。ガザ地区で選挙でハマスは選ばれたのけれど、経済封鎖など「天井のない監獄」状態で打開が見えないなか、最近ハマスに対して国民の不満が高まり異例のデモがあり、ハマスが追い詰めらていると感じたのでは>などとの観測がつたえられていました。

     それって、プーチンとそっくり!!!

     ウクライナがロシアから離れ、NATO寄りに動いてロシアに孤立感が深まった。過去のクリミアでの成功体験で同じ事をすれば、国内の自分の地位も安泰になると思った(抵抗がこれほどとは思わず、俳優上がりのゼレンスキーを甘くみた)。 支配するもののそんな判断で戦争が勝手に始められてしまう理不尽。そして、犠牲を強いられるのは常に国民なのです! 

     でも、ちょっと待ってください。ガザ地区もロシアもハマス、プーチンにその地位を与えたのは国民の過半数の投票であることを、私たちは肝に銘じないといけません!!!

     私たち日本人も、*復古主義で、古い考えに捕らわれて差別的な発言を繰り返すような、米国のいいなりに防衛費を増強し、隣国との緊張を高めてきた長期政権を国民の投票によって与え続けている国民が過半数であることを。

      *愛国教育、国旗国歌、令和なのど年号使用推進、首相の名がつきそうになった森友学園の軍艦マーチ、教育勅語暗唱、長期政権の歴代文科相大臣が教育勅語の是認発言をしていることを忘れないで。国会で八紘一宇を肯定した女性国会議員もいました。

     あなたは、どちらですか?平和憲法を改正しようとする政党に投票してきていませんか?あなたがもし、プーチンやハマスのやり方の非人道性に怒りをもったなら、万が一にも自分は人を殺すための武器を増強する政党に加担してきていないか。振り返ってみて下さい。そして、そんな政党に投票したことがあったなら、これからは、どういう政府を望むのか、自分の大切な問題として考えて下さい。

    兵器は脅すだけ?抑止力のため?兵器をそうやって増強したら、隣国も私たちに向けて同じに兵器を向けてくることが分かりませんか。兵器は絶対に平和をもたらしません。

     ペシャワールの会の支援で中村哲さんがアフガンの65万人の人々が生活できる用水路を作ったことを思い出して、同じように正しい使い道につかうのが平和への道です。平和憲法を持っている日本の取るべき道です。是非、中村哲さんの著書などから、彼の生き方を学んでみてください。

     お金を人殺しの道具に費やすことに、SDGsを高らかに謳いはじめた企業や、個人が反対しないのだとしたら、そのSDGsは嘘っぱちです。格好だけで人を欺く、偽善です。

     だから、防衛費を増大するような政権には2度と投票しないで下さい。ウソをついたり、国会でまともな答弁をしない政権は選ばないで下さい。選挙で勝つためなら、どんな宗教団体とも手をつなぐような、そんな政権を支持しないで下さい。

     SDGsは、だれひとり取り残さずに幸せに生活を送れることをゴールにしています。あなたは、平和を望みますか??? それなら、自分の幸せだけでは、平和はつくれません。自分以外の人の命、生活、財産をも大切に考えて行動しないといけません。その先にのみ「人間の目指すゴール」があることをどうぞ忘れないで下さい。抑止力なんて、うそっぱちです。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京・多摩地域住民の方 必読!今週の「週刊現代」7/29,8/5 号

2023-07-28 20:37:26 | 東京新聞を応援

  東京新聞が、最近も2023年6月11日に下のような記事をネットにも出して大きくい取り上げてきた米軍基地周辺に広がる「PFAS汚染」問題。それが、東京新聞に宣伝が載っていた「週刊現代」最新号で、大きく<米軍基地と工場から漏出した全国「汚染水」マップ>というタイトルで取り上げられていると知って、久しぶりに「週刊現代」を買った。すると、中身が衝撃的だった。

  正直、一時期結構読んでいた「週刊現代」だったが、最近はずっと腑抜けのような雑誌になって、健康問題とか読む記事がなくなっていた。それが、今回は全然違っていて驚いた。

  ところで、この<米軍基地と工場から漏出した全国「汚染水」>と読んでピンと理解できた方は、いいけれどピンとこなかった方には、まずココから、または、ざっと下の記事を東京新聞ウェブサイトから転載した部分から読んで、基礎知識を得てから読んでもらうのがよいかもしれない。すでに、PFASの汚染問題を知っている方は、これを飛ばして、先の<週刊現代>のところから読んで下さい。

   

上の地図が、この週刊現代の記事に載っていたのだが、東京新聞でこのPFAS問題を読んでいた時は、横田基地の周辺の話だと思っていたのに、こんなにも広範囲にその汚染が広がっていたことに衝撃を感じた。これは、京大・環境衛生学の原田准教授が多摩地区の住民650人の検査で血中PFASの蓄積を調べた結果を図にしたものだが、横田基地からは離れているのに、息子が一時住んでいた国分寺が濃い色になっていたのに驚愕した。

離れているのになぜ? 理由は、国分寺市の水道が、地下水から水を長く取っていたからのようだ。国分寺市では、2019年に取水を川からに切り替えるまで、地下水利用率の高い給水所が多く、それによりPFASを住民が体内に溜め込んでしまったのではないかと推測している。

この問題は、横田基地に留まらず、米軍基地の多い沖縄、さらに米軍基地以外の工場、空港、自衛隊からの汚染の可能性のあるところも含め、全国にあるという別の日本地図の汚染MAPもあった。

さて、横田基地に話をもどすと、東京都は、実は横田基地で1993年にジェット燃料が大量に漏れ出す事故が起きて、基地からの汚染監視のために、周辺にモニタリング井戸を設置。測定データに2008年、10年、19年に異常値を検出していたという。でも、東京都は、立ち入り検査や地下水調査の手続きをしていなかったという。さあ、なぜか。まるで、米国の属国であるような地位協定について、ともかく「週刊現代」で読んでみよう。

それにしても、こんな重要な問題を、なぜテレビでは大きく扱わないのか。

東京新聞はずっとこの問題を追ってきました(ココから)。他の新聞も朝日、毎日などは掲載したようです。NHKも探したら、ココにウェブで載っていました。

でも、テレビで大騒ぎで繰り返し報道されているのは猿之助事件や、首切断殺人事件。ビッグモーター事件。確かに、衝撃の事件ではあるし、問題もあるけれど、生活に命に関わる問題として、この「汚染水」の扱いが小さいことに私は納得がいかない。

私にはテレビの報道が「報道する使命」を見失っているとしか思えない。

*これを読んで、知らなかったと思った方で、自分がこの地域に住んでいる、または住んでいた方。大切な知人がいたりする方は、是非しっかり調べてみましょう!

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PFAS問題、知ってますか?すごく大きな問題なのですがっ・・・

2023-07-04 11:34:26 | 東京新聞を応援

   私もよく見ますが、毎日テレビをみている人には、猿之助の心中事件や広末涼子のダブル不倫問題は繰り返し何回も耳に入ってきているはずだ。でも、(PFASという発ガン性の可能性の高い有害物質が、長年井戸水などに混入して、沖縄、そして東京都内でも、知らずに知らずのうちに住民が健康被害を受けていた可能性が強い)という話は、知らないかもしれない。1回くらい耳にしても、アッと言う間に何もテレビでは言わなくなり、忘れられているかもしれない。猿之助や広末の問題より、よほど自分や人々の生活に深刻な影響を与える問題なのにだ!!!

   2007,8年にこの汚染の問題は認識され、汚染の源が米軍基地にある可能性を、東京都が15年前から把握しながら、結局、地下水脈は複雑で汚染源の特定にいたらなかったという。そして、PFASの生みの親の米科学メーカーは「3M」が、環境や生物の残留性の怖れから一部製造から撤退。日本も、2010年にPFASの一部について、製造販売が禁止されたので、問題が減っていくという見込みで、調査そのものが中断された。(東京新聞ココから)

   でも、其れで問題は終わらなかった。その数年後。沖縄の米軍基地周辺でPFAS汚染が深刻化していることが発覚。英国人ジャーナリストが、横田基地でもPFASを含む泡消火器が大量に漏出した事実を調べあげ、在日米軍漏出報告書には、2010年1月に格納庫から38リットル、2012年10月にドラム缶から最大95リットルがそれぞれ漏れたとの記録をみつけた。さらには、新しい資料を(米国政府への情報公開請求で)入手。2020年、消防車から泡消火剤を漏出する事故が3度起きていたことを明らかにした!東京新聞ココから

   東京新聞を筆頭に、他の新聞でもテレビよりは、この問題を扱っているが、なぜか、テレビのニュースでは、こういう問題より、猿之助、広末の話題の中心になる。私たち自身の生活を脅かすほどに大事な問題ではないのに・・・。どうしてだろう?

   民放ではニュース時間はそう長くなく、(視聴率を稼げ→広告主がしっかりついて収入が入る)番組作りになるため、衆目を集める芸能や、事件、イベントなどの話題が中心となる。それを、基本的には1日中、同じような映像とコメントで、ニュースの時間の度に使い回して、繰り返し流しているのだ。

   一方、新聞は、1日に朝夕刊しかない。宣伝収入もあるが、購読料を払う購読者の要望に応えないで解約されるといけないので、政治、社会、経済、文化など、広い分野にわたって、網羅的に様々な情報をしっかり伝えようとする。 だから、テレビのニュースをみるだけで分かった気になって、新聞を読まないというのは危険なのだ。新聞とテレビの情報はまた別物だと知っておく必要があるのだ。

   そして、いつも新聞比較の記事を書く時にお伝えしているが、ただ新聞をどれか読めばいいというのではない。新聞で紙面が大きく違うので、大事な事件や事柄があった時に、紙面を比較して自分にふさわしい新聞を読んでいるかは、常にチェックすることも大切なのだ。

 

   因みに、あなたが東京にお住まいの方なら、下記の地図でご自分の住んでいる所の色はどうなっているでしょうか?

   

    これは、「PFASを追う」というシリーズで、記事を書き続けてきた東京新聞のネットでの「『PFASを追う』記事一覧」で纏めたサイトのトップに掲載されていた画像です。下をみると、この図が住民の血中に残留していたPFAS濃度の高いところが濃い色になっているのがわかります。

  

 

   

   この「PFASを追う」シリーズは今回2023年6月11日から始っているが、上に示された一覧の最後を見ると、2020年2月から全部で67回、東京新聞ではこの問題を掲載してきた。 しかも、こういう命に関わる重要な記事を、東京新聞は惜しげもなくネットで全文公開している! 気になった方は、「『PFASを追う』記事一覧」から、2023年6月11日から、いや、3年以上前のそもそもの発端から、順に読んで行くことが出来る。

   米軍基地の大半は沖縄にあり、本土に住む日本人は沖縄の人たちの苦しみを十分に共有してきたとは言いがたい。でも、沖縄で起こってきたことは、本土でも起きているのだと知っておこう。沖縄のように米国に上陸はされなかったものの、本土の人間も空襲や原爆を受けて、平和の大切さは身にしみているはず。経験してない世代の我々も、しっかり身近な戦争の傷跡から戦争のことについて学べるはず。その非道さが分かるはずだ。

   日本が、敵基地攻撃能力をもち他国に敵対して、その関係を悪化させ、平和憲法を改正し、自分たちの生活を苦しくする軍事予算に疲弊したら、どんな結果が待っているか。真っ当な頭で考えてみれば分かるはず。人を殺すための兵器に自分たちの税金を払うのと、周囲の国と平和的に友好関係を築いて、互いに豊かになる道を歩むのと、どちらがよいお金の使い方か。

   いま、いくら包み隠そうとしても、明らかに日本政府は、TIME誌が書いたように軍事大国を目指して敵基地攻撃能力を高め、戦争を放棄し戦争には加担しないと守リ続けてきた「武器輸出三原則」もないがしろにして、殺傷能力のある武器の輸出解禁をめざし、「死の商人」となる道をも模索し、平和憲法とはまったく真逆の政策をすすめて、まさにその憲法の改正を目指している

   マイナンバーでも分かるように、国民の反対の声に耳を貸す努力より、目立つのはごり押しの強気の姿勢ばかりダ。

   森友・加計問題、文書偽造、廃棄、桜を見る会の私物化と証拠隠滅の名簿廃棄、金や権力の欲望にまみれたオリンピック、元首相の国葬、地震国日本で60年以上の老朽原発を再稼働する愚策、旧統一教会の選挙利用の無節操さも反省ゼロだ!

   さあ、長期政権のあまりにも国民を無視し続けてきた暴挙の数々を忘れずにしっかり思いだし、直視しましょう。

   日本政府は、TIME誌の表紙になった岸田首相の記事の見出しが当初「首相は平和主義の日本を軍事大国に転換している」だったのを、「平和主義の日本により積極的な役割を与えている」に変更させたそうだが(ココから)、まさにTIME誌が見抜いたように「平和主義捨てる」国になろうとしている! 本質を見抜いて書いたTIME誌が、なぜ林外相の抗議で見出しを変更したのか・・・。

   日本の防衛費増額方針は、自分が岸田首相を説得した結果と発言したバイデン大統領が、これまた松野官房長の「防衛費増額は日本自身の判断」との異議申し入れで前言を翻し、岸田氏は既に決定しており「私の説得を必要としていなかった」と訂正した(ココから)。これも、不思議な話だ。

   トランプ元大統領であれ、バイデン大統領であれ、米国従属で兵器の大人買いをすすめる日本の長期政権は、日本国民の税金で米国の軍需産業を潤してくれる「都合のよい存在」と考えられているのだろう。「米国民の血税を使うことなく、米国のいいなりに兵器を大量に買ってくれ、アジアで「米軍の盾」役を、自腹で果たしてくれる日本」は、いいカモ。ちょっとの修正くらい受け入れてもいいほど大歓迎の存在なのだ。まだ時期立候補を考えているという大統領個人にとっては、軍需産業のご機嫌をとって、次の選挙の資金をだしてもらうことは重要なのだ。

   沖縄の人たちの基地を跳ね返し、平和な日本を築こうとする気持ちが、最初に書いたPFAS問題で、本気で本土の人間にも身にしみて感じること、沖縄と本土の人間が、真剣に平和の問題を考えることが今ほど重要な時期はない。

  日本政府が、沖縄の辺野古基地建設の県民投票も無視し、国民の原発再稼働反対の世論も無視し、原発汚染水の排出反対の福島の人の反対も無視し、平和を願う被爆者の人たちの核兵器禁止条約の批准国となろうという強い思いも無視しオブザーバー参加すらしないこの長期政権。それに、くっついて平和路線から軍拡にまで転換しつつある公明党と、日本国民は決別する時が来ている。もう、1歩も譲ることはできないところに来ているのだ。

  ここまで、書いていたら、外に満月が見えた。月が力を与えてくれる。日本は、日本人は、必ず平和を守って生きていく。

  もう、まやかしに踊って間違った選択をしたりはしない。平和の道を歩く人間が中心の社会へと変わっていく。

  もう、自公の長期政権とはサヨナラをする時だ。

      月に力をもらおう。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂本龍一さんも応援した東京新聞!

2023-04-27 19:37:28 | 東京新聞を応援

   今日の東京新聞は、死去から1ヶ月になろうとしている坂本龍一さんのことを1面では、「神宮外苑再開発への反対」のメッセージを再度掲載した上で、中面でさらに、これまでの坂本龍一さんと東京新聞で話し合って作ってきた記事について振り返っていた。

   東京新聞のやり方。大事な記事は惜しみなく公開しているので、ネットでも ココから見られます。 

先月二十八日に亡くなった坂本龍一さんは生前、本紙記者を前にこのように話した。「僕は音楽を作るとき、どうすれば聞き手が心を閉ざさないで聞いてもらえるかを一番に考えます。同じように、読者が心を開く新聞作りをしてもらいたいですね」。この助言を生かして作成したのが「坂本龍一プロジェクト」だ。本紙は坂本さんを紙面の共同編集パートナーとして迎え、二〇一三年から一四年にかけて、さまざまなタイアップ企画を行ってきた。坂本さんが亡くなって明日で一カ月。追憶の意を込め、これまで坂本さんと一緒に作った紙面を振り返ってみたい。

坂本:「本当にこの国は民主主義国家なのか。よく原子力ムラというが、そんな生易しいものではなく、ここは原子力帝国ではないのか。産業界、政治家、金融、全部集まっている。普通じゃない。3・11のせいで、僕は気が付いてしまった」

 「普通の人が思っていることによって国や行政の方針が決まるというのが、本来の民主主義。今、それが試されている」

   

    

    新聞の右下に、坂本龍一がSNSで「頑張れ、東京新聞」とエールをおくっているのに気づいて、紙面の共同編集パートナーになってくれませんかと声をかけ、思いがけずに快諾された時の話が書いてあります。私も東京新聞を最近になって応援しています。坂本さんは東京新聞を読んでいて、2013年から東京新聞の「紙面刷新検討チーム」に、惜しみなく力を貸していた経緯については、下の本「坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える」に詳しく記録されているので、是非読んでみて下さい。

   

     この巻末の東京新聞の編集局長の文から短めに少し書き写させてもらうと・・・

     「1番弱い人のために新聞を作ろう」。

     人々の新聞離れは誰のせいでもない。新聞が人々から離れていたのだ。「3・11」の教訓です。紙面刷新検討チームからのどんな提案に対しても「NO]を言わないと決めていました。

     新しい新聞づくりのけん引役は今、編集局内に設置した「次世代新聞研究所」に参集した約50人の記者に引継がれています。研究所と言っても部屋はありません。専従の記者もいません。月に1回、集まれる記者が新聞の未来のために侃々諤々議論をする。それが研究業務です。

   「拳を振り上げず、心に届くように気をつけて、これからも記事を書いてください」。長年の東京新聞の読者でもある坂本さんからの忠告です。心にしっかり刻み、人々が欲する新聞を地味ちにつくったいきます。  (2014年11月)     

    毎日 東京新聞を読んでいて、この精神が受け継がれているのを今もしっかり読み取れます。

    あなたも、東京新聞を読んでみませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 オマケ)紙面に未掲載だった2013年12月の坂本龍一さんとのやりとりが、偶然ネットでみつかりました(ココから)。  

 —特に再生可能エネルギーを気にしている。
 10年ほど前に米国で電力自由化が起きて、好きな電力会社と契約しても良くなったので、風力発電の会社と契約した。今は風力だけでなく、太陽光とか再生エネをミックスした会社に変えた。電気の元を選べるのは良いことですよ。
     *今は、日本でも電気会社を選べます。私は、生活くらぶ電気に変えたので、再生可能エネルギーの電気を使っています。
 
 —中身に気をつかう。
 電気の中に原発由来のものが入っていると思うと、いい気はしないです。以前は節電しなくてはと思って、シャワーを浴びるのも真っ暗にして水を浴びていましたけど、風力であればジャブジャブ使わなければ、そこまで気にしなくていい。かなり気が楽です。
 
 —節電も大事。
 みんな僕が脱原発というと、ミュージシャンで、しかもテクノをやっていて、電気を使っているのに、よくそんなことが言えるなと言う人がいたが、電気についてよく知らないのでは。電気=原発ではなく、自然由来も選択肢にあることを知ってほしい。
 
 —読者のことを考える。
 この後の意見交換会でも話しますが、しかめっ面でこれは大事だと訴えても、読者には届かない。僕は音楽を作るとき、どうすれば聞き手の心を閉ざさないで聞いてもらえるかを一番に考えます。同じように、読者が心を開く新聞作りをしてもらいたいですね。

   

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いいねっ! 東京新聞「ニュース あなた発」

2023-04-25 15:43:27 | 東京新聞を応援

    このブログでは、最近「東京新聞」が値段も安い上に、内容も大変いいので勝手にイチオシして「東京新聞を応援」というカテゴリーまで作って応援している。でも、「良いことは他の新聞でも報道でも応援する」のが信条。朝日新聞の読者投稿について、500万人が登録していると知って、

#ニュース4U(For you) 500万人以上登録!?

という記事も、ちゃんと書いた。ただ、ついでに、(そうだ、東京新聞にもこういうサイトがあってもいいのではないか?)と思えて、意見のところに朝日新聞の例を挙げてお薦めしておいた。すると・・・

    

     と返事がきた!

    そうか、どこの新聞社でもやっているのか。そう思って、さっそくライン登録してみると、なんとお友だち登録がたったの3331人。すくないっ! 朝日とは、始めた時期が全然違って、最近始めたばかりなのかな? この数字が、お友だち登録数でいいのかと確かめてみると・・・

    

     さっそく返事がきた。

     でも、LINE登録したことで、下のような文面も届いていた。(画面そのものは転載できなかったので、コピペしました)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    皆様からいただいた情報提供を元に、以下の記事を掲載することができました。ご協力ありがとうございました。引き続き、「ニュースあなた発」では皆様からの情報をお待ちしています。身の回りの疑問から不正の告発まで情報をお寄せください。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/243731?rct=tsearch
https://www.tokyo-np.co.jp/article/245475?rct=tsearch
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240464?rct=tsearch

    クリックすると、つい最近みた記事ばかり。因みに、その記事の冒頭のリードには、下記のように、それが読者から寄せられた情報を受けて書かれた記事であることが明記されていた。

      https://www.tokyo-np.co.jp/article/243731?rct=tsearch

     

      https://www.tokyo-np.co.jp/article/245475?rct=tsearch

     

      https://www.tokyo-np.co.jp/article/240464?rct=tsearch

    

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   いいですね。なんか、読者の声が活かされて紙面を作ってくれているのを感じました。

   さっそく、気軽に地元の町での大事なイベントや情報があった時に、LINEでお知らせしてみようという気になりました。

  

    

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜市民、神奈川県民必読、東京新聞の情報

2023-01-20 00:01:28 | 東京新聞を応援

   沖縄、南西諸島、そして関東でも横浜港に米軍の新部隊が常駐!? イージスアショアの不備が露呈して、いい加減な米国のいいなりに軍備を強化しながら、その実、精査もせずにいる政府の姿勢が露呈したと思いきや、それを逆手にとって、あろうことか「敵基地攻撃能力」と言い始めた政府。「敵基地攻撃とは先制攻撃か」と追求されると、それを「反撃能力」とか言い換えたものの、本質はなんら変わらない危険な先制攻撃そのものの考え方。「抑止力」を口実に、防衛の強化というが、相手を刺激して、敵が反撃能力を高めたら、イタチごっこの軍拡競争を招き、戦争への危険を増すだけだろう。

   そんな根本的な日本の防衛政策の「専守防衛」から「先制攻撃」への大転換を、「丁寧な国民への説明」どころか。国会を延長することもなく閉会すると、外遊へと旅だった首相。米国ではバイデンとの会談で、日本の反撃能力(敵基地攻撃能力)の開発と運用に向けた協力の強化で一致した言って、どんどん既成事実が進んでいる。しかも、事態はどんどん国民の予想をはるかに超えたスピードで先へ進んでいる。

   私はこの政府のやり方に納得いかない! 国民がそれを本当に熟考して是認していると思わない。それなのに、報道ではテレビでも新聞でも十分にはこの大転換が招く危険な未来に対する危機感が伝えられていない。本気で伝えているのが、「東京新聞」のように感じている。

ちょっと遅れたが、昨日(1月18日)の東京新聞の朝刊を見てみよう。

  

  防衛政策が十分国会で審議されていないのに、2プラス2(日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)で、海兵沿岸連隊(MLR)が創設が掲げられ、沖縄県に駐留する米海兵隊の改編、有事の際の空港や港湾が柔軟に使えるようにするなどの動きがでていること。宮古島にはミサイル部隊の配備が進められ、敵基地攻撃能力として、米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入、2026年度中の配備計画がされるなど、配備が進めば、「敵から標的にされるもの」が、次々に進められていこうとしていること。それを、東京新聞は批判的にとらえる人々の言葉を多数掲載して伝え続けている。

  しかも、それが、沖縄だけでなく、首都圏でも横浜に米軍の輸送拠点「ノースドック」に米軍部隊が配備され、特にここに近い市街地は攻撃されれば市民に甚大な被害が及ぶことなどを大きな紙面を使って伝えている。「敵を攻撃できる」日本は、逆に相手の「攻撃の標的」になることを忘れてはならない。「抑止力」という言葉であたかも、使わない戦力のようないい方をしているが、北朝鮮も、ロシアも、仮想敵国にされている全ての国も同じに「抑止力」と考えている。同じ土俵の中に入って「抑止力」と言っている矛盾に、どうして日本政府やそれを支持している人はオカシサを認められないのか。武器を並べ立てることが平和への道になる訳がない。

  どうして世論調査で国民が日本の防衛強化に6割も賛成と言ったのか、私には理解できないが、「住民投票」ならまだしも、どうにでも操作できる世論調査の結果を使って、国会審議も十分せずにこんなことを進めていく日本政府を信じることはできない。

  沖縄県民の多くは、危機感をもって、今の米軍や日本政府の動きを注視していると思えるけれど、横浜市民はどうなのだろう?

  このことを十分に知っているのか。知らされているのかこそ知りたい。東京新聞のように、必死にそれを読者に知らせる新聞を大切にして、情報を国民にあまねく知るところとしていかないでいると、日本は過去の過ちをもう一度繰り返すことになる。

  県民投票で反対された辺野古基地建設も民主主義ルールにお構いなく無視して進めている日本政府のやり方を、しっかり国民全体でオカシイと糾弾できないでいると、もはや、国民の小さい声をどんどん押しつぶしていくミャンマーや、香港や、中国、ロシアのようになっていくだろう。

  横浜の米軍部隊常駐の話はここから、沖縄のMLR創設については、ここからしっかり読んでみよう。

ウクライナ侵攻を毎日見てきたなら、誰にでもわかるはずだ。今の戦争は、昔の軍人だけが闘うのではもう済まされない。戦争になれば、犠牲になるのは軍人だけでない民間人、子ども、赤ん坊に至る。 標的になり、自分の愛する者の命が奪われる戦争の怖さこそ、ウクライナ侵攻をみて学ぶべきだろう。

<本気で核を使う国はないから「抑止力」になる>とも言われているが、だれが、そんな核武器を地球を破壊できるほどに抱え込んだ愚かな人間の理性に頼れるというのだろう。兵士が傷つかずに操作可能なドローンでの攻撃も実戦で使われ、兵士の痛み、命の危険のない戦争には歯止めがなくなる。

戦いの先には、悲しみと憎しみと、次の戦争の種が生まれるだけだ。

兵器に使うお金を、誰も取り残さず豊かになれるように使えば、それこそSDGs、人間の歩むべき平和の選択だろう。

   あなたの読んでいる新聞では、この沖縄や横浜での軍事強化へのコメントはどうだったでしょうか?

   まずは、あなたの読んでいる新聞で、沖縄や横浜で進んでいる軍事化の事実が伝えられているか。伝えていなければ、知ってみることから始めましょう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿児島県の無人島も軍事化!沖縄・南西諸島も注視して(東京新聞)

2023-01-12 16:38:54 | 東京新聞を応援

  岸田首相は総裁選の時には「聞く耳をもつ」と自分のことを言っていたが、とんでもなかった。聞く耳をもたず、安倍元首相の国葬も、防衛費増強も、どんどん推し進め、国会の声にも国民の声にも耳をまったくかさない。

  そして、今日は、米軍機の訓練場となる自衛隊基地が計画されている馬毛島(鹿児島県)で、本体工事が始まる見通しとなり、さらに明日13日は、日米首脳会談で軍事を強化していこうとして、勝手に何を約束してくるつもりか。

  そんな政府のやり方に、怒りと懸念をしっかり書いていた新聞は、東京新聞だった。

  

       

              

   東京新聞は、3つの面で、特に大きな2つの面で大きく扱い、防衛強化の加速に警告を発している。でも、テレビのニュースにはまったく流れず、遠い南の地域の問題として、見て見ぬふりなのか・・・その点、沖縄や黒毛島の話を東京新聞はちゃんと日本の問題として、たいへんな軍事強化が進んでいることを、常に伝える努力をしている!?将来、他の報道機関は、あの大事な時に何をしていたのか反省して、次世代から誹りを受けないように、もっと政府の稚拙な軍事強化にクサビを打ってほしい。 

   世論調査の6割の人が防衛費増強が必要と言ったが、後押しになっている? でも、国民は増税されても防衛が大事だと賛成するのだろうか??? 「台湾有事」だ、「北朝鮮の挑発的ミサイル」だ、「ウクライナのようになると大変」だ、「中国の巨大な軍事力」・・・と国民を煽り立てて、国民に考える隙を与えないやり方は、振り込め詐欺のやり方とそっくりではないか。民主主義的なプロセスが全く欠如している!!!!

   あなたの読んでいる新聞にはなんと書いてありましたか? その新聞で、平和は守られますか?あなたの生活は、守れますか?

   あなたは、こんな強引なやり方をする政府に全権委任してしまって、大丈夫だと思いますか?私は、怖くて震え上がっています。

   先走ってアメリカに武器購入の爆買い約束をどんどん積み重ねてしまってきた長期政権。事実をもっと全国民が知って、日本のこれからの安全政策をしっかり議論して進めないと。それなくして、政府のなすがままに任せたら、第2次大戦の時の日本のように、そして、今のロシアと同じような過ちを犯す国になりそうです。ロシア国民に聞けば、日本の戦中と一緒で一人一人は平和を愛する個人なのに、いつの間にか、他国に攻め入って恥じない国の一員になってしまうのです。

   オカシイと思ったら、政府の驀進ぶりに少しでも怖さを感じたら、あなたの選んだ国会議員に疑問を投げかけてみましょう。沖縄や自分の遠い地域で中国、北朝鮮を仮想敵国としたような日米の軍備強化が進むのを見過ごしていると、とんでもないことになります。

   ウクライナのNATO加入が傾向がロシアを刺激して残忍なウクライナへの侵攻につながったこと。同じ事をしているのが、今の日本のやり方ではないですか? 相手の軍事強化を脅威に感じて、相手と同じに軍事強化すれば、相手はそれを脅威に感じて、「抑止力のために」さらに軍事強化する。軍拡への道しかありません。そして、その先は一発触発。相手が攻撃してきたと誤報が入ったり、誤探知で先制攻撃でもしたら、国際法違反で、国際的信用をなくし、国際社会から孤立してロシアのようになるのでは?

   ロシアを非難して「抑止力」という前に、日本がかつてロシアのように無謀に他国を蹂躙した歴史をよく学び、同じことを繰り返さないような道を模索すべきです。北朝鮮だって、「抑止力」のために核をもとうとしているのです。

   北朝鮮の金正恩も、昨年10月に平壌(ピョンヤン)で開かれた「国防発展展覧会『自衛-2021』」で、「我々の主敵は戦争そのものであり、南朝鮮や米国など特定の国や勢力ではない」と述べた。「我々は決して南朝鮮を狙って国防力を強化するわけではない」と強調した金委員長は、核兵器で韓国を先制攻撃しない考えも明らかにした。(ココから)

  とある。なぜ、ここで日本が、その同じ言い訳を使い、しかも核兵器でないにせよ「先制攻撃」を是認するような政府をまだ支持しつづけるのか、私には悪夢としか思えない。あなたは、政府の「抑止力」の考えに洗脳されていませんか?

追伸) 夜、NHKのニュースを見たら、なんとココに<沖縄に離島防衛の新部隊 日米2プラス2の詳細と反応は?>というタイトルで書かれていることの、後半部分の横浜への米軍の新編成についての話をしていた! 鹿児島の無人島ではなく、すでに、直ぐ喉元まできていることがわかった。日本政府が保有を決めた「反撃能力」の効果的な運用に向けて協力体制の一貫のようだ。

海上機動力を強化するために横浜市に春ごろ、アメリカ軍の新たな部隊を設けられること。「横浜ノース・ドック」で、横浜市神奈川区の瑞穂ふ頭にあるおよそ52万3000平方メートルの港湾施設です。アメリカ軍の物資の運送などに使用され、これまで横浜市は国に全面返還を求めてきましたが、返還されたのは一部。ここにアメリカ陸軍の「小型揚陸艇部隊」が新編される。

ニュースや報道を見逃していたのは、私の方?わからないが、NHKらしく、事実と、賛否両論の並列された報道だった。でも、こういう報道をみて、日本がいかに米軍の戦略に足並みをそろえ、最前線で「標的の島」にされる運命に向かっているか、しっかり感じ取ってほしい。

見回せば、分かるという話に本格的になる前に、しっかり情報を知ること。手遅れにならないように。私ももっと勉強せねばと反省しました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日新聞で面白かった記事

2023-01-10 20:17:28 | 東京新聞を応援

   今の時代、値段も安く、日本を平和の道に連れ戻そうとする「力こぶ」を感じる東京新聞を応援するために、このカテゴリー「東京新聞を応援」を作ったが、そうは言っても他にもよい記事を書いた新聞はお知らせしようとここに書きます。

   朝日新聞の1月8日~10日に載った「深流 安倍氏銃撃から半年」という3回シリーズ。これも読み応えがあった。というか、特にこの8日の記事は、警察が、国政選挙を2日後に控えて、統一教会の名も聞いていながら、特定名称をどうするかの判断をした様子など、これまで聞いてない情報が入っていて興味深かった。あのとき、すべてを聞いたままに警察が公表していたら、選挙結果は大きく違っていただろう。

   これについては、記事が大きくスキャンしづらいのと、ココでだいぶ読めるので、詳細は、1月8日の朝日の記事を直接読んでほしい。

  2回目は、1月9日<「安倍派の問題」首相は見誤った>と1面では扱い、さらに、3面で<接点「全員実名」貫けず>のタイトルで、」なぜ、自民党の対応が後手後手に回り、山際大臣や他の議員の隠蔽、ごまかしが報道を後追いするカッコの悪さを露呈する羽目になったのかの顛末と、茂木氏が「名前は報道されている人だけ公表すればいいのでは」とか首相の足を引っ張り、世耕氏も「議員本人がより意思を持っている行動」を公表してはどうかなど、さらに足をひっぱり、党内の圧力に押された様子。12月10日の閉会までこぎ着けると、首相も「一つの区切りはついた。問題の本質は被害者の救済だ」と問題を教団の解散命令請求にもっていって、自民党の旧統一教会との腐れ縁、広告塔になった事にはホッカムリ、「各議員が点検し、説明すべき」と個人の責任にして、選挙で「教団票」を差配までしていたと証言されている安倍氏の調査はまったく手をつけていないことを読者に再度思い出させてくれていた。

  3回目の今日は、<無理解 宗教2世の失望>「やめられるなら、とっくに」というタイトルで、統一教会の2世の方が、教会が、解決策として、教区長68人のうち20人を2世信者にするというのは解決にはならず、法律の制定も2世では「自らの被害に気づきにくい未成年が救われない」ということ。もし、2世の人がそばにいたら、常識的な答えや正論をいうよりまず、受け止めてくれる課程に癒される~などの声を伝えている。

 

今日の朝日ではふるさと納税について、「税収のはずが・・・消える寄付金」として、ふるさと納税で経費が46%で調達費、送料、仲介サイトにいくお金が負担になっている状況を伝えていて、これまで、テレビの宣伝をみては(こんなに宣伝をしていくら仲介手数料をとっているのかなぁ~、寄付になっているのか?)と疑問視していた私には納得の記事でした。

さらに、ついでに、伝説を生んだ、道ばたの「歩兵」 小2から通った将棋道場、席主が見つめた羽生善治の半世紀

も羽生さんの師匠が電気工事の仕事をしていて、ふと道ばたに落ちていた「歩兵」を拾わなかったら、羽生さんは家の近くに将棋道場がなく、将棋の道に進まなかったかも?という人間の不思議な巡り合わせを感じるいい記事でした。

けっこう、朝日新聞も頑張っていますね。よい記事を競って出してくれるなら、他の新聞でも応援します。

  

   

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする