ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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石油業界で急速に普及している基幹業務統合系システム

2010年04月05日 08時12分38秒 | Weblog
石油流通ビジネス最前線では基幹業務統合系システム(ERP)が急速に普及しつつあります。
現在の勘定系処理を中心とする基幹系システムから基幹統合系システムへの移行は一時的には導入経費がかかりますが、
劇的な管理業務の業務コストダウンが実現するため経営的には最も即効性のある経営改善であるともいえるわけです。

やはり、大手企業によるプロジェクトが多いわけですが、
今後は導入予算も大幅に軽減できる見込みが立ってきたようですから、
一般的な特約店企業でも普及するはずです。


競合企業の現象によりSS過疎地帯が増え、
石油業界の経営環境は淘汰と閉鎖の影響によりターニングポイントを迎えています。
大手企業ではここにきて悲観的な見方よりも若干強気の経営者の方も増えています。

中間流通では「確実に儲かる石油ビジネス」のセオリーが見えてきたようです。

リテール部門での販売競争がもう少し緩和される事でSS経営も安定するはずですが、
もう少し時間がかかりそうですね。

これからは、それぞれの企業の業務オペレーションにより経営格差が明確になる時代です。

「成功はゴミ箱の中に・・・」
マグドナルドの創立者、レイクロックのことばがよく判ります。