坂本九 上を向いて歩こう 東北地方太平洋沖地震 Pray for Japan!!
震災3日目にインターネットのアンケートで被災者が求めたのは<水>、<正しい情報>に次いで歌だったそうです。
絶望の淵に近い状態になると、人に必要なのは1行の詩であり、歌は心の癒しになるのでしょう。
幾つかの避難所で「上を向いて歩こう」と子どもたちのために「アンパンマンのマーチ」が流されたそうです。
「アンパンマンのマーチ」はアンパンマンの生みの親の高知県出身のやなせたかしさんの作詞で、『そうだ うれしいんだ 生きる よろこびたとえ 胸の傷がいたんでも』の歌詞が胸にしみます。
「上を向いて歩こう」は永六輔作詞、中村八大作曲で、1961年4月からNHKで放送されていたテレビ番組「夢であいましょう」の10月、11月の「今月のうた」として発表され、同年10月にレコードが発売されると爆発的なヒットとなった坂本九が歌った楽曲で、日本歌謡曲史上の最大の傑作の一つと言われています。
「幸せは雲の上に 幸せは空の上に 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぼっちの夜」 ・・・中村八大のメロディーに乗せて、さびしいんだけど明るい、悲しいんだけど、前を、上を向いて希望を捨てずに歩いていこうというメッセージが伝わり、いつ聞いても励まされます。
坂本九は1985年8月12日、日本航空123便墜落事故に巻き込まれ死去。
享年43歳でしたが、偶然にも私は彼と同じ年に生まれました。
言葉や歌には、やさしさ・魂を感じます。
震災直後の避難場所の体育館に掲げられた、高校生のタレ幕”ガンバロー高田 命あることを喜ぼう!”のテレビ映像が心に浮かびました。
歌は人に癒しを与えます。
時には歌により悲しくなり、時には熱くなり、感動を与えてくれます。
歌・音楽というのは不思議なもので様々な人に様々な影響を与えてくれますね・・・。