ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

開発作業

2006年05月26日 08時24分41秒 | Weblog
本格的なシステム構築作業では、最初の段階でクライアント(お客様)の要望をヒアリングして取りまとめ、「企画書」として作成し提案説明する作業が本当に大変なのです。

コンピューターなら何でもできると考える方、予算額としての常識の範囲が不明確な場合などもあります。「できる事。できない事」について、細かく丁寧に説明し打ち合わせをするわけですから時間も掛かります。

予めクライアント側で要望や意見を取りまとめて提出していただければ開発スピードも速く作業も円滑に進みます。当然初期の企画段階からの経費が発生するわけですが先方にコスト認識がなければ課金できないわけで、しかも商談が止まったらその作業は全て無駄になってしまいます。

最近の傾向としては、高年齢社員が多い古い体質の企業ほど、大企業であってもシステム構築に時間が掛かる傾向にあります。公務員の「行政改革」のようなもので「今までこうしていた」という既存の殻を打ち破れないケース。例外処理が当たり前になってケースなども厄介です。個人が仕事を抱え込んでいるケースなどではまさに業務改革に対しての「抵抗勢力」が多い場合なども改善の障害となります。合理化とは省力化ですからリストラに抵抗する勢力がいるのは当然です。企業利益と社員個人の立場の利害は相反するのです。

トップダウン型の企業の方が決断も早く合理化のスピードが速いのは当然です。
後から発生した案件が先の案件を追い越して先に着手するようなケースもありますからスケジュール調整も大変です。打合せの進捗が早い案件ほど予算面でも安く、開発作業も円滑に進みます。

現在、大きな案件が幾つも発生しており、対応が大変になってきました。
我々の眼でクライアント企業を選択して対応できるようになれば一流なのでしょうが、まだまだ、そんな余裕はありません。

今日もまた、一日中打合せと、企画書で振りまわされます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿