昨日は、月の出が23:12。もう、ダブルお月見をするにも、わが家では昨日の9日の日付をすぎてしか月は見られそうにありませんでした。それでも、とりあえず夜中の12時の前に外にでてみると・・・明るい星が一つ輝いていました。木星です!
8月8日の夜が下のように、月と木星が近かったので、24時間以上して今日は月が木星から離れて左下にいるはずでした。
<2023年8月8日23:46>
木星がしっかり見えているというのは、晴れている証拠。東が見やすい公園に行ってみました。公園について見回しても、木星は見つかったものの、その左下に月は見当たりません。あきらめて、もう少し時間がかかるかな~と1回帰ろうと思い立ち、それでも、もう1度公園のすみまで行って見回すと・・・「!」
<2023年8月10日0:14>
建物と建物の隙間から月がわずかに「もう少しだから、ちょっと待ってぇ~」と声を上げて、私を呼び止めてきました。「わぁ~、そんなところにいたのね」と思わず、隠れん坊から鬼が諦めそうになり出てきた人みたいなお月様に笑ってしまいました。
しばらく、月が上ってくるのを眺めて、写真を何枚か撮って、そろそろ家近くでも撮れる位置になってきたところで、家に戻りました。思ったように、月は、家のそばでももうしっかり見えていました。
木星と月がこんな距離になっていました。
ところで、月をまた撮っていた時に、「!?」何だか、月の上が凄く賑やかなのに気づきました。見間違い?レンズにゴミがついている?どこか見慣れたような星達。でも、あまりにハッキリたくさん見えて・・・・何だか夢を見ているような気持ちになりました。
月と一緒に撮ろうとすると、上のように、星がしっかり写りません。それでも、月の上に星がいることが分かりますよね。
月明かりを避けるようにして、星達のいる部分を写真に撮ってみました。
何か見覚えのある星の並びです。「そうだ、昴(すばる)かもしれない!」もっと、良く撮れるかな?試してみると・・・
こんな渦を巻いているような星々がたくさん現われ出しました。胸がドキドキしちゃいました。こんな写真が撮れたの始めてです。何て華々しい星団なのでしょう。賑やかすぎて眩い。それにしても、いつもはこんな小さい星まで写らないのに、夢じゃないの?なぜ、手に取れるように近く、こんなにたくさんの星が撮れてしまったのだろう。疑問で頭がいっぱいになりました。
思いついたのは、昨日土砂降りが何回か関東にも降って、空がきれいにお掃除されたことくらいでした。
お月様も、きれいな姿を撮ることができました。煌めくスバルは宝石箱のようでした。
誰もが寝ている真夜中に、こんな天体ショーを独り占め。本当はたくさんの人と一緒に見たかったなぁ~と思いました。
さて、まずは、私の感動した昴(スバル)のご紹介をしましたが、昨夜撮れた月が日付を越えて10日の月になってしまったので、ダブルお月見はできませんでした。そのため、この下にダブルお月見のために、アップせずにとっておいた8月9日の朝のお月様と、さらについでに今朝のお月様をアップしておきますね。
いかがですか?1日でも、月はずいぶん変化するのがわかりますね。ちなみに、今朝の月は、こんな空の中に見つけました。
これからは、月の出は、さらに遅くなり、朝に青空の中にお月様を見つける時期に入ります。夜更かしはここで終止符。今夜からは、早寝早起きで健康な暮らしを心がけ、暑い夏に立ち向かいます。
早起きの方は、昴と月はどんどん遠ざかってしまいますが、暗い内なら是非「昴」を探してみて下さいね。おうし座のVの字から探してみるのがよさそうです(おうし座のVから昴の探し方は、仙台市天文台のココを参照にするとよさそうです)。