悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

映画DEATH NOTE

2006-06-21 22:27:57 | 映画
 ダヴィンチ・コードは本だけで十分。しかし、コミックDEATH NOTESに、はまった者としては、どうしても映画も見なければ。

 死神リュークが人間界に落としたデスノート。
その後の世の中の様子から映画は導入。前編ということだったが、もう少し進行するものと思っていたのに、、。映画というものが、原作と違うのは織り込み済み。総合評価としては十分楽しめた。以下、私の感想。

 コミックより、さらっと、わかりやすかったのは、映画だけ見る人には良いのかも。私のように、原作のじと~と重い雰囲気が好きだった人にはちょっと物足らないかもしれないけど。

 藤原竜也の夜神月。彼に関しては、大昔バラエティーに出ている姿をみて個人的にいいイメージがなく、どんなすごい演出家に認められようと、世間でどんなに評判が良かろうと、先入観で食わず嫌い。でも、かれのドキュメンタリーのようなものをみたり、古畑任三郎に出ているのをみて、やっぱり?と思わされ、この映画では認めざるをえなくなった。童顔なのに、凄みが出るところがすばらしい。松山ケンイチのLも、映画を見た後は彼しか考えられない。出演者はみんなイメージ通りで良かった! でも、デュークのCG映像がやはり浮いてしまうような気がする。声だけの出演ではなく、中村獅童をそのまま持ってきたほうが断然よかったのに。

 映画ではライトの彼女として詩織(香椎由宇)が登場。なんか、「クロサギ」の黒埼と氷柱の関係を重ねてしまうのは私だけ? 正義を振りかざす彼女と、それだけでは解決しないことには、詐欺、殺しで解決する事もいとわない彼との対比。彼女が後半の協力者、大学の同級生高田のことかなと思って見ていたけれど違った。そういえば、Lとライトの大学生活はなかったね。残念。二人の天才ぶりがわかってよかったのに。

 ストーリーの進行上、気になった事。電車の中でFBI捜査官の名簿がパソコンに送られてきたことは説明不足。簡単に送られすぎ。最後の美術館のところで、ライトはなぜペンを探したのか。最後、人目を気にせず、一人でライトが語りすぎ。

 細かいことを言えば、きりがなくなるが、根本的なところで気になることが。それは、前にも書いたと思うが、人の命の軽さ。いくら犯罪者とはいえ、虫けらのように人間が簡単に死んでいく。何も罪もないのに抹殺されるのはコミックでも違和感があったが、映画はより顕著になっている。しかも、力を持つものの怖さが際立っている。目的のためなら罪のないFBIの捜査員たち、ましてや詩織までも利用してしまうのだから。人が死ぬと言うことはその背後にどれだけの、、、。 止めた、語りだしたらとまらないし、(笑)このコミックにはまっていると言う権利なくなるのかな。

 でも、コミックのほうはもっと二人の天才の頭脳戦に焦点が当たっていたせいもあるが、映像として人が死ぬ場面が連発されるとちょっとね。

 やはり命は尊いし、人間が神のように人の命をやり取りできてはいけないというのは大前提。これをみんな踏まえて読んだり、観たりしているかが不安になってきてしまうのだ。そこを十分理解できない未熟のまま、これらにふれてしまう子供達がいるとしたら不幸なことだと思う。この年であんまり、こういうコミックを見たことがなかったせいか、老婆心ながら。

 いづれにしても、事件、種明かし、事件、種明かしの連続はすごくよく出来ていると思う。また、盛り上がったところで「後半へつづく~」なんだ。後半は二人の頭脳戦に期待。




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