ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

実は、日本でもサブプライムローンが・・・・

2009年06月16日 09時49分35秒 | Weblog
ご存知ですか、すでに一部で報道されていますが、
日本におけるマイホームローンの返済不能による住宅競売が昨年から以前の二倍以上に急増しています。

総選挙を前にして、政治家は景気回復や株価動向に楽観的な見解を出していますが、とんでもない話です。
日本の実体経済は、選挙後にさらに悪化し、庶民の生活を直撃するはずです。

アメリカでは大統領が変わると半年程度は景気対策とお祝いムードで株価や景気回復の兆しが見えるのだそうで、それを「ハネムーン景気」というのだそうです。
今回は、さしずめ「オバマ・ハネムーン」といったところでしょうか。

日本では、保守の二極分化による本格的な政権交代が確実に起こります。
現在の与党である自民党はどうしても選挙前に景気のムードだけでも良くするために必死のアナウンス効果を狙って「景気回復」を叫んでいますが、
実際の話、庶民が感じている実体感覚とはかけ離れています。
これでは自民党が選挙に勝てるはずもないわけで、

ほとんどの国民は、今回ばかりは民主党政権の実現を確信しているようです。

最近、マスコミのことを

末端市況への転嫁

2009年06月16日 05時10分10秒 | Weblog
過日も書きましたが、ここにきて、石油リテール市場でのガソリン価格の末端転嫁に対する意識がだいぶ変わってきたようです。

減販の時代ですから、いつまでも安値価格による拡販という手法に頼ってはいられないということです。

群馬の高崎の郊外などにある安売り店の看板価格も2円差程度になっています。

現在、一番市況が悪いのは、茨城県なんだそうです。
茨城県といえば、ゼンセキの理事長の県ですね。
県石理事長の宇田川氏は私の親戚なんですが、今週九州で会いますから市況が悪い要因を聞いてみましょう。

とにかく、北関東は昔から京浜業転玉の「ゴミ捨て場」なんて言われてきました。

せっかく安く仕入れることが出来たのですから、普通に売って初めて仕入れ努力に対するメリットがあるとおもうのですが、

せっかく石油業界にも「値取り」意識が出てきたわけですから、
ここしばらくは、大切な時期です。

激しい流通ビジネスの中でも群馬は北関東エリアの激戦地といわれてきました。
群馬が変われば、他の県も変わるはずです。
もう少し、眺めてみましよう。

団塊の世代の悲哀

2009年06月16日 04時17分03秒 | Weblog
定年で離職する団塊の世代が増えるに従って、自分の身の回りにも「格差」が拡大しているように感じる昨今です。

私も団塊の世代ですが、いろいろな友人がおります。
自営業、ある程度の規模の企業の会社役員、弁護士や医者などの個人事業者、一般サラリーマンでこれから退職する人、
すでに退職して再就職している人、そして、すでに退職し再び職を求めて就職活動中の人。
立場は本当にいろいろです。

とにかく人数が多い団塊の世代がこれだけ世の中に放り出されているわけですから、
この大不況とあいまって、世の中の動き自体がこれまでとは大きく変わってしまいまいそうな感じがしています。
政治はこの実態が分かっているのでしょうか、

なかには、子供も正規な仕事がなくて、親子で就職活動中などという笑えない人もいらっしゃいます。

これでは少子化どころか、結婚できない若者が増えてきそうです。
少子化対策大臣の基本的な仕事も景気対策や職業の確保からの生活の問題ということになりますから、
すべては景気対策が基本ということでしょう。

還暦とはいっても、自分も含めこの年齢でしたらまだまだ仕事は現役だと感じます。
企業経営者や地方政治の首長などはまだ還暦家を過ぎた方が多いですね、
業務キャリアなどで必要とされる人材もたくさんいらっしゃるはずなのですが、
逆に、業務スキルが大幅に劣っていたり、考え方が古かったり、感覚的に時代についていけない人も多いわけです。

私の身の回りにも、そんな人間が多いわけですが、
ハイリスクハイリターンの時代ですから、再び仕事に挑むとしたら相当なリスクと自ら仕事に対するマインドに関して、
本当に生まれ変わるくらいの覚悟で仕事に挑む必要があるわけですから、苦しい選択を強いられます。
しかし、よく考えるとこれは、いつの時代でも当たり前のことなのです。

それぞれの業種でそれぞれ生きてきたわけですが、どんな業種でも「生き残り」を賭けた経営改善の真っ只中ですから、今迄の感覚では通用するはずもないわけです。

特に、金融機関などを退職して、再就職する人間は本当に自助努力が必要だといいます。
厳しいようですが、当社にも元金融マンがいて本人も大変苦労しています。
社会が大きく変わっていますから、時代認識を変えて、マインドと心構えも変えて、仕事に臨みましょう。