ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油業界はタライの中で競争している、アメンボ論

2009年10月05日 16時18分50秒 | Weblog
最近は、石油業界の周辺ビジネスの関係者の方からも連絡が入ります。
話題は本当にいろいろですね、

流通の上流に関する情報からリテールの具体的な案件対応まで、実に多様です。

最近、よく考えるのですが、
リテール最前線の現場で本当に必要となる情報と業転マーケットなどの中間流通業者レベルで必要となる情報はまったく異なるはずです。

しかし、小規模な業者ほど原油価格やら為替などの情報を話題にしてきます。
まるで経済評論家のようなグローバルな話題を話すことが、
知識が豊富で賢い経営者なのだと勘違いしているようです。

国際会計基準で在庫の単価計上を論じてみても、
よく聞いてみたら、SS在庫だけの話では暗算程度で計算できてしまいますから別に大したこともないわけです。
それでも、コンサルタントの話を聞いて、マクロな話題を振ってきます。

SSのセルフ化により、全体の業務オペレーションも単純化してきました。
フルサービスの油外販売収益と言ってはみも、
金太郎飴のようないくつかのトレンドビジネスだけですね。
外から、見たら同じようなものなのに、ライバル企業との違いを強調して宣伝しています。
しかし、どう見ても「大同小異」にしか見えません。
大騒ぎするほどの「差」がわからない。

それで、最近では「レンタカービジネス」というわけです。
それでも、消費者から見たら石油業界が大騒ぎするほどの注目度でもないわけです。

私の友人の経営コンサルタントなどは、
「ガソリン屋が始めるビジネスなんて、いつでもだれでも開業できるビジネスばかりだ。」とバッサリ切り捨てます。

腹がたつけど、言われてみればその通り。
今更、そんなことを言ってみても、どうしようもありません。

石油業界の賢人たちよ、
もっと、創造性を発揮してください。

所詮、ガソリンスタンド業界という「タライ」の中で競っているアメンボのようなものだという説に同意してしまいそうです。

業界経営者のレベル格差が大きすぎる業界だと思います。
と答えておくことにしましょう。

エリート政治家と天才ゴルファー、明暗

2009年10月05日 06時29分55秒 | Weblog
朝からショッキングなニュースです。
片や、東大卒のエリート政治家とそして天才ゴルファー、
明暗を分ける人生です。

人間には、資質や才能、性格などによって、向き、不向きというものがあります。

能力があってもなくても職業を世襲する人、自分で職業を選択する人、
そして、自分で職業を作ることができる人。
さらに、一般人の誰もが認める得意な才能を自分のビジネスにできたら、
歌手やプロスポーツ選手になれますね。

好きなことや得意なことを職業とできる人は幸せなんだと、つくづく感じます。

無理なことや、身にそぐわない立場で仕事をするとプレッシャーで
アルコールや麻薬などに依存して中毒になってしまう。

得意なことや好きなことで若くして身を立て、しかも「天才」となのですから石川遼はすごい人間です。

「人間万事塞翁が馬」と言います。人生なんて、結果を見なければ判りません。
失敗をしてから、初めてわかる事。
人が経験しないことを体験してから初めてわかる事。

人生のいろいろな浮き沈みの環境で生きてくると、
平々凡々とした普通の人生ではわからないことが見えてきます。

個人として、生きるべき道は毅然として生き抜くことが絶対に大切です。
自分自身を信じて、ただ一途に生きていく。

人間、究極までいって、一番怖いは、周辺の人間の判断や意見です。
これは、私の経験です。
周辺の人間ほど実は「自分の都合」で方向性を強制したりするわけです。

他人が評価してくれる才能もあれば、自分が自信を持てる能力もあるはず。
一生懸命に努力すれば、なんとかなるものです。

自分が自信を持って、一生懸命努力して、
それでもダメならあきらめられます。
しかし、それでも、まだまだ・・・、
再び立ち上がって一生懸命に努力すること。
これが、人間として成功への道筋です。

自分の成功は自分の努力。
絶対に他人の成功に乗るというような気持ちは持たないほうがよいわけです。
自分は自分、人は人。

その意味で、私はどんな境遇になっても、他人の禄を食むということは考えたこともありませんでした。

自分がどん底にあるとき、成功している知人は羨ましいものです。
逆に、成功しているときにも、他人に対して謙虚に生きられるのは一度地獄を見た
人間でなければできません。

天才少年でも、何度か続けて予選落ちして、それから結果を出してくる。
これから先には、さらに大きな試練があるはずですが、
無責任なファンの大きな期待を裏切る予選落ちからの蘇生ですから、
これは、本物でしょう。(と言いながら、私も彼に、無責任に期待しています。)

だから、自分自身に自惚れて、自分自身に期待しながら
一生懸命に生きることにしましょう。

中川昭一氏のご冥福をお祈りいたします。