ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ボルボも中国ですか・

2009年10月29日 15時02分28秒 | Weblog
スウェーデンの名車ボルボが少し前フォードに企業買収されて、今度は中国の企業が買収するようです。

中国製のボルボですか・、イメージが湧いてきませんが、中国の経済成長は凄いですね。

GDPは来年あたりでしょうか、
中国経済は予想よりも早く日本を追い越しそうです。

「MADE IN JAPAN」の日本製品だって、昔は現在の中国製のようなイメージだったわけです。
これから、中国製品の品質はどんどん向上してくるはずです。

とにかく、デフレです。
原価の安い安売り商品ばかりが売れる時代なのです。
「安かろう、悪かろう」の時代が終わって、中国製の品質も急激に向上しているようです。

ジーパンの価格が、千円を切って売り出されています。

安く売れるものと、売れないものがあるわけです。
その商品区分が明確化してきました。

冷静に考えると、ビジネスとして、
石油製品のように従来から利の薄い商品をさらに販売競争で売る理由は全く無いわけです。
原油価格と精製コストが大部分の石油製品ですからコストダウによる値下げなんてあり得ない訳です。

一方、ジーパンなどのようにコットン(綿花)製品で、人件費の安い地域で加工されるものなどは、人件費コストの比重が高いですから日本製品などとはコストが違います。

これから少子高齢化で若年労働者が減る日本。
一方では、日本の10倍以上の人口で、バリバリの若手が本気で稼ぐ中国。

これでは、中国の現地労働者と日本国内の労働者賃金が同レベルならない限り、満足のいく仕事などあるはずもない。
昔のように、大学は出たけれど・・・・、の時代に逆戻り。


ちょっと前までは「流通革命」なんて言って、仕入先を変えたり、製造元が直売したりで安値販売をしていた企業は、すでに時代遅れなんです。

ファーストリテーリングのユニクロのように、抜本的な改革でドラスチックな価格体系が可能となるわけですが、
それほ石油業界に応用しようとしても不可能であることは申し上げるまでもありません。

その点、「ブランド」というものは、これまで価格の付加価値をつける手法としては効果があったような気がします。

最近、中国人がブランド好きになって、日本人はユニクロ好き、

少し前まで、アメリカ人がアウトレットで、エディバウアー、GAPなどを好んでいたころ、
日本人は、高いブランド品にこだわっていたわけです。

時代は、先進国と中進国、後進国でスライドしますね。

そのうち、中国勢のポルシェ、フェラーリなんてでてくるかもしれません。

その頃、日本人は韓国製のフュンダイに乗っていて、

トヨタ、ニッサン、ホンダはどうなっているのでしょう。

灯油はお化け商品

2009年10月29日 09時42分36秒 | Weblog
今年も灯油ビジネスがスタートしました。
すでに申し上げている通り、スタートから需給状況に注目です。
灯油は昔から「お化け商品」なのです。

私としては、SSビジネスよりも灯油に注目すべきだと思うのですが・・・
賢明な業者の方は理解しているでしようが、今年のパターンが見えてきました。

やはり、チャンス到来です。
「雪ん子」ユーザー様であれば、お分かりですね、
ここで頑張れば、全社的な収益力を採算に乗せられるまでありそうです。
全力投球で頑張りましよう。

実は、最近の石油業界のトレンドは、元売り販社、大手フリート系などを中心に、
「灯油ビジネス」に注目なのです。

未だに、ガソリンスタンドのフィールド内に閉じこもって、
来店客に対する「待ちのビジネス」で「油外収益」を向上なんて、
何年続けていますか、甘すぎます。

灯油配送を起点とする「宅配ビジネス」で、
ドアツードアの新たなビジネスモデルが生まれています。

少し前、素人衆のスタンド屋さんが、集まる掲示板などで
オール電化やソーラーの普及で灯油ビジネスに将来はないような馬鹿なことをいっていましたが、
どうでしよう。

灯油のホームタンクを持っている戸建の消費者こそが「ソーラービジネス」の見込も客なんですよ。

石油業界の悩める子鼠達が「ハーメルンの笛吹き男」に誘われて、
淘汰が、早まりそうですね。