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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

今、夕方の空の金星、土星、春、夏の星など

2024-10-02 19:46:15 | 惑星・天体ニュース

   昨日は、ちょうど10月の惑星の記事も書いたので、夕方晴れているようだったので、日が沈んだところで、西空をみに行きました。

    <2024年10月1日18:04>

    素敵な夕焼けでした。でも晴れていたのは高い空と地平そばだけ?あら、金星は雲の中に隠されているのかな?とがっかり。でも、よくよく見ると・・・

    雲の中から、「ここだよ。見えない?」と金星の声がしました。わかりますか? 真ん中のあたりの、雲の上の上の隙間によくみると金星がいました。

   

    でも、これでは、どんどん雲に金星は突入していくばかりのようだったので、東の空を見に行くことにしました。

    すると、こちらは、かなりしっかり晴れていて、土星が待ち構えてくれていました。お伝えしたように、秋の空は1等星がすくなく寂しい空。右にある木の高めの左にポツンと小さな白い点が土星です。

      

      見渡しても、まだフォーマルハウトは見えるところにいないので、東南の空を一人独占状態の土星でした。 上の方を見上げてみると、天頂近くには、大きな三角形を描いている星が3つ目立っていました。「夏の大三角」です。

      そうそう、さきほど金星を見た時に、金星の右上にはアルクトゥルスといううしかい座の星があったのですが、今は夕方には「春の星座」、上に「夏の星座」、そして、東に「秋の寂しげな空」がいるんですよね。

         

  

  国立天文台の図をかりてお見せすると、夕方はこんな感じです。秋が深まると、春の星座は早々に地平に消えていき、夜8時には、夏の星座が沈む用意に入り、秋の寂しい空が中心にやってきて、冬の明るい星達が東から登場~~~となるんです。

  月は昨日は朝には見られませんでしたが、「銀河鉄道の月Ⅱ」の関東の西に住むブドリさんには見られたようで、素敵な写真をアップしてくれています。「2024年10月 月齢27 運良く見られた極細の月」もアップされています。

  さらに、昨日の夕方見られたISSも「2024年10月1日 久しぶりに晴れてISS(国際宇宙ステーション) 」もアップされていて、今日の夜6時半頃に関東ではISSが見頃との予告をしてくれていたので、今日は金星たちをその時間に合わせて私も見逃さないようにしました。

  残念ながら、今日は写真はほとんど撮らなかったのでありませんが、ISSが西の地平線から昇ってきて、静かに南東に消えて行くまで数分を楽しむことができました。

  空の星達は、規則通りに、ISSも、いつもきっちりと運行しています。人の思惑に揺らされてすぐ自分を見失ってしまったり、変わらざるをえない人間と違うところがいいですね。

  

  

   

   

  

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2024年10月の惑星(下旬に、肉眼で尾を引く彗星がみられるかも!!!)

2024-10-01 10:38:26 | 惑星・天体ニュース

    天気予報では(まだ熱中症の危険はあります、油断しないで)という声も聞かれますが、空気の涼しさに、やはり秋がしっかりやってきていると感じるようになりました。

    さて、ここのところ、1番最初にだす、前回の月のめぐり一覧。今回を最後に、次からは正常化しそうですが・・・ご覧下さい。9月の巡りを見せたいところですが、10月2日(水)明日まで9月3日に始まった月の巡りの月の可能性が残っているので、一覧はまるで8月の月の巡りのようです。でも、間違って掲載しているのではありません。

     

      けっこう見事でした。 8月8日以前と28日~9月2日の新月前までが欠けていますが、上の一覧だけみると8月16日が欠けているだけ。連続お月見ができたというのがかなり凄かったと思います。

      さて、もう10月。わが家の彼岸花も昨日花を咲かせていましたが、周囲でも彼岸花をみるようになりました。秋がやってきました。そして、天体を見ると、夜空は確実に、気候変動とは無関係に 夏の星座から夜になると秋の星座への移行しています。

      では、今月の惑星です。いつものように、水星から・・・

      水星:地球からみて太陽に近い場所にいるので、難しいです。

      金星:すでにこのブログで何回か写真をアップしていますが、夕暮れ後の西空に明るく見えています。ただし、まだ高度が低めなので、地平線がみえるような開けた場所を探してみましょう。これから、高度が高くなっていくので、その変化も楽しんでいきたいですね。まずは、10月6日に月が金星に近づいて「これが、金星だよ」と教えてくれるので、細い月と一緒に見てみましょう。下の図のように、蠍座のアンタレスもそばにいて肉眼で見つけられるので、探してみましょう。夏の星座もこんな風に早くに沈み支度をするようになっていることに、秋の訪れが感じられます。

        2024年10月6日 日の入り30分後 東京の星空

      火星:ようやく、夜遅くに見やすくなってきました。とはいえ、まだこれからさらに見やすい位置にくるので、焦らずに夜更かしは夏の疲れもあるので避けましょう。下旬になると下の図のように、11時半でも、だいぶ火星も低めながらも見えるようになってくるようです。月がそばに見られる23日には冬の星座もいっしょに見られるので、ちょっと夜更かしして、月と惑星と明るい星たちが賑やかな夜空を楽しんでみましょう。

        2024年10月20日から23日 23時30分頃 東京の星空

       木星:すでに、このブログでも昨夜23日の月と木星、土星そして星たち(と21日の夜中の月?)のところでアップしていますが、木星が見やすくなってきました。夜更かしをしなくても、これからは寝る前でも 東空に明るい木星をみる機会がふえそうです。上の図でわかるように、下旬になると火星もだんだん見やすくなるので、冬の明るい星座たちとともに、惑星やお月様を楽しみましょう。

       土星:木星よりもさらに早く昇ってきている土星。金星を夕方西空へ見に行ったら、ついでにその足で今度は東空低くがみられる場所にも行ってみましょう。土星が昇り始めたところを見られるかも知れません。金星や木星には負けますが、土星も肉眼で見つけられます。もちろん輪っかはみられず、ポツンと普通の星のようですが(笑)。 下の図でも分かるように、土星がいまいる秋の星座は夏や冬に比べて明るい星が少ないので、土星はすぐ分かるはずです。低い位置も見える場所なら、土星を見つけた時に、その下に秋の唯一の1等星・フォーマルハウトもみつかるかもしません。 

      2024年10月13日から15日 19時頃 東京の星空

      さて、10月は、夕方に日が沈んだら金星を西空に見に行き、その時、東空に土星が段々上るのが早くなってくるので土星を見に行ってみましょう。夜の間中 私たちにつきあって空で輝く土星は、どんな時にも探せば夜空で見つかるはずです。

      そして、今月の惑星観望のオススメは、下旬の20日~23日!月が冬の星座たちや木星、火星と共に東空に姿をみせます。その時、離れていますが目を南に移せば土星も見られます。

      最後になって、実は大きなニュースがあります!!! 彗星と聞いてもいつも肩すかしが多いのと、肉眼でみられないことが多いので期待してこなかった私ですが、うわさの紫金山・アトラス彗星が肉眼でみられる可能性が今、大きくなっているようです!

      朝日新聞のココをみたら、8000kmの高度から撮影したという「尾を引いてる彗星」の姿の写真を掲載していたんです。すごい!これなら肉眼でもみられるかも~~~~~!!!!

     < この秋、肉眼で見える明るさになる可能性がある「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」が地球に近づいている。夜明け前の東の空に見え始めた彗星を30日未明、朝日新聞社機「あすか」で三陸沖の太平洋上空約8千メートルから撮影、長い尾が確認できた。

     日本では、まず9月末から10月初めまで、夜明け前の東の空に現れる。午前4時半ごろ、ほぼ真東の水平線近くの低い空にいるはずだ。

     彗星はその後、いったん見えなくなるが、10月中旬からは夕方の西の空に現れる。少しずつ高度を上げ、10月いっぱいは目で見える明るさを保つ可能性がある。>

    というのだ。是非、朝日新聞のココから、確認してみよう。

    最初の未明の時は、時間も早く、場所も低いし諦めるとして、10月中旬から夕方の西空にあらわれるとなったら、金星と一緒にみられそうだ。肉眼で見られる彗星。ワクワクしますね。注視して、肉眼で見られるとなったら絶対に見落とさないようにしましょうね。

 追伸) さらに、調べたら、TAO山頂施設で紫金山・アトラス彗星の撮影に成功!東京大学アタカマ天文台 (TAO) では、2024年9月30日から2024年10月4日 (チリ時間) の未明に紫金山・アトラス彗星の撮影を試みます。紫金山・アトラス彗星の撮影に成功した場合は本ウェブサイトに順次画像データを掲載します>として、

 地上から撮影した、美しい写真が掲載されていました。これから4日まで、毎日更新されていくと思います。チェックしましょう!!!

   

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未明に月に起こされて、今朝もお月見ぃ!

2024-09-29 08:05:07 | 惑星・天体ニュース

    昨朝と同じにふと目が覚めました。まだ5時少し前。耳を澄ましてみても、雨は降ってない様子。また、月が起こしにきたのでしょうか。外で月が待っているのでしょうか。スマホでアプリ”"Stellarium"で月の高さと方角を確認。大丈夫、簡単に見える場所にいそうだ。着替えて、そっとカメラを抱えて外にでる。

    

      昨朝とほぼ同じ場所に立って空を仰ぐ。 雲がひろがっているようで、星ひとつ、月も見えない東空。でも、微かに白い部分がある。そこに月がいるのは間違いなさそうだが、街灯の明かりが邪魔をしているのかよく見分けられない。暗い所へ移動。これなら少しみつけやすいかもしれない。

      カメラを構えて白い部分にズームしていくと・・・「あっ!」予想より少し高めのところにハッキリと白い点が見えた気がして、ズームしながら探すと・・・。

     <2024年9月29日4:48>

      なんと、美しい月が目の前に現われた。まるで昨日と同様に、私を待っていて出てきてくれたかのような月の登場。月の写真がどうにか撮れたところで画像から目を離して空を見上げる。

     <5:00>

        そうか、月は雲に隠れていたんだ。回りには、けっこう雲のないところもあるんだ。と思ったのもほんのひととき。月の周りには容赦のない雲がたくさん囲んでいるようで、月は早朝の「おはよう」の挨拶を交わした途端に雲の中に消えてしまった。

      <5:03>

      空には、やや明るいところが広がっていたが、しばらく待ってみたが、もう月は現われそうになかった。「今日も、お月様に逢えてよかった。今日も1日私たちを見守って、力を与え続けてください」とお願いをして、帰宅。

      朝、6時に再び起きて空をみると、灰色の空には月の姿はまったくみつけられなかった。

      早起きの方は、せっかくですので、あなたも東空をみて月との奇跡の出会いを楽しんでみて下さい。ただ、これからは、早起きのあなたでもどんどん月の昇る時間が遅くなり、東空の地平線近くがみられる場所でないとみつけられなくなってきます。

      最初に書いた天体アプリを使うか、国立天文台の「今日のほしぞら」を使って、月の場所を確かめると見つけやすいですよ。

      では、今日もいい1日となりますように!!!

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未明、幻のような月が現われたっ!

2024-09-28 08:14:40 | 惑星・天体ニュース

   ふと、目が覚めた。何時だろう。5時少し前。まだ暗い。

   今は、朝にしかみられない月。月が私を起こした? 着替えて外に出てみる。昨夜の雨は夜には止むと言っていたが、確かに雨は降っていない。

   でも、空は・・・雲に覆われているのか、星も月もみえない。 

   勘違いだろうか。

   それでも、せっかくなので、東空を見つめながらゆっくりと全体を見ながら移動する。ふと、なにか空に明るい部分があるのに気づく。月だろうか?輪郭がないので、焦点がなかなか合わず捉えどころがなく、設定をかえてみるが・・・うまく撮れない内に消えてしまいそうに思えて焦る。

    

     でも、これじゃあ、何も分からないなぁ~。

   <2024年9月27日5:11>

     すると、ほんの一瞬、月の輪郭が画像に現われて、キャッチできたっ。 やっぱり、月だ!

    

        しかし、すぐにその微かな光が薄れていく。日の出は5:33。空が明るくなってきたのか、雲がかかってきたのか・・・

        画像から目を離し、空を見上げてみる。

    <5:12>

     こうしてみると、しっかりまだ見えているお月様だったが、この後は、空が明るくなってきて覆う雲の存在が見えてくるばかりで、月はどこにいるかすら分からなくなってしまった。まるで、いま、一瞬見えていた月が幻だったかのように、朝が訪れた。

     「お月様、逢えてよかった。呼んでくれてありがとう!」

     幻ではなかった月の姿が、画像に残っているのを確かめて家に戻った。

     さあ、今日も1日がはじまる。どうぞ、悩み苦しんでいる人に平穏と生きぬいていける力を与えてください。

 

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☆3紙比較・袴田さんへの謝罪文を掲載した東京新聞

2024-09-27 10:24:09 | 東京新聞を応援

  58年前(1966年)に起きた殺人事件の犯人と疑われ、死刑判決を受けてから44年となる袴田巌さん(88歳)に無罪判決が出た。東京新聞では1面に大きく再犯無罪を伝える記事を出した中で、「袴田さんに おわびします」と囲み記事で謝罪文を出していた。

  

    58年前に掲載した記事の見出しを明らかにしながら、 「逮捕段階では罪が確定していないのに、袴田さんを『犯人』と報道した本紙にも、冤罪を生んだ責任はあります。 本紙は現在、容疑者を犯人と決めつけない「事件報道ガイドライン」を策定しています。今後も余談や偏見を排した冷静な報道を続けてまいります

と謝罪すると共に、その後の反省とその後に対策をとったことが書かれていた。東京新聞らしいやり方に、読んで拍手を送りたいと思った。

    朝日新聞では、1面に東京新聞のような謝罪文こそ出してはいなかったが、下記のように報道の問題について触れるコメントをだしていた。他社も一緒に併せてみんなそんな時代にいて、その後人権に配慮するようになった~ということだろう。

   

   袴田さん逮捕の頃には、本人が否認していたのに、記者たちは逮捕がいつかを焦点に競い合っていたことを振り返り、人権意識が薄かったと伝えている。報道各社が80年代からは見直しが始まり、容疑者の呼び捨てをやめ「○○容疑者」とし、朝日新聞では、現在捜査当局による情報は断定的に書かない。容疑者・弁護側の主張、反論をきちんと扱う~などと定めているようだ。

   さて、さらに他紙は?と思い新聞を買いにいったが、読売しか残っていなかった。その読売新聞には、このような足下の自分たちの報道についてのコメントはまったく見当たらなかった。

   ところで、冤罪事件で私が思い出すのは、松本サリン事件だ。こちらは、袴田さんの事件に比べればその後のサリン事件で真犯人が早めに明らかになり、冤罪と判明した。でも、事件の最初は、松本サリン事件に(ウィキペディア)にあるように、当初は会社員の河野さんが犯人扱いで報道された。それについて、「冤罪報道の見出し」として前述のウィキに当時の各社の報道が簡潔に纏められている。

    自白があっても、証拠があると警察がいっても、容疑者の段階ではまだグレーであることを忘れずに人権を守る姿勢。法律では「疑わしきは、罰せず」という基本姿勢があることを忘れず、報道もその精神を大切に過去の誤報道にしっかり向き合い、間違いのない「報道」を心がけている新聞を読みたいモノだ

 *残念ながら、産経新聞、毎日新聞、日経新聞は入手できなかった。市内の図書館が休館で新聞を今は読めないので、10月に再開したら、過去の新聞で確認してみたいと思う。あなたが、それらの購読者なら、是非あなたの新聞で確かめて、同様の謝罪やコメントがあったか是非お知らせ下さい。

    

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