悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

映画「武士の一分」

2006-12-20 18:57:26 | 映画
 藤沢周平原作、山田洋次監督、木村拓哉、檀れい、桃井かおり、坂東三津五郎ほか出演。

 見てきましたよ。前評判はキムタクの演技云々、こけるのではないかと言われていたのに、蓋を開けてみれば大入りとか。確かに格好いいキムタクですが、なにかにつけ、回りがキムタク、キムタクって騒ぎすぎじゃん、ご本人も自信満々すぎじゃん、という感じで、反感もっていたのも事実です。

 序盤、穏やかな夫婦の日常を描く場面。良くも、悪くも木村拓也だぁ。時代劇というより、現代劇ののりの演技。やっぱり前評判どおりで、「硫黄島からの手紙」見たほうがよかったかなと内心思ってしまいました。この辺が前評判でたたかれていたところだと納得。

 でも、さすが山田作品。安定感もあり、どんどん引き込まれていく。盲目になってからはキムタクの演技も素晴らしかった。鬼気迫るものがあったわぁ。妻加世役の壇れいはなじみがないだけに何も染まっておらず、新鮮でよかったし、中間徳平役、笹野高史もぴったりはまっていた。

 妻を離縁し、敵討ちも果たしたある日、徳平が、飯炊き女を雇いたいという。これ絶対加世だわ。密かに下働きをしながら、ある日気づかれ許されるという筋書きを想像。でも案外すんなり元鞘に。新乃丞(木村)が加世の用意した夕飯を口にしたとき、「早くおかず、おかず。早く気づけ、気づけ」と、声援。炊いた芋がら煮を食べて、加世と気づいたときは、ホッとしました。
 
 原作、監督、脚本など、すべてが支えているのでしょうが、木村拓也ってさすがだなって、思わせられた作品でした。山Pも、10年したらこんな風になれるのでしょうか? またそこへ行くんか~い、と、自分で突っ込む(笑)

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