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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2023年6月の惑星

2023-05-31 21:51:37 | 惑星・天体ニュース

              何て時が経つのが速くなったのでしょう(苦笑)、もうほぼ2023年も半分に近づいています。光陰矢の如し。さて、時が過ぎるのを惜しむより、1日1日を月に見守られながら、しっかりこれからも過ごしていきたいと思います。

    まずは、前回の月の巡りを振り返ってみましょう。

    前半は快調でしたが、後半の下弦の月の頃から息切れしてしまいましたね。残念。

    そして、ダブルお月見の方は、コツをつかんで日付が変わった時の月を撮影することで、だいぶ見られる日数が安定してきました。でも、最近は家の事情で5時起き、6時活動開始が続いているので、無理ができないように。そのため、意図して夜更けに撮影するのは断念しました。それでも、下のように6回ダブルお月見に成功しました。

    *「ダブルお月見」とは、1日の中でお月見した月が、1回沈んで地球の裏側の人の空にいったあと、再び東から昇って来た月を見つけてお月見すること。として、勝手に決めて名付けました。mimeiもしくはyonakaと書いた月はこの後1回沈んで、再びyoru夜みる月になります。

        さて、では今月の惑星です。いつものように、太陽から近い順にお伝えしていきます。

    水星:小さく、太陽にも近い軌道を回る惑星なので、大変見づらいです。現在明け方にいます。月初がチャンスですが、双眼鏡や高倍率のカメラを使わないと見つけづらそうです。

    金星:明るいです。間違いようもなく、今、夕方に太陽が沈んだあとの西空に明るい星がひとつ見つかったら金星だと思ってほぼ間違いないです。6月22日の空が国立天文台のサイトにアップされていたので転載してみました。細い月の下に金星、その時、火星も見られるので「間違いないと言われても、本当に見つけられるかな?」と心配な方は、この日に西空を探しましょう。金星と火星と2つの惑星を一挙に見つけられます。

         月が金星、火星に接近 2023年6月22日 20時30分頃 東京の星空

    火星:上でもう説明しましたが、6月22日は月と一緒にいるので見つけやすいです。しし座のレグルスも明るく、肉眼で見られるので楽しみましょう。火星は、今、地球から離れているので残念ながら暗いです。肉眼でみつかると思いますが、接近しているときのようには見えません。

    木星:今、朝にこれからどんどん見やすくなってきますが、日の出が早いです。太陽の光の中ですぐ見えなくなります。ですので、朝見るには3時?4時?にみないといけない。それって、朝でしょうか(笑)まず、起きてみる人はいないと思います。私は、下図のように、月が近づいて見える6月14日前後に、お月様と一緒にいるお月様はみたいと思っています。    

         月が木星に接近 2023年6月13日から15日 3時頃 東京の星空

     土星:朝にいますが、夜中にみる人は少ないと思いますので、木星と同じで6月10日前後に土星と月が近づいている時、お月様と一緒に土星を楽しみたいと思います。

         月が土星に接近 2023年6月9日から12日 3時頃 東京の星空

       ということで、早朝の惑星(木星、土星)は14日前後や10日前後に過酷な4時前起きで月と一緒に楽しむ。そして、日々楽しむのは、金星、やや暗いですがそのそばにいる火星。これは、月がそばにいなくても、金星が明るいので すぐ楽しめます。内惑星なので、金星の動きを見守ってみましょう。夏にむかってどんどん沈むのが早くなりますので、金星を楽しむのも7月まで。今の内です!

       さあ、今日の月の出は、15:49。夕方暗くなる前にも青空の中に白い月が見られるかも知れないので、晴れていたら探してみましょう。     

       

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夜に晴れてきて、月とスピカがこんな姿で!目を奪われた

2023-05-31 21:37:04 | 惑星・天体ニュース

   明るい内は雲がいっぱいで、月がいるところが分かりませんでした。でも、暗くなるのを待っていたら、なんと、今日は晴れてきて、こんなにきれいな姿を見せてくれました。

   

     とはいえ、快晴ではなかったようで、実は、月の周りはまるで青い瑪瑙(めのう)のような美しい雲と光冠に囲まれていました。

       

       そして、分かりますか???月の下に星がいます。乙女座のスピカのようです。なんか、宝石の世界が空に広がっているようでした。まだまだ、今夜は日付がかわるまで十分楽しませてもらえるはずです。ちょっとあなたの処も晴れていたら、覗いてみませんか。

   

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暮れかかった空に一瞬見えた月

2023-05-31 09:21:16 | 惑星・天体ニュース

     天気がなかなかよくならず、明るい内はまったく見られなかったお月様。日没を待ってから空を時々のぞいてみていたら、思いがけない南空に月影がぼんやり浮かんでいました。カメラを持ち出してきて、撮ってみると、目にははっきり輪郭が捉えられなかったのですが、それなりに月とちゃんと分かる写真が撮れました。

     

      もうすこし、輪郭がハッキリ捉えられた写真では、実際より空が暗くなっています。

       <19:15>

       この後は、天気が崩れて、姿をみることはできませんでした。ほんの一瞬でも今日もお月様にあえてよかったです。

       昨日は石川県でまた地震があり、テレビの警告音にどっきり。今朝は、北朝鮮のミサイル発射で朝からJアラート。全テレビ局が一斉に同じ北朝鮮のミサイルニュースに。でも、北朝鮮のどこから打ち上げられ、今どこを飛行中かもはっきり言及されず、限りなく頼りない情報が続き、その上、テレビはJアラートが出された沖縄には落下せず、警報を解除した後もずっとミサイルニュースを、長かったものでは、私の見た限り TBSの羽鳥~の番組で8時半過ぎまで、NHKに至っては9時過ぎまで延々とやっていて、しっかり情報が分かって分析を終わってから報道をしっかりすればいいものを、下らないにもほどがあると呆れた。

      北朝鮮がすでに6月1日からミサイルを撃つと警告をしていて、準備を整えてこの情報のなさ。自衛隊も韓国、米国の情報も入れてもこの有様。(訂正の理由について、下記の追記を読んで下さい)お金を防衛費増強してきてこの有様。お金ではない問題が山積みの政府だな。こんな政府にさらに国民生活を削って防衛費43兆円なんて積んで国際情勢を悪化させて、日本が軍備で平和を築ける国民がいるのだろうかと心から疑う気持ちになった。

      警告されている国からのミサイルの情報すら迅速にだせない国が、敵基地攻撃能力なんて、笑わせる。もう落下していない、危険もないと言われてからも即座に情報を発表できない国が、どうやって、撃つ前の正確な基地情報を捕まえられるのか。しかも、その情報にミスがあって敵基地攻撃したら、国際法違反の戦争開始国になる他ない。守るもできない。卑怯な戦争開始国になるしかない防衛に巨額の税金を投入してなんの意味があるのだろう。しかも、兵器はいずれにせよ人殺しの破壊を目的としたもの。資源の無駄遣い、使用したら更に人の命と財産と環境破壊をもたらすSDGsに真っ向から逆行するものでしかない。

      威嚇のための使用しない兵器と言い逃れても、それは真っ赤なウソ。

      威嚇された相手国のさらなる軍拡への口実をあたえ、さらには、こちらも威嚇するために軍拡へと悪循環しか生まない。

      まともにJアラートで地下室や安全な場所?で避難を続けて防災ごっこで国防の危機感を煽るやり方に、無性に腹がたった1日の始まりでした。その点、宇宙から火球が飛び込んできて隕石がどこに落ちそうか、どこに起きたか、民間のネットワークでボランティアで成り立っているのに、観測するとデータを会員が共有し解析。迅速に分かったことから発表するSonotaCo Network 。その何と平和で、科学的で、整然としていることか。

      宇宙を見上げて、地球に落下してくる流星を追う。そういう人々の個人の利益を超越した広い視野をもつ心が、国家間の狭い利益を超えて世界の幸せを願うSDGsの思想にそぐわしい。

 

追記)6月4日新聞にでた事実から、この部分を修正します。詳細は、6月4日のブログ ミサイル即時情報交換を米軍とすら今!?とても任せられないをご覧下さい。内容、ここの下にも簡単に掲載します。

ロイター発で、下のようにココに書いてあった。  

[3日 ロイター] - 浜田靖一防衛相は3日、北朝鮮の弾道ミサイル情報を日米韓で即時共有する運用に関して、今後数カ月中の初期的運用の開始に向けて3カ国間で取り組んでいくと語った。

「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)が行われているシンガポールでオースティン米国防長官、韓国の李鍾燮国防相との会談後、記者団に述べた。

浜田防衛相は、情報の即時共有の具体的な内容や運用開始時期は調整中としながら、「この取り組みは北朝鮮により発射されたミサイルの脅威を探知、評価する各国の能力を向上させる。早期に実現できるようにしっかりと取り組んでいく」と話した。

北朝鮮は弾道ミサイルの発射を繰り返しているほか、5月31日には「人工衛星」を打ち上げた。失敗に終わったものの、早期の再打ち上げの意向を表明している。

今頃になってと唖然とした。韓国と関係が悪い現政権でも、兵器の大人買いしてこびを売った米国からも即時に情報を共有できてなかったとは・・外交で、防衛できるための最低限のことは当然やってから、敵基地攻撃能力と言っているのかと思いきや・・・この政権、頼れない

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雨の中に月がっ!

2023-05-28 23:29:22 | 惑星・天体ニュース

    今日は雲がいっぱい。月には会えないかと思いましたが、今日は、家計簿をそろそろつけないと~と始めたらうまく決算が会わずイライラ。他にも、イライラの原因がいっぱいあって・・・。何だか、調子悪い感じ。こういう時は、お月様に気持ちを収めてもらうしかない!

    すると、窓を開けると月が薄らと見えていました。

    

    「ここにいるよ~っ、どうしたの?」と声をかけてくれました。でも、家人に呼ばれてゆっくり見ていられません。

   ややあって、また、少し余裕があって、窓を開けると、何と雨の音。これはダメかと先ほどから少しもう西に動いているかもとベランダからやや乗り出して覗くと・・・

          <2023年5月28日22:02>

        一瞬ですが、月がぴかりと光っていました。あわてて、シャッターを切りましたが、なかなか上手くズームではとらえられず、遠景で撮ってどうにかトリミングで少し月だと分かっていただける位にはなりました。

        でも、この一瞬だけで、その後、雨はやんだようなのですが、月はどんどん雲に隠れてしまいました。

         <22:02>

         

         みんな大変な中でも生きています。失敗をした人、不幸に見舞われた人、人災や天災、災いは世に溢れていると感じるこの頃、でも、希望は持ち続けないとね。と、いつものように、月から教わります。

         そういえば、今、図書館で偶然見つけた「残念なおとな図鑑」という美達山和さんの本を読んでいます。とても意外な場所で書いた、とても不思議な本です。実は、以前の仕事で、私は幾度か訪れた経験をもつので、他の人よりはこの世界のことを知っている方だと思っていましたが、知らないことがいっぱいでした。どこが残念なところか。あなたも興味が湧いたら図書館で探して読んでみると、思いがけない発見があるかもしれません。美達山和、不思議な人です。

         

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今日は、しし座の中にいるお月様

2023-05-27 21:48:00 | 惑星・天体ニュース

   今日も天気がよく、青空の内からお月様が見えないかと探していました。雲が多く隠れているようでしたが、見つけたのは、まだ明るい5時半すぎ。

    

     元気よく、上昇中のお月様でした。

       

     5月28日0:22に上弦の月になるというのは、つまり、この日付がかわった0:37に西の地平に沈むお月様が、沈む直前に上弦の月になるということ。これでもやや真ん中がまだ凹んでいるということなのですね。でも、姿勢のいい素敵な半月です。

                             

                      今は、だいぶ傾いて、地平線に向かって降りて行っています。そんなお月様をアップで撮ろうとしていると、視力がよくなくて、肉眼ではきづきませんでしたが、どうもお月様のまわりに星がいるようだなぁ~と気づきました。

          

          少なくとも、月の右と下にはっきり明るい星が写り込みました。さあて、誰かな?最近、私が使っているアプリは"Stellarium" です。こんな具合に今の空で月のそばに誰がいるのか、教えてくれました。

             

      半月を足の付け根に輝かせながら、ししが地平に降りていくところでした。そして、明るく見えたのは首と足のもう一つの付け根の所の星でした。アプリ、便利ですね。

      ただ、アプリに助けられる反面、AIが発達しすぎて、「もう誰からの電話も信じられない?」岸田総理の声真似も話題 ディープフェイク最前線 なんてことが、どんどん起こり始めているらしい。フェイク情報がとても簡単に作れてしまう世の中。うっかりすると、何が本物かウソかわからない内に政治や経済や、信頼関係がズタズタになってしまう可能性もある。

      核兵器のよい使いかた「抑止力」なんてことを信じてしまう人間。核兵器だけでなく、AIも人間がマトモでないと、たいへんな事態に世界を巻き込む危険性が大きいと思った。軍事力の増強で平和が構築できると思う人がまだ多い世の中で、私は性善説に立つのは余りに楽観的すぎて、危険だと改めて思う。

      

 

           

 

 

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月と金星がみえたっ!

2023-05-26 22:09:59 | 惑星・天体ニュース

    昨日はお月様はみつけることができましたが、夜ブログを書いたあとにぎりぎり金星が沈む前に月と一緒に写真を撮ることができました。

   

         街灯の左の点が金星です。

     そして、今日の夕方。さあ、快晴なら、明るい内から見えるはずですが、雲がまたもや雲がいっぱい・・・暗くなるのを待ちました。しばらく待っていたら、月が見えてきました。

    

    さらに、金星も諦めずに時々覗いてみていたら、金星も見えてきました。沈む前にみつけられてよかった。このブログを書いている今は、もう沈んでいますね。

          

      5.26の5の上に見ていくと、小さい点がみえるのが金星です。肉眼で見える明るい惑星ですが、写真に撮ると小さいですね。 上の月は明るいので、雲に隠れながらも目立っていました。それにしても、ずいぶん見えやすいところに見られるようになりました。  

      さあ、そろそろ金星は早く沈むようになってきます。今の内に楽しんで下さい。そして、月はどんどん昇る時間朝遅くなり、快晴なら午後から夜遅くまでみられるようになります。お月見楽しめる時間が長いはず。月好きにはうれしい時期ですね。

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雲の合間に見られた月

2023-05-25 20:30:20 | 惑星・天体ニュース

   雲が夕方になって意地悪くたくさん出てきました。これは、どうなるかな。暗くなるのを待ちました。

     

       分かりますか? もうずいぶん空高くに残っている内に、暗くなるようになりました。

      

        きれいな月です。

        でも、この後はうす雲が全体に張り出したり、姿をみせたり安定しません。あなたのところからは見えますか?いつの間にか、沈む時間がすっかり遅くなり、23:39。たっぷりチャンスはありそうです。眺めてみてくださいね。

        今日は、まず平穏な1日を過ごすことができて、感謝します。

        最近は、地震があったり、思いがけない自動車事故や火災も多く、危険な場所でない場所でも、職場、病院、介護施設でも、さらに保育園、学校にいてもすら安心しておれず、家ですらも・・・怖い事件がたくさん起きて驚かされます。

        無事にいられる幸せを、日々噛みしめます。お月様、どうぞ皆を見守って下さい。

      

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新しい月の巡りに入りました

2023-05-24 21:37:02 | 惑星・天体ニュース

   実は、新月が5月20日。21日に、最初の細い三日月が見られる予定でした。ところが、夕方になって金星は見つけられたのですが、なぜかみつかりそうで、見つからなかった極細月。「銀河鉄道の月Ⅱ」のブドリさんは写真に捉えていました。ココから見せてもらえますよ。

   それからは、天候に恵まれず、金星すらみられませんでした。そして、今日。快晴の夕方に自信をもってお月様を待ちました。

    

       金星、かなり明るかったのに、ブログにアップしてみるとはっきり見えませんか? 2023の20を上に見ていくと、葉の上に小さく点になって見えています。

       月は、もう堂々たる感じの三日月よりやや太めにもうなった月齢4.8のお月様です。

       

      このお月様、今日は下に金星がいるだけでなく、星に囲まれていました。

      

      大きくしてみましたが、残念、あまりクリアでない映像で分かりづらいですね。月の右に2つ並んだ星が双子座の星。月の左にいるのが、火星。そして、写真の左の1番下の方にある白い点は、冬の大三角の左上の頂点となるプロキオン。もう冬が駆け足で追いやられて、春の星座に夜空を明け渡し、夏の星座も東からどんどん昇ってきはじめています。

   

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6紙比較でみる「G7は、成功だったか?」

2023-05-23 15:49:26 | 日記

   みなさん、G7広島で、岸田首相が平和のためにどう行動したか。様々な報道が続きました。(さすが広島出身だけあって、被爆の実相を世界に知らしめてくれて素晴らしい働きだった~)との評価の声が高まっているとの声もあがり、内閣支持率が上がったと言われています。

   そんな大事な時期なので、G7が閉会した翌朝の5月22日に新聞が、どう評価を書いているのか気になりました。さあ、恒例の6紙新聞比較をしてみようと思います。

   その前に、まず、共同通信の次の記事を読んでみましょう。NHKでもニュースでも伝えられた「被爆者のコメント」です。昨日の夜7時半の「クローズアップ現代」では、さらに詳しく放送されていました。

   タイトルは、 G7サミット「期待裏切られた」 被爆者団体、失望と怒り となっていましたよ!

 

   

   青字で<写真 被爆者「サミットは大きな失敗」>とあるのを見ると、サーロー節子さんの大きな写真とともに、したのような記事がでていました。

広島で被爆し、カナダを拠点に核兵器廃絶を訴えている被爆者のサーロー節子さん(91)は21日、広島市で記者会見し「G7広島サミットは大きな失敗だった。首脳たちの声明からは体温や脈拍を感じなかった」と批判した。「原爆資料館で何を感じ、何を考えたのか。その声を聞きたかった」とも指摘した。

 被爆者らは核保有国や「核の傘」の下にある日本などに核兵器禁止条約参加を求めてきたが、G7の共同文書「核軍縮に関する広島ビジョン」などで条約への言及はなかった。サーローさんは「声明には何も新しい内容がなかった」と述べた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領の出席に関して「武器支援のことばかりで、話し合いによる解決策が聞こえてこない。広島でそうした話をされるのはうれしくない」と複雑な心情を吐露した。

 サーローさんは13歳の時、爆心地から約1.8キロの学徒動員先で被爆。姉や4歳のおいたち親族と、多くの級友が犠牲になった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    

   さあ、上記の記事はネットで拾った共同通信の記事ですが、いつものように、こういう大事な時は6紙をコンビニで買いそろえて、比較してみました。さっそく、並べてみましょう。

 

           まず、1面の印象は、いかがですか? 

   産経新聞:ウクライナ連帯 世界に誇示  +(小見出し)国際秩序守る決意

   読売新聞:G7 ・ウクライナ結束  +ゼレンスキー氏 平和訴え

   日経新聞:G7 ・ウクライナ結束  +被爆者と対話「歴史的意義」

   毎日新聞: G7「国際秩序守り抜く」 + 「ここから」が問われる

   朝日新聞: 「戦争なくさねば」広島で + G7 国際秩序回復へ宿題

   東京新聞:核なき世界「追求」 抑止力「強化」相反するメッセージ発信 +「平和外交より軍事力」突出

政権の今回のG7の成果に対して、政府の発表したままを伝えたのが、産経、読売、日経新聞です。

1面で+の後に 問われる、宿題といった言葉で「でも、問題が残った」ということを伝えているのは、毎日と朝日新聞です。

そして、東京新聞だけが、核なき世界「追求」 抑止力「強化」と、(あれっ?)というようなタイトルを出し、その下に「相反するメッセージを発散」と、核なき世界「追求」しておいて、自分たちは抑止力を「強化」する矛盾を明確に指摘。さらに、左に、「平和外交よりも軍事力」突出と、去年の11月のG20の「核兵器の使用・威嚇は許されない」との宣言から後退。「ロシアによる」核の威嚇や使用は許されないと限定的表現になってしまったことに言及している。この矛盾を明確にするため、タイトル下に左右で対比するように表でしめされている(下に、拡大したものを転載しました)

      

      さて、6紙の中で、あなたがいつも読んでいる新聞、他の新聞と比べていかがでしたか?

      あなたの思っているような平和理念にそった新聞はどれでしたか?

      ところで、1面でG7の成果に疑念を挟まずに、政権の言ったままを掲載した3紙も含めて、全ての新聞が、中の面を開いていくと、共同通信が書いたように、被爆者の方たちがみな失望感を表現して、今回の広島の会合は失敗としていることについて、下記のように掲載をしていました。<社会面に掲載したものが多数>。正直、全ての新聞が、批判的な意見もちゃんと掲載していたのには、心から安心しました。

     産経新聞「首脳の思い感じられず」サーローさん、声明に苦言 として、「(核軍縮への)リーダーたちの思いが感じられなかった。この街で起こったこと、私たちが体験してきたことを理解してくれたのか」と資料館で一人の人間として、どんなことをリーダーたちが視察や被爆者との対面が非公開でをあったことを批判したことなどが書かれていた。 

     読売新聞核廃絶の議論 続いて」 被爆者ら 首脳の行動期待 「NPT堅持」は批判 「実効性ない」被団協は不満  サーロー節子さんの「広島まできてこれだけの内容しか(声明に)書けないかと思うと残念だ。サミットは失敗だったと思う」については、よく読むと批判しているサーローさんの写真入りで書いてあった。ただし、小さく。

      日経新聞: (核廃絶と停戦 ともに祈り)のタイトルの下に 被爆者、思い届いたか サーローさんの言葉の引用もウクライナの戦争を早く中止してほしいと祈るのコメント。(さらに、小さい記事で 広島開催の意図「どこに」と怒り被爆者団体が会見も掲載)

          *上記3紙の中での比較では、まともに被爆者の方たちの失望が伝えられていたのは、産経新聞だとの感想をもった。ただ、これを持って産経を評価しているといったら大違い。2面3面を読むと、政権と足並みを揃えている以上に、「(ウクライナに)G7議長国の日本も殺傷力を持つ兵器の提供を実現するときである」「核兵器の脅威には自国または同盟国の核兵器で備えで抑止するしかない現実があるのに、目をそらしている人がいる」「核なき世界 抑止力強化から」などの言葉が並ぶ。

          「殺傷力のある兵器」の言葉に、私は背筋が凍った。核兵器で抑止するしかない。脅威には脅威で対抗する考えは、軍拡と破滅を招くだけと私は考える。

 

     毎日新聞:社会面に大きな見出し <平和 同じ空に誓っても> (ゼレンスキー氏原爆慰霊碑訪問)の中に、

    「がっかり」「失敗」被爆者手厳しく として、広島で原爆資料に多くの要人が接していったことは評価しても、核兵器禁止条約への言及がなかったこと。「核抑止の前提にたった議論で、戦争を煽るような会議になった」などの憤りの声も。被爆者の児玉三智子さん「武器の供与(の約束)を広島でしてほしくなかった、兵器で命はまもれない」の言葉など、数多くの被爆者の声を紹介していた。

     朝日新聞:社会面に大きな見出しで<被爆地 喜びも失望も> 

     喜びはウクライナ人の声。ゼレンスキー大統領の広島訪問を歓迎しウクライナへの支援が表明されたことなどへの評価。ただ、2014年にロシアに併合されたクリミア半島出身者の人の話は少し違い「ゼレンスキー大統領のサミット参加はプーチン大統領を刺激し、逆に平和を遠ざけるのではないか。両国が直接話し合って戦争をやめ、核兵器が使われないようにしてほしい」とコメントを入れている。

     失望は、元広島市長の「岸田首相はヒロシマの願いを踏みにじった」「ヒロシマに集まるならば核を全否定し、平和構築にむけた議論をすべきだった」「停戦と戦後復興について話し合ってほしかった」の言葉。広島出身で核廃絶を目指す若者らの団体「カクワカ広島」の高橋悠太さんは、「一体何のための被爆地・広島でサミットをやったのか分からない」との怒り。サーロー節子さんの「これだけしか(声明に)書けないのか。死者に対しての侮辱だ」「サミットは大変な失敗でした」など多くの人の失望の声を伝えていた。

     東京新聞:1面の扱いから他の紙面と群を抜いた被爆者やヒロシマの人たち、平和を望む人たちの声に寄り添った表現になっていましたが、2面にも大きく「被爆地 踏みにじられた」 として I CAN・川崎氏 G7に「失望」が述べられていた。さらにその理由が簡潔にどこにあるのかを下のように△,Xなどで表に分かりやすく表記。その下にあるように、「広島ビジョン」についての自賛した首相と、「(ビジョンは)、核抑止力を正当化している」の質問には答えなかったことが書かれていた。

    

      そして、社会面では、2面にわたるさらに大きな記事で 

     核なき世界へ 具体的一歩を として、被爆者の森下さんとサーローさんの訴えを掲載。核軍縮・不拡散を柱にした首脳声明も「米英仏が核兵器を放棄するのでなく、抑止力として持つことを容認する内容には賛成できない」という被爆者の思いと、「武器支援のことばかりで、話し合いによる解決策が聞こえてこなかった。広島でそうした話をされるのはうれしくない」の声が載せられていた。

    また、ウクライナの人の声としても、ウクライナ避難民の女性が <ウクライナ侵攻>「武器より優しさを」のタイトルで、

    「核兵器は本当に非人間的」。母国では、核兵器があれば侵攻されなかったという意見もあるが、核軍拡の先にあるのは悲劇だけだと感じる。「国は守らなきゃいけない。だけど、ウクライナ人でもロシア人でも、人が死ぬのは苦しくて悲しい」。侵攻への怒りは消えないが「必要なのは、武器より優しさであってほしい」「平和と優しさが絶対に勝つ。私たちはこの事態を乗り越えます」と、広島の資料館の感想ノートにウクライナ語で綴ったとありました。

    今回のG7。あなたはどう思いましたか? 

    戦争が長期化している中、戦争を倦むような緩みが生じないように、ゼレンスキー大統領が来日。ウクライナへの支援を確固たるものにして、民主主義を守る国の結束を高め、平和をもたらす。そんな雰囲気が醸造されたように私には思えました。

    でも、悲惨な戦争がウクライナとロシアの間で続き泥沼化していることに、私の心は痛み続けています。被爆者の人たちもそうですが、平和を愛する人なら、最後にあげたウクライナの人のように、「人を殺すなかれ」という人間としての大前提を捨てることはできないのです。

    だから、いくらロシアの侵攻が非道で、許されない行為でも、(兵器を強化して平和を得ようとすることが続くことに耐えられない)と感じることが自然なはずです。 

    「必要なのは、武器より優しさであってほしい」

    彼女の言葉が心に沁みました。こうした思いこそが、本当の平和をこの地球にもたらせる唯一の道だと、私は疑いません。

    武器で勝ち取った平和には恨みが残り、次の戦争の種が残るからです。

   

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おかしな日本!農水省が戦時体制準備をしてる!街頭で、山本太郎

2023-05-22 13:21:09 | 日記

   久しぶりに山本太郎です。山本太郎、実に精力的に今も、民衆の中に入って街頭演説を続けています。たとえば、下記のように横浜、立川で

市民の疑問を受け付けながら話にいくようです。  

   そんな中で、以前3月に国会でかれが取り上げた(国会の時の画像はここから)今、G7で日本の外交が素晴らしいような報道がされていて、岸田政権が平和を進めているような誤解を国民にまき散らしているので、ここで、是非山本太郎の話に再度耳を傾けてほしいと思います。

   今回は、同じことを、街頭で市民の質問に答えながら、しっかりスーパーパソコンの富岳がはじき出した、「もし、中国と関係がわるくなり、部品などが1.4兆円が2ヶ月と調達できないとなったら、日本の生産額は約53庁円分消失する!」 という話をしているのが公開されていた。防衛費予算を43兆円にして他国に脅威と反感を広げて、こんな結果を招いたら、日本はお終いです。アジアの国はこんな対応はしていないと下の動画で山本さんが説明しているので聞いて下さい。

  そして、さらに驚愕の話。昆虫食に研究費を国が出している話は聞いたことがある。(その昆虫食を進める裏にどんな政府の考えがあるか)ということで、有事の時のために、農業者たちが作る物を国家が制限する法律を出す準備をしていることを明らかにしいるというのだ。国が戦時下の時に利用したと同じように!!!

   下の画像をクリックして、あなたも街頭で山本太郎に偶然にあったつもりになって、ちょっと立ち止まって、面白半分でいい、彼の声に耳を傾けてみませんか。

   

    この、有事の食糧不足のための制度をつくる話。どうやら、朝日新聞デジ版のココに掲載されたものから話したようで、でっち上げではなく山本太郎の話はかなり裏付けしっかりしています。

有事に輸入が止まるなど国内で食料が不足する事態に備え、農林水産省が農産物の増産を農家や民間事業者に命令できる制度をつくる方向で検討を始めた。来年の改正をめざす「食料・農業・農村基本法」に盛り込んだうえで、強制力を伴う新法を整備する方針だ。

 具体的には、花農家にコメやイモをつくるよう命令したり、限られた食料がまんべんなく消費者に届くよう関係する事業者に指示したりできるようにすることを検討する。価格高騰や買い占めを防止するための価格統制や配給制なども視野に入れる。

 紛争で海上輸送が止まるような事態のほか、気候変動による世界的な凶作、感染症のパンデミック(世界的大流行)による物流の混乱なども想定。新型コロナウイルス対応のように、有事には首相をトップとする対策本部を設置し、必要な指示・命令ができるようにする案が挙がっている。

    

    みて下さい。山本太郎が出してみせた1941年の臨時農地等管理令と非常に似ています。戦争の歴史を繰りかえそうとしている自民党。

    思い出して下さい。安倍首相が亡くなったからと言って、自民党の統一教会と手を結ぶに至った古くさい何とも陳腐な反共産主義思想。戦争は繰り返さないといいつつ、国旗、国歌の強制。愛国心、道徳復活。破防法を思わせる共謀罪。

    森友学園のような軍艦マーチ教育勅語オンパレードの学園を賛美していた首相の長期政権を支えた体質を国民は忘れて自民党を許していいものか。日本国憲法の改正、そこで復権しようとしているのは、「国軍」。

    夫婦別姓、ジェンダーの旧態然たる考え。地震大国である日本に相変わらずの原発神話回帰で再稼働を進めようとする自民党。国家権力をふりまわす様々なやり方。思い出して下さい。

    岸田政権は違う???ほんとうに???? 学術会議はどうなりましたか?欠員のままです。平和の口の裏では核兵器禁止条約にはオブザーバー参加すらしていない国なんです。サーロー節子さんらヒバクシャの方が、こんどのG7の成果について何といっているか知っていますか?

  サーローさんは昨日、G7サミットがまとめた核軍縮に関する「広島ビジョン」を巡り「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判。核兵器禁止条約の締約国との協働など期待していたが、「広島ビジョンでは全く無視されている」としていた。  日本被団協は21日、オンライン記者会見を開き、サミットの成果について同様に厳しい見方を示した。日本被団協の木戸季市事務局長(83)は、核抑止を事実上肯定し、核兵器廃絶に向けた十分な議論がなかったと強調。「希望は完全に打ち打ち砕かれた。核の傘の下で戦争をあおるような会議だった」と憤った。(ココから)

    佐川の公文書偽造、黒川のための検察法改正、桜を見る会の名簿破棄。法治国家といいながら、法治国家をぶっ壊してきたことは、明らかです。長期政権で任命してきた法務大臣たちの無法ぶりについてはココで書いてきました。そもそもが、自民党は地盤と看板、そしてお金で議員を世襲している割合が突出した党。2世・3世議員が多いです。国民目線がないのも、当然です。

    あなたは、平和についてどう考えますか???敵基地攻撃能力の保持を目指し防衛予算増強を進めている現政権。長距離ミサイルを向けられた相手国の国民の気持ちは平和に向かうと思いますか?山本太郎のいうように、貿易でこれだけ結びあっている今の世界の中で、武力で威嚇し合う関係なぞやめるべきでしょう。

    大戦前に今のロシアのように孤立したと感じて、その打開策として外に侵略に出た日本。2度の原爆で最後敗戦した日本の反省はどこにあるのでしょう。「2度と戦争をしない」だったはずなのに、日本は確実に戦争に向かって破滅の道を歩いています。止めないと!!!

 

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