このような時代に入りましたので
今後の経営展開が難しい時代に入りそうですね。
時代やビジネスフィールドが「変わる」と云う事は間違いないわけですが、
企業や経営者が変化に対応する必要があると云ってはみても
具体的に何から着手して、どんな風に変化に対応し、
これからも成長路線を維持していくかが問題です。
具体策や方向性も判らずに、単に「変化に対応する」と云っても
経営者の拡大意欲だけではかみ合わずに空回りしてしまいます。
さりとて、時代に対応できなければ淘汰の道を一直線。
実に難しいかじ取りを迫られることになりそうです。
最大の課題は、経営者自身の能力や決断力、そして行動力なのですが、
私が観てきた本音を言えば、相当数無能で決断力にかける経営者が多いと云う事です。
厳しい云い方なのですが、これは実感です。
一番困るのは、
「なり切ってしまっている」と云う事。
「これでいいのだ・・」と思っていたらダメなのです。
行動力だけあってもダメですね。
なんにでも手を出して、なにもモノにならない経営者もいます。
世の経営者全員が有能で決断力と行動力を持っているとしたら、
たしかに面白くもなんともありませんね。みんなよければ、それが並みだと云う事。
ですから、経営格差がついて面白いのです。
今回の大河ドラマの信長の俳優は最初は少しばかりキャストミスだと思っていましたが、
あのような人物像の捉え方もあったのかと感心しています。
「うつけ者」の信長と実は野心家の信長。
経営者なんてものは、
威張ってみても、気張ってみても、すぐにボロが出るわけで、
普通の人が見たらウツケか馬鹿ぐらいがちょうどよい。
有能な経営者は、
まともに向き合っての真剣勝負以外は本当の底力を見せないものだと思います。
キャリアや度胸の無い人間ほどコケオドシの軽薄な知識を振りかざす。
身の丈を超えた形振りは必ず失敗を招きます。
何を判ったようなことを・・・
という方もいるでしょうが、これは私自身の体験なのです。
自分自身もこれで失敗したわけですから、断言できるわけです。
こんな時こそ、「馬鹿になれ!!」
バカになれ とことんバカになれ
恥をかけ とことん恥をかけ
かいてかいて恥かいて
裸になったら見えてくる
本当の自分が見えてくる
本当の自分も笑ってた
それくらい
バカになれ
アントニオ 猪木(一休禅師)