「海猿」以来、伊藤英明のファンになる。主演の映画「この胸いっぱいの愛を」は「黄泉がえり」の塩田明彦監督で、原作も同じ梶尾真治。見てみたいと思っていたが、友人には「純愛ものはちょっと」と、一度はふられた。でも、招待券を用意してくれて一緒に行ってきた。持つべきは友達です。
伊藤英明については「天体観測」で見て普通に二枚目っていう感じで特に印象なし。次に
「ぼくの魔法使い」の、みったん、るみたんの、みったん役で、こんな御バカも出来るんだと大笑い。ちょっと感心を持つ。そして、そして「海猿」で大ファンに。ただ最近「はなまるマーケット」に生出演した彼のオタク臭さにちょっとガッカリ。まあ、付き合うわけではないから(大笑)。テレビ、映画でカッコ良さを見せてもらえばそれで充分楽しい。
そこで、映画。人生でやりなおすとしたらいつの時代の、いつの瞬間か? 飛行機事故で20年前にタイムスリップしてしまった4人が、過去の自分と向かい合い、そのときに残した思いを修正する。タイムスリップしたと思っていたのが実は、、。これから見る人が居るといけないのでドンデン返しは言わないでおくけど。丁寧に人の心の奥底に残る思いを掘り起こしていく手法は黄泉がえりと同じ。人間のどうしようもない思いや優しさが、見る者に何故か懐かしい気持ちを湧かせる。そして、見る者の心を震わせるのは何故だろう。
泣かないように余計なことを考えながら見ていた。子役のひろはDr.コトーの時の子だな、ミムラ綺麗になったな、眉毛直したな、デビューの「ビギナー」のときより演技が大分上手くなったな、賠償千恵子がおばあさん役なんて年取ったなあ、中村勘三郎がチョイ役で出てるやん、クドカンいい感じやん、音楽いいねぇ、伊藤英明演技上手いとかね。
終盤、死んでしまおうと思っていたミムラが、生きようという意欲をみせて手術を受けた結果の現在が描かれる。ほっとする気持ちとやりきれない気持ちが交錯。
このあとの、最後の場面は蛇足、いらない。
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キャラメルポップコーン
映画には甘い香りのこれでしょう!