悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

あしたのジョー

2011-02-21 20:38:52 | 映画
  映画「あしたのジョー」を見てきた。正直、このところ、yumikongの山P熱も冷めて来ている。大好きなちばてつやの、あしたのジョーを実写にしてどうする?、という気持ちも大で、ぐずぐず。あんなに山Pに関心があったのはやはり、空の巣症候群だったのか?! 番宣は沢山見ているし、主役の二人のトレーニング振りや、丹下会長の入れ込み振りに感心しているのも事実。それでも、何故かぐずぐず。



 お友達に背中を押されて行った、月曜昼の映画館はガラガラ、、。上映前に数えたら14人、途中で入場した人もたいしたことない模様で、クロサギの時とは大違い。でも、ヒット御礼はでたんだよねぇ。お友達のおかげでシニアで入場。あと一息でシニアになってしまうんだから許して(笑)。プロもちゃんと買ったし、食べ物もちゃんと。



 いい意味で期待を裏切られ、見てよかった~。感想、この映画撮るの大変だったんだろうなぁ。役者の鍛え方もすごいし、セットも、配役もすごい。映像も脚本もいい。最後にほろりとさせられてしまうし、素晴らしい出来の映画だと思う。山下智久は勿論、伊勢谷友輔が良かったわぁ。よくぞここまで映像化したと思う。



 でも、、。あしたのジョー世代としては、マンガの方がいい! 時間的制限で仕方がないことかな。

映画アバター

2010-02-01 11:42:23 | 映画
 主人が珍しく、見たい見たいというので、映画アバター

 「面白かった~!」と、主人。
 「良かったことは良かった。悪くはなかったけど、、。多分、賞も沢山取るんでしょう。」yumikong。

 宮崎駿の世界をスケール大きく、実写版にした感じ? 天邪鬼yumikong、宮崎駿の世界が好きじゃないんですよぉ、、。3Dもちょっとお疲れ、、。

 上機嫌の主人、「お好み焼き食べて、お風呂に行こう」って。折角なんだから、もっといいもん食べようやぁ、お風呂セットはいつでも車に積んでいるけど(笑)。


 結局「風月」でお好み焼きとビール。美味しかったです。
 「湯の華廊」で蒸気浴、気持ちよかったです。

 映画は夫婦割引、外食と言ってもお好み焼き、お風呂は前にもらったタダ券、安っす上がり~!

映画「沈まぬ太陽」

2009-11-01 20:49:04 | 映画
 相当良かった! 渡辺謙最高、今年度の賞を総なめにするかもね。でも、原作の本を超える映画って、ない? まれに見る長編にしたとはいえ、時間的制約で仕方がないか。 

 主人、自分を恩地8割、行天2割と評す。だから、主人と行くの嫌だったんだ。どんだけ自分が好きやねん!

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 映画で気になったのは、恩地がなぜ組合の委員長になったのかを描いていなかったこと。やりたくてなったわけではなく、八馬によって強引にやらされたこと、やるとなったら懸命に組合員のためにやった結果、赤と非難されるに至ったことを、もっときっちり抑えておいて欲しかった。

 時期を同じくしてテレビドラマでやっている「不毛地帯」の主人公壱岐に相当する人物が登場していたのが面白い。唐沢君じゃなくて、相当おじいちゃんになっちゃってたけど。

 これは映画の感想と言うより、山崎豊子作品全体に対する感想になってしまうけれど、いい人、悪い人がはっきりしすぎのような気がする。善人は雲ひとつなく完璧良い人。悪く描かれたら、はっきり悪人。違う面から描いたら、全く逆な受け取り方も出てくるかもしれないのに、、。モデルになった人はどんな気持ちでいるのだろうと思うのは、一読者としてはいらぬ心配かも。

主人の居る日曜

2008-06-23 20:40:21 | 映画
 映画「マジックアワー」を見た。マジックアワーとは、映画の専門用語で、夕暮れのほんの一瞬のこと。太陽が地平線の向こうに落ちてから、光が完全になくなるまでのわずかな時間。一日のうちで世界がもっとも美しく見える瞬間。(HPより)なのだとか。

 それぞれの人生のマジックアワーを描いていると言うこと? 三谷ワールド全開で、くすくす、ゲラゲラ、そしてしんみり。痛快。三谷作品をはじめて見た主人、「この人、天才だね!」

 映画が終わって昼食を済ませても、まだ1時すぎ。三谷幸喜がお気に召したようで、主人、「三谷作品のDVD借りて帰ろう」とのたまう。「え~、まだ見ていないDVDいっぱいあるから、それ見てからにしてよ。」 家に帰って、見ながらyumikong爆睡。

 実は、先週はお疲れだったんだ。そして今日、ポッカリと空いた日曜。主人の朝は早い。ほとんど毎日5時ごろからバタバタと新聞を取りにいき、がさごそ読み始め、ラジオやCDをつけたり、早々とシャワー。平日なら、家をでるのが7時半ごろ(会社には8時前着みたい)だから、yumikongはそれまでに支度をすればよい。でも、休みの日はうるさいんだ。6時まえから、大声で、映画に行こう、何にする、時間調べて、切符買っといて、云々。

 寝かせてほしかった、、。

 9時15分開演の回を見るべく、早くに出発。切符を取ったときからわかっていたけれど、こんな早くは、とても空いてたよ~。出張が多かった主人だが、部署が替わって結構カレンダー通り休めそう。主人の健康のためにも有難いことなのですが、、。yumikong、疲れそう(笑)
 

ALWAYS続・3丁目の夕日

2007-11-12 15:42:52 | 映画
 このところ主人と一緒に見たのは、私のセレクションで「ハンニバル ライジング」と「300」 特に「300」は、見たいと思って行ったわけではなく、映画に行くことありきで、その時やっている物の中から選んだだけ。微妙にグロテスクなものばかりになってしまった。おとうさん、喜んでみていたくせに、「おかあさんには、こんなものばかり見せられるからなぁ」と、言われる(笑) 今日は、汚名返上、是非見たくもあり「ALWAYS続・3丁目の夕日」で。

 前には、ずいぶん並んだ経験があるので、vitでインターネット予約。のんびり行けばいいのに、主人は心配性で早めに出る。福岡に帰る娘、早めに空港に送り届けられた、お気の毒(笑)

 さて、映画は。続とかパート2になるとハードルは上がってしまうもの。でも、きちんと飛び越えてみせたと言えるんじゃないかなぁ。時代が懐かしいだけではなく、日本橋で生まれ、5歳で引越し、東京タワーを仰ぎ見て育った私にとっては、もろ懐かし~い。見終わったあとは、何とも言えない幸せな気分にさせてもらえた。

 前半は、笑いに走りすぎ?、遊びすぎだようと思ったけれど、きっちり泣かせてもらいました。お金で買えない幸せ! 絶対、人間の温かさが勝つに決まっていると見ていることが出来、その通りになっていく安心感。

 この温かさは何なんだろう。本当の悪がいないから? すっかり悪役になってしまった淳之介のお父さんだけれど、彼にしても息子の幸せを願ってのことだからね。ああ、一人小悪人がいたけれど、それはネタバレになるからネ。登場人物みんなのことが、昔からの知り合いのような、そしてみんな幸せになって欲しいと思うだけでなく、日本人って、みんなこんなに優しい気持ちをもっていたんだ、日本人みんなに幸せになってほしいなんて、ちょっと言うには恥ずかしい思いにもさせてもらった映画。

映画「オーシャンズ13」

2007-08-17 21:56:29 | 映画
 面白すぎる~! 

 オーシャンズのメンバー、ルーベンは、みなの忠告を聞くことなく、バンクに土地を提供して、ラスベガスのホテル&カジノの共同経営者となる。しかし、オープン直前、バンクに裏切られ、失意のあまり、ベットに伏せってしまうのだ。

 ルーベンをほうっておく仲間たちじゃないよね、オーシャンズ。どうやってバンクを仕留めていくのか、ワクワク、どきどき。

 難航不落なカジノだが、オーシャンズに不可能はない。華やかなオープン当日、大混乱に陥れられるのだ。

 くすりとしたお笑いは、ホテルの格付け場面で。多分、このホテルは最低ランクになることでしょう。おかげでとんだ災難に会いっぱなしの調査員も、最後は空港のスロットマシーンでもうけをさせてもらえた。気がきいているわぁ(笑)。でも、この調査員に酷評されて、悔しがるバンクも見たかった気もする。

 六本木ヒルズのTOHOで見た。いつもの伊丹で見ようと、六本木でみようと映画代は一緒(笑)。連れは85歳の母。ストーリーわかったのかなぁ。耳の遠い人が、「これ寝込んでいた人?」とか、「なんでこの人ぶつぶつになっちゃったの」とか、きかれてもねぇ。内緒話が出来ない人だから(笑)。

映画 ハンニバル ライジング

2007-04-30 21:15:34 | 映画
 映画では、原作の前半はすっ飛ばして、後半の復習劇にしぼったストーリー。どうしてハンニバル・レクターのような残忍な人間が誕生してしまったか、彼の幼年期を描いた作品。

 本を読んだ者としては、これが映像になったら残酷すぎて見ていられるか疑問だった。やっぱ、凄かったぁ。思わず目を伏せる場面が何度も。ただ、もう少し、人物描写を丁寧にしてほしかったかな? 前半のいかにひどいことをされてきたかをもう少し描きこむと、後半のどうしても復習したい気持ちに納得がいくかも。残酷さが生きてくるかも。まあでも、妹を食べられたというだけでも十分といえば十分。

 また、これは原作にも感じたこと。やはり日本人としてはもう少し日本人、日本の文化をきちんと検証して描いて欲しかったなぁ。映像になると余計に違和感がある。

 同年齢の主婦には人気のない映画。一人でも見に来ようと思っていたが、主人ときて良かった。夜これを見て帰る自信はなかったわぁ。おまけに、夫婦割引があるのって知っていました? いつでもどちらかが50歳以上の夫婦なら、一人1000円になるんだって。ラッキー!

 

 

映画「武士の一分」

2006-12-20 18:57:26 | 映画
 藤沢周平原作、山田洋次監督、木村拓哉、檀れい、桃井かおり、坂東三津五郎ほか出演。

 見てきましたよ。前評判はキムタクの演技云々、こけるのではないかと言われていたのに、蓋を開けてみれば大入りとか。確かに格好いいキムタクですが、なにかにつけ、回りがキムタク、キムタクって騒ぎすぎじゃん、ご本人も自信満々すぎじゃん、という感じで、反感もっていたのも事実です。

 序盤、穏やかな夫婦の日常を描く場面。良くも、悪くも木村拓也だぁ。時代劇というより、現代劇ののりの演技。やっぱり前評判どおりで、「硫黄島からの手紙」見たほうがよかったかなと内心思ってしまいました。この辺が前評判でたたかれていたところだと納得。

 でも、さすが山田作品。安定感もあり、どんどん引き込まれていく。盲目になってからはキムタクの演技も素晴らしかった。鬼気迫るものがあったわぁ。妻加世役の壇れいはなじみがないだけに何も染まっておらず、新鮮でよかったし、中間徳平役、笹野高史もぴったりはまっていた。

 妻を離縁し、敵討ちも果たしたある日、徳平が、飯炊き女を雇いたいという。これ絶対加世だわ。密かに下働きをしながら、ある日気づかれ許されるという筋書きを想像。でも案外すんなり元鞘に。新乃丞(木村)が加世の用意した夕飯を口にしたとき、「早くおかず、おかず。早く気づけ、気づけ」と、声援。炊いた芋がら煮を食べて、加世と気づいたときは、ホッとしました。
 
 原作、監督、脚本など、すべてが支えているのでしょうが、木村拓也ってさすがだなって、思わせられた作品でした。山Pも、10年したらこんな風になれるのでしょうか? またそこへ行くんか~い、と、自分で突っ込む(笑)

映画「デスノート」後編

2006-11-15 22:47:44 | 映画
 「デスノート」後編を見てきた。一人で。おばさん達は興味がなくて一緒にいってくれないのよぉ。別に私が若いって言ってませんけど(笑)。見事に若者、お母さんに連れられた子供ばっかり! 満席。平日の夜ってこんなにはやっているんだ。

  午前テニス、午後スイミング。主人イタリア、義母有馬。こんなことは滅多にな~い。夜まで遊んでやる~! ということで一人映画行きを決行。行ってよかった~。あっという間に時間が経ってしまった。

 原作とは後半を変えているけれど、お見事。よりシンプルにわかりやすくしている感じ。
 
 当然監視カメラがあると予想されるところで、ライトがミサに指示を出すのには、あれっと思っちゃったけど。エルも自分の死亡日時を20日先とかせずに、50年先とかすればよかったのに。でもそうすると命がけのプロジェクトという真剣さが仲間に伝わらないか。お父さんも死ななくて良かった。初代エル好きの私としては大満足。そういえば、エルこと松山ケンイチが藤原竜也を食うほどの演技と人気と聞いたような気がする。確かに。

 勿論、ライト藤原竜也も熱演。最後にまた一言。ライトが山下智久だったらな~。

映画「ワールドトレードセンター」

2006-11-13 09:47:16 | 映画
誰もが知るニューヨークの9.11テロ。避難する人々の流れに逆らって、救出に向かう警官達。これは警官とその家族の目線からみた9.11。

救出に向かったはずの有志達は、突然の崩壊により、逆に救出される側になる。他のものは多分圧死、瓦礫の中に取り残されるが生き残ることが出来た3人。一人は絶望のあまりピストル自殺。残された二人はお互い励ましあいながら耐える。気力と不屈の精神力、家族を思う気持ちが彼らを支えた。

一方の家族達は何の情報もない中でいらだちながらも無事を信じる。一度は無事との連絡を受け、喜びに浸るが、実際は、生死わける救出劇の最中。あらゆる偶然と努力により彼ら二人は奇跡的に助かり、家族の下に戻ることが出来たのだ。

感動しながらも考える。このような結果を得た家族はごくわずか。この救出劇の影にどれだけ救出されなかった人たちがいたか、どれだけ悲しみにくれた家族がいたかを。

最後にテロップで流れる。
2749名の死亡、その国籍は87の国、343名が消防士。港湾職員の犠牲者は84名、その内37名は警察官。ニューヨーク市警察の警察官は23名。救出させたものは僅かの20名。

事実の基づいた作品。テロを非難するでもなし、誰がやったか犯人探しをするでもなく、9.11を淡々と人間愛で描いている。

それより、デス・ノート見たいのだけど、誰も一緒に行ってくれないのよ。おばさん仲間は。

映画 UDON 

2006-09-07 22:08:53 | 映画
 実家の母が映画に行きたいと言うので渋谷まで。見たい映画をあんまりやっていない時期。UDONがましかなと思ってみたけれど、、。母は見ていなかったから、もう一度パイレーツ・オブ・カリビアン見たほうがよかったくらい。

 東京の人はうどんよりそば、珍重するうどんは稲庭。しかし、大阪はそばよりうどん。しかも讃岐はまた一味違う。大阪に住んでいると、香川は東京からより近い。当たり前(笑)。東京に居る時より讃岐うどんの情報は入る。

 主人が毎年夏休みに徳島、香川へ行っていたので、うどんにはうるさい。東京から母や姉が来ると、大阪市内より鳴門大橋を渡って見物がてら、うどんを食べに行ったものだ。

 でもこんなうどんブームが来るとは思わなかった。確かに美味しいものね。大阪には香川出身の方も多いし、ブームが来る前から、醤油とねぎをかけただけで美味しいのよと言って毎年プレゼントしていただいたり。娘も美味しいうどんを取り寄せてくれたり。東京にいるより、讃岐うどんは身近にある。

 麺通団、このブームはこんな風に仕掛けられたというか、はじまったものだったのか。タウン誌がら全国にブームを起こすとはすごい。確かにお友達から、わざとわからないような地図にしたり、写真を載せないようにしていると、この映画が言うような話を聞いたことがある。

 さて、映画。う~ん、長い。たかがうどん、されど、うどんなのでしょうが、、。私が思うには、やっぱ、たかがうどんにこれだけ時間とエネルギーをかけて映画にしちゃうとは、、。それより、ブームと化していった様子のドキュメンタリーのほうが、興味があった。

「ALWAYS 3丁目の夕日」 今更ながら

2006-06-26 10:44:20 | 映画
 遅ればせながら「ALWAYS 3丁目の夕日」を視聴。

 確かに、日本アカデミー賞を総なめにしただけのことがある作品だった~。小雪だけが、「北の零年」の吉永小百合に持っていかれたけれど、これは仕方がない。

 音楽、導入の場面からもう引き込まれてしまうのは、多分、年齢から来る懐かしさと思うが、それだけではない。全編流れる優しい気持ちに胸が締め付けられる。

 内容はベタといえばベタ。家族3人(堤真一、薬師丸ひろ子、小清水一輝)の小さな町工場、鈴木オートに、集団就職で住み込みの女の子(堀北真希)が加わる。一方、向かいの駄菓子屋の冴えない物書き(吉岡秀隆)のもとにも縁もゆかりもない少年(須賀健太)が同居することになる。居酒屋の女主人(小雪)からを押し付けられたのだ。その中で起こるさまざまな事件と心のやりとり。人の心の痛みのわかっている優しい人たちばかりの中、ストーリーは心地よい方向に進んでくれるのだ。出演者もほとんど好きな人ばかり。堀北真希ちゃん、かわいらしさと確かな演技にますます高感度UP。
 
 主人と途中まで見ていたが、途中で主人は仕事へ私はプールへ(汗。
帰ってから先に続きをみて涙。主人が帰宅後、一緒にもう一回見たけれど、また感動。これ、号泣と言うのではなく、ジワァっと、涙が出続ける感じ。まさに、心が洗われるとはこのこと。

  個人的にもあんな都電にしょっ中乗っていたし、小学校の算数の時間では、一キロの感覚をとらえるために、いつも先生は、この学校から東京タワーまでが約一キロって教えてくれたいたんだ。亡くなった父は、まさに、あの車に乗っていたぁなんてね。

 主人と出会ったスキーもあんな上野の駅集合だったし。考えたら主人も私も、出てくる少年達とほとんど年頃が変わらないやん(汗)。懐かしいはず。主人と、そうそうあんなゴミ箱だった、あんな氷の冷蔵庫だった、あんなテレビ、テレビ~なんてね。

 主人なんて、もう一回見るって言うので、私は見たいテレビ見るために2階に行かされちゃったじゃん(笑)。

映画DEATH NOTE

2006-06-21 22:27:57 | 映画
 ダヴィンチ・コードは本だけで十分。しかし、コミックDEATH NOTESに、はまった者としては、どうしても映画も見なければ。

 死神リュークが人間界に落としたデスノート。
その後の世の中の様子から映画は導入。前編ということだったが、もう少し進行するものと思っていたのに、、。映画というものが、原作と違うのは織り込み済み。総合評価としては十分楽しめた。以下、私の感想。

 コミックより、さらっと、わかりやすかったのは、映画だけ見る人には良いのかも。私のように、原作のじと~と重い雰囲気が好きだった人にはちょっと物足らないかもしれないけど。

 藤原竜也の夜神月。彼に関しては、大昔バラエティーに出ている姿をみて個人的にいいイメージがなく、どんなすごい演出家に認められようと、世間でどんなに評判が良かろうと、先入観で食わず嫌い。でも、かれのドキュメンタリーのようなものをみたり、古畑任三郎に出ているのをみて、やっぱり?と思わされ、この映画では認めざるをえなくなった。童顔なのに、凄みが出るところがすばらしい。松山ケンイチのLも、映画を見た後は彼しか考えられない。出演者はみんなイメージ通りで良かった! でも、デュークのCG映像がやはり浮いてしまうような気がする。声だけの出演ではなく、中村獅童をそのまま持ってきたほうが断然よかったのに。

 映画ではライトの彼女として詩織(香椎由宇)が登場。なんか、「クロサギ」の黒埼と氷柱の関係を重ねてしまうのは私だけ? 正義を振りかざす彼女と、それだけでは解決しないことには、詐欺、殺しで解決する事もいとわない彼との対比。彼女が後半の協力者、大学の同級生高田のことかなと思って見ていたけれど違った。そういえば、Lとライトの大学生活はなかったね。残念。二人の天才ぶりがわかってよかったのに。

 ストーリーの進行上、気になった事。電車の中でFBI捜査官の名簿がパソコンに送られてきたことは説明不足。簡単に送られすぎ。最後の美術館のところで、ライトはなぜペンを探したのか。最後、人目を気にせず、一人でライトが語りすぎ。

 細かいことを言えば、きりがなくなるが、根本的なところで気になることが。それは、前にも書いたと思うが、人の命の軽さ。いくら犯罪者とはいえ、虫けらのように人間が簡単に死んでいく。何も罪もないのに抹殺されるのはコミックでも違和感があったが、映画はより顕著になっている。しかも、力を持つものの怖さが際立っている。目的のためなら罪のないFBIの捜査員たち、ましてや詩織までも利用してしまうのだから。人が死ぬと言うことはその背後にどれだけの、、、。 止めた、語りだしたらとまらないし、(笑)このコミックにはまっていると言う権利なくなるのかな。

 でも、コミックのほうはもっと二人の天才の頭脳戦に焦点が当たっていたせいもあるが、映像として人が死ぬ場面が連発されるとちょっとね。

 やはり命は尊いし、人間が神のように人の命をやり取りできてはいけないというのは大前提。これをみんな踏まえて読んだり、観たりしているかが不安になってきてしまうのだ。そこを十分理解できない未熟のまま、これらにふれてしまう子供達がいるとしたら不幸なことだと思う。この年であんまり、こういうコミックを見たことがなかったせいか、老婆心ながら。

 いづれにしても、事件、種明かし、事件、種明かしの連続はすごくよく出来ていると思う。また、盛り上がったところで「後半へつづく~」なんだ。後半は二人の頭脳戦に期待。



映画「海猿」最高!

2006-05-11 21:23:55 | 映画
 
 友人と。彼女には大したことないようだったけれど、私にはとっても面白かった。

 映画、テレビの連続ドラマと続き、今回の映画。
仙崎大輔(伊藤英明)ばかりがなぜこんなに困難にあう? 彼は3人もバディを失うことになるの? 場所を特定できた時点で反対側から救助できなかったの? 見せ場ではあるが、あんなに長々、環菜(加藤あい)と電話するより逃げたら? 最後、あの状況で、、、。現実としてありえる?

 これ以上はこれから見る人に悪いから控えるけれど、突っ込みどころは多々ある。

 でも、それらを差し引いても、面白かった!
まず、最初の映像の迫力で引き込まれる。
絶対助かると思ってみているけれど、ちょっとゆらぐ上手いつくり。だって、過去にも、簡単に重要人物を死なせてしまった映画だから(笑)はらはらさせられるよぉ。

 自ら潜る役者さんたちも大変だったろうし、勿論CGも使っていると思うが、違和感ない。

 最初の映画から続くテーマ、「人命の尊さ」「海保の過酷さ」「海保の強烈な使命感」「感動の仲間意識」。等等がひしひしと伝わってきて、感動!

 2~3年後の様子も見たい気分。

映画 「この胸いっぱいの愛を」

2005-10-19 21:12:01 | 映画
 「海猿」以来、伊藤英明のファンになる。主演の映画「この胸いっぱいの愛を」は「黄泉がえり」の塩田明彦監督で、原作も同じ梶尾真治。見てみたいと思っていたが、友人には「純愛ものはちょっと」と、一度はふられた。でも、招待券を用意してくれて一緒に行ってきた。持つべきは友達です。

 伊藤英明については「天体観測」で見て普通に二枚目っていう感じで特に印象なし。次に「ぼくの魔法使い」の、みったん、るみたんの、みったん役で、こんな御バカも出来るんだと大笑い。ちょっと感心を持つ。そして、そして「海猿」で大ファンに。ただ最近「はなまるマーケット」に生出演した彼のオタク臭さにちょっとガッカリ。まあ、付き合うわけではないから(大笑)。テレビ、映画でカッコ良さを見せてもらえばそれで充分楽しい。

 そこで、映画。人生でやりなおすとしたらいつの時代の、いつの瞬間か? 飛行機事故で20年前にタイムスリップしてしまった4人が、過去の自分と向かい合い、そのときに残した思いを修正する。タイムスリップしたと思っていたのが実は、、。これから見る人が居るといけないのでドンデン返しは言わないでおくけど。丁寧に人の心の奥底に残る思いを掘り起こしていく手法は黄泉がえりと同じ。人間のどうしようもない思いや優しさが、見る者に何故か懐かしい気持ちを湧かせる。そして、見る者の心を震わせるのは何故だろう。

 泣かないように余計なことを考えながら見ていた。子役のひろはDr.コトーの時の子だな、ミムラ綺麗になったな、眉毛直したな、デビューの「ビギナー」のときより演技が大分上手くなったな、賠償千恵子がおばあさん役なんて年取ったなあ、中村勘三郎がチョイ役で出てるやん、クドカンいい感じやん、音楽いいねぇ、伊藤英明演技上手いとかね。
 
 終盤、死んでしまおうと思っていたミムラが、生きようという意欲をみせて手術を受けた結果の現在が描かれる。ほっとする気持ちとやりきれない気持ちが交錯。

 このあとの、最後の場面は蛇足、いらない。

キャラメルポップコーン

 映画には甘い香りのこれでしょう!