ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
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冷凍食品

2010年05月22日 | 海外ロングステイ

冷凍食品は1900年初めにアメリカであまり日持ちのしないジャム加工用のイチゴを輸送に適するために冷凍にしたのが始まりだそうです。
当時は家庭用冷凍冷蔵庫もなかった時代なので、冷凍食品が一般家庭に広まるのは冷凍冷蔵庫の普及し始めた1920年代(日本では1930年代)以降となりますが、当初は果物などを保存しておくためのものだったようです。
1950年代のアメリカでは、冷凍食品が「未来の食品」としてもてはやされ、冷凍食品を専門に出すレストランまでありました。
本格的に冷凍食品が広く普及したのは日本では1965年以降で、家庭においてテレビなどの娯楽が増えたこと、また食生活が豊かになり、様々な料理が幅広く受け入れられるようになったことによる部分が大きかったと言われています。
この当時、「冷凍みかん」が駅などで売られるようになり、旬と逆の夏場に少し凍った食感のまま食べることが、新しい味覚として受け入れられました。
また1980年代以降には電子レンジの低価格化に伴う家庭への普及が広がって、同時に家庭用の冷凍食品も広く受け入れられるようになって行ったのです。
最近では、有名ホテルを含む名店や名調理人の名前を冠し、味をそのままに冷凍した高級志向の冷凍食品も登場しています。
時々買い物に出かけるカルフール(Carrefour)で写真の「冷凍食品」を見付けました。
カルフールは世界各地にスーパーマーケットチェーンを展開する売上世界2位のフランス企業ですが、チェンマイにはスーパーハイウエイ沿いにあります。
カルフールの「冷凍食品」売り場は行く度にショーケースが増えていて需要の多さが実感出来ます。
最近の傾向は「飲茶」系の冷凍食品の品揃えの多さです。
電子レンジで簡単に解凍・加熱が出来ることから、調理済みの冷凍食品が急激に増えています。
冷凍ショーケースの中で一段と目を惹いたのが写真中央の<本和風若鶏から揚げ>で、日本でもお馴染みの「ニチレイ」のタイ工場が日本の消費者向けに作られた製品です。
日本で販売されている商品と全く同じパッケージになっていて、説明文も全て日本語です。
揚げ立てのから揚げを急速冷凍加工した製品なので、電子レンジで温めるだけで簡単に食べられるところがとても便利です。
後方の2点は左が「シーフード・スパゲティ」、右が「シーフード・おかゆ」です。