ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

情報格差が企業間格差ですね。

2009年09月24日 10時42分49秒 | Weblog
休み明けはダメですね、
社員に訓示して、打ち合わせも終わって、さあ!仕事!!

頭を必死で『ビジネスモード』に切り替えようと思うのですが、なかなか思うようにいきません。

私にとって「ゆきんこブログ」は頭のインターバル、仕事にかかる序章のようなものなのです。
長年ブログを書いていると自然に現在の課題が浮かんできて、
今日は何から着手しようかと自然に頭の中が整理されてくるわけです。

それにしても、休みの間のメール整理、業界紙などの情報取得、クライアント企業などからの問い合わせ。
まあ、とにかく色々あり過ぎて、情報整理と対応も大変です。

今朝も朝4時から仕事をしていますので、11時の現在は休憩時間というわけです。

これから、ゆっくりと昼食を食べてから、
外資系ディラー様向けの「石油直売部門専用ソリューション」に関する、システム提案資料の作成にかかります。
今回は、かなり本格的な受発注システムを含む「直売ソリューション」の構築。
気合が、入ります。

石油業界の難しいところは、産油国や原油価格などのグローバルな話題と、リテール部門における現実的な課題についての区別ですね。

リテール業者の方でも、元売りや大手商社のような市況の話題を出してくる方もいらっしゃいます。
それならと、本格的な石油ソリューションなどをご覧いただいたら、今度は別の次元のビジネスレベルで、全く理解できないというようなこともあるわけで、難しいモノです。
よく考察してみると当面の自分の会社の課題をどうするかという『身の丈に合った』課題を認識している経営者のほうが経営状況も良好なようです。

サブ店の方が「新仕切り体系」への対応の話題や、国際会計基準の在庫評価などを論じてくるのには驚きです。
自社の在庫なんて、SSの地下タンクだけなのですから、お金を払ってまで聞きに行く知識ではないはずですね。

石油業者の掲示板などで話題を拾ってくる方もいます。
WTIの原油価格動向なんてものは、販売店レベルの収益に即時影響してくる市況でもないはずですから、さほど危急の課題でもないはずです。
ですからよく考えてみればWTIの相場で「一喜一憂」なんておかしな話です。
それよりも、現状では当面の価格転嫁のほうが問題のはずです。
一体、自分の経営ポジションを判っているのでょうか・・・・

最近、販売店(サブ店)レベルでは非常に業界の情報が薄くなってきたともいえるようですね。
元売りの地域担当者も昔のようにサブ店まで顔を出す機会が極端に少なくなっており、
系列の同業サブ店同志が顔を合わせるのも忘年会、新年会程度だけで、石油組合活動も活発ではないとのこと。
せめて、WEB上の掲示板などで集う同業者のオフ会であちこち出掛けるのが、唯一の楽しみなんて若手もいらっしゃるようです。
とにかく有効な情報が薄いのがリテール石油業者の弱点ともなっています。

「お宅はガソリンいくらで仕入れているの????」というような情報さえも情報としてお金にできる時代なんですね・・・・
それだけ、情報が薄いという事です。素人ばかりの石油業界になってしまいました。

寂しい限りです。

最近、石油リテールビジネスにとって本当に役に立つ情報が少なくなりました。
「情報の差」が企業間格差にもつながっているような気がします。

あまり、変な情報に振り回されないで、「身の丈に合った」知識を冷静に吸収する事が大切です。


休み明けの朝です。石油ビジネスの工夫。

2009年09月24日 05時23分03秒 | Weblog
最近、なぜか昔のガソリンスタンド経営時代の夢をよく見ます。
よい時代もあったのですが、ほとんどは経営の課題に関することが多いようです。

私の会社は田舎でした。
昨晩の夢は一般掛売りを「クレジット」や「自動引き落とし」などの決済条件に切り替えるために消費者との折衝で苦労した夢でした。

建設業者などへの販売は掛売りや手形が多くて資金負担が大変です。
しかし、油外収益なども多いので捨てがたい・・・
なんて、悩んでいるうちに目が覚めました。

よく考えると、どんな商売でも楽なものはありませんね。

大切なことは、一般的なビジネスでも工夫が大切なんですね、
どこか、何かを工夫して変えることで同じビジネスでも業態そのものがガラリと変わるわけです。
ですから、同じビジネスでも格差や優劣が付くのです。

話は変わって、自民党の総裁選。
テレビを見ていて河野太郎氏の主張に同意ですね、
すでに時代は終わったと思うのですが、相変わらずの老害です。
現在の状況認識では自民党の再生なんてあるはずもありません。

全国の石油業者にも同様のことが言えるわけです。
今までと同じ考え方でこれからも生きていけると思ったら大きな間違い。

それにしても先日伺った、名門を自負する関西の某社。部長以上の管理職が酷かったです。
合理化、省力化は自分達の職を奪うから反対なんだそうです。
一体、経営者は会社の実態を認識しているのか、
若手社員が経営に関する危機感を社長に直訴したら、逆に叱られたそうですが、
すでに、元売り資本が入ったようですから、もう少しで変わりそうです。

とにかく、抜本的な改善が必要な時代なのです。
休み明けも急がしいスケジュールが待っています。