土曜日は、体調管理で月に一度の「定期検査」。
主治医の先生とも永い付き合いになりました。
「冬場は運動不足気味になりますから、気を付けましょう。」
昔は、スキーで頑張ったものですが、最近ではそんな気合も入りません。
せめて、休みの日には運動をしてということですが、自分勝手に運動とはゴルフと解釈して、
ゴルフマニアの私にとっては、ありがたい忠告です。
食事の制限などよりも、スポーツで体を使って体調管理したいと思うわけですが、
先生に言わせると「ゴルフなんて、スポーツといえるほどのものではありません。」
それでも、動かないよりは、ストレス解消の面からも効果がありますね。
そんなわけで、昨日は冬景色の軽井沢から高速で30分の群馬のホームコースへ・・・、
月例競技に参加して、少しはアスリート気分に戻りました。
最近はゴルフ場へ行きますと、暇を持て余している同世代の団塊の世代の仲間で一杯です。
元警察官や学校の先生などの、元公務員も多いようです。
バブル崩壊で会員権も安くなり、在職中は堂々とできなかったゴルフを楽しんでいる方も多いようです。
ですから、うっかり公務員批判なんてできないとも思うわけですが、
話しを聞いていると、彼らも結構同調した意見を持っているようで、こだわらずに話していますね。
昨日は、元中学校の校長先生、もう一人は、某大手金型企業のエンジニア氏とのラウンドでした。
自動車業界では世界的に有名な金型製造メーカーの方なのですが、最近では中国資本に買収されて、
円熟したベテラン技術者が中国に出かけているようです。最近テレビでも報道されていました。
彼も、昔は北米などに出かけていたようで、あの頃は帰国するとエリートコースだったとのことですが、
最近では、中国から帰っても国内で腕を発揮する職場がなくなったと嘆いています。
彼の話を聞いていると難しい時代なんだとつくづく思います。
石油業界だけが節目ではなくて、変化と試練の波は我が国を取り巻く周辺国の成長とも相まって、
いろいろなところに影響が出ているようです。
厳しい話題が出るたびに、「あ~~また池ポチャだ!!」と大笑いしながら、ゴルフをしています。
お互いに利害関係のない同世代の仲間と楽しむゴルフは本当に楽しいものですし、社会勉強にもなります。
昔、大学へ進学し田舎から出かけて行ったあの頃。誰も知人がいない新しい環境のキャンパスで仲間ができるときのような感じです。
あのころと違うのは、みんなひとかどのキャリアを積んできた『社会大学』の優等生が多いということでしょう。
しかし、業務キャリアによって、その後の生き方も変わっているようで、
金融機関の退職者などは、退職後も依然として昔のままの同じ仲間で群れているようです。
過去の職場の上下関係を引きずっていては、楽しくもないとおもうわけですが、どうなのでしょう?
どうせ、介護老人ホームに入るまでの予備期間だから、仲間を作ることは大切だと割り切った意見の方も多いようです。
確かに、夫婦が一緒に同時に死ねるわけでもないでしょうから、自分が先に死ぬのはよいけれど、
家内に先立たれたら、一人暮らしは辛いよね・・・、なんて弱気の方もいます。
私は、家内もゴルフ好きなので、理解があるのはありがたい。
しかも、一回りも若くて、ゴルフに出かけるときには、ウェアまで準備してくれます。
大きな顔して出かけられます。ありがたいことです。
たまには、石油業界というタライや自分の仕事から飛び出してみるのもよいことでだとつくづく感じます。
ゴルフは一日時間をかけていろいろな人たちと触れ合える、仲間ができる素晴らしいスポーツだと改めて感じます。
フェアウェイで学ぶことは、これまでの私にとっては知らないことばかり、
賢い人生の送り方を仲間から学んでいます。