最近、ガソリン価格が上がっています。
販売激戦区の北関東でも価格転嫁がかなり進んでいます。
昨日は、久し振りに昔馴染みのSS経営者とゴルフ場で石油業界ビジネス談議。
これでも、昔は同業者です。
話をしていると昔とはだいぶ価格に関する意識が変化しているように感じます。
これだけ淘汰が進むと軽薄な意識による価格決定や、安売りによる拡販志向はだいぶ薄らいできたようです。
直売や卸売部門に関する収益意識も変化してきたようですし、
「新仕切り体系」により販売店との仕切り価格体系に関しても、
逆に割り切った考え方が浸透してきたともいえるようです。
店頭価格もだいぶ転嫁が進み、「馬鹿値」の看板提示がなくなったのは良い傾向です。
安売りで、淘汰される業者はまさに「自己責任」というような雰囲気になって来たのでしょうか。
全国で名ただたる安売り激戦地でこの傾向が出てきたわけですから、
石油業界も淘汰が進みだいぶ落ち着いてきたともいえそうです。
確かに、淘汰のスピードが速まった分だけ、
一社当たりの販売数量は自然に増加しており、
「勝ち組企業」にとっては落ち着いたマーケットになってきたのでしよう。
わが国における石油製品のグローバルな販売数量は若干減少したとはいえ1994年頃の販売数量ということです。
その頃と比較して、これだけ販売業者やSSが減少したわけですし、
非採算SSを切って捨てているわけですから
1社あたりの売上が増えるのは当たり前の傾向ともいえます。
しかし、安値量販型SSの販売ボリュームはそれほど伸びていないようですし、
逆に減少傾向のところも多いようです。
あの当時から、安売りで無理して数字をつくってきた業者が多いわけです。
独立系の某社なども業転玉を同業者にばら撒いてきたようですが、
安売りPB業者の淘汰でだいぶ痛手を被って、苦戦中のようです。
地域安定型企業は、ここにきて無理してまで拡販志向の価格競争をする必要もないというようです。
「金持ち喧嘩せず」、「衣食足りて礼節を知る」といったところなのでしょう。
今年も、原油価格動向がおかしいですから、運転資金の増加需要などがあるかもしれません。
この場は、絶対に無理な拡販は命取り。焦らず、収益を確保して、推移を見守りましょう。
いい傾向のビジネスです。
いまだに、一部リテール業者などでは
元売りや大手特約店は常に拡販意欲満々で、
売らなくてはならないという拡販意識を持っていると決めけるような見解をお持ちの方もいらっしゃるようですが、
時代は変わってきました。業転玉をあてにして安売り商売をしてきたリテール業者などは、早くその事に気付くべきですね。
業転ビジネスでも
販売リスクや市況形成に対する情報リスクが高くて、収益性も非常に薄い小口リテール向けのビジネスに対する妙味は急速に薄れてきたようです。
サブ店が根拠もあてもないWEBの仕切り掲示板情報で、値切ってくる時代です。
首都圏ではすでに、
CODで札びらを切って、買い叩くような零細業者はスポイルされつつあるようです。
いつまでも「俺は、お客だ」と思って業転流通に依存している中小業者は、
これから始まる、本年度の値上げ市況と需給体制で一気に干される可能性もあります。
大手は大手、小手には小手の商法があるわけです。
本当の意味で、特約店と歩調の取れるサブディラーのみが生き残れる「系列回帰」の時代が見えています。
化石資源を持たないわが国の石油業界は、やはり米国などとは違って、
独立系にとっては厳しい系列依存型による、
ビジネス環境の再構築となるのでしょうか、結論が早まりそうですから推移に注目です。
明るい話題も、増えています。
配送灯油などは、販売数量の増加と配送体制の集約化で大きな収益増だったようです。
確かに、「雪ん子」ユーザー様企業では、クライアント増設やハンディPOSの台数を増やしている企業が急増しており、
灯油マーケットに関して言えばかなりの優劣格差が明確化しています。
ここにきて、超大手企業による「灯油配送体制の強化」が目白押しです。
さらに、全国の有力企業から灯油配送を起点とする「SSを起点とする」新たな配送ビジネスの提案も求められており、
SSビジネスはこれから大きく変化する気運が出ています。
月刊ガソリンスタンド誌新年号で「本年の予測」の見解を求められまして、
私は、SSの顧客データを経営資産とする「SSフィールド」を飛び出しての新たなビジネスモデルの模索を提唱したわけですが、
まさに自画自賛といったところです。
確かに、地域によっては、
これからは淘汰の後にくる「安定期」が見えてくる可能性が大きくなっています。
ただし、SS業者にとっては、需要家やマーケットの変化に対応した自らの対応を迫られることになるわけですから、
時代の変化に対する「それなりの対応」の自助努力も必要となるはずです。
激戦地ほど、淘汰のスピードが速いのは当然です。
しかし、マーケットには潜在的な需要も大きいはずですから、
一気に変化が進むことになるはずです。
昔から過激な価格競争で名高い北関東の激戦地、
群馬県はまさに未来の縮図なのかもしれません。
そういえば、彼も昔のショットが戻って、スコアも絶好調でした。
商売が落ち着けば、ゴルフのスコアも安定するようです。
彼に言わせれば、「万年不況のガソリン屋だから、不況には慣れていて強い」のだそうです。
全国各地に逞しい、ガソリン屋が増えてきました。
販売激戦区の北関東でも価格転嫁がかなり進んでいます。
昨日は、久し振りに昔馴染みのSS経営者とゴルフ場で石油業界ビジネス談議。
これでも、昔は同業者です。
話をしていると昔とはだいぶ価格に関する意識が変化しているように感じます。
これだけ淘汰が進むと軽薄な意識による価格決定や、安売りによる拡販志向はだいぶ薄らいできたようです。
直売や卸売部門に関する収益意識も変化してきたようですし、
「新仕切り体系」により販売店との仕切り価格体系に関しても、
逆に割り切った考え方が浸透してきたともいえるようです。
店頭価格もだいぶ転嫁が進み、「馬鹿値」の看板提示がなくなったのは良い傾向です。
安売りで、淘汰される業者はまさに「自己責任」というような雰囲気になって来たのでしょうか。
全国で名ただたる安売り激戦地でこの傾向が出てきたわけですから、
石油業界も淘汰が進みだいぶ落ち着いてきたともいえそうです。
確かに、淘汰のスピードが速まった分だけ、
一社当たりの販売数量は自然に増加しており、
「勝ち組企業」にとっては落ち着いたマーケットになってきたのでしよう。
わが国における石油製品のグローバルな販売数量は若干減少したとはいえ1994年頃の販売数量ということです。
その頃と比較して、これだけ販売業者やSSが減少したわけですし、
非採算SSを切って捨てているわけですから
1社あたりの売上が増えるのは当たり前の傾向ともいえます。
しかし、安値量販型SSの販売ボリュームはそれほど伸びていないようですし、
逆に減少傾向のところも多いようです。
あの当時から、安売りで無理して数字をつくってきた業者が多いわけです。
独立系の某社なども業転玉を同業者にばら撒いてきたようですが、
安売りPB業者の淘汰でだいぶ痛手を被って、苦戦中のようです。
地域安定型企業は、ここにきて無理してまで拡販志向の価格競争をする必要もないというようです。
「金持ち喧嘩せず」、「衣食足りて礼節を知る」といったところなのでしょう。
今年も、原油価格動向がおかしいですから、運転資金の増加需要などがあるかもしれません。
この場は、絶対に無理な拡販は命取り。焦らず、収益を確保して、推移を見守りましょう。
いい傾向のビジネスです。
いまだに、一部リテール業者などでは
元売りや大手特約店は常に拡販意欲満々で、
売らなくてはならないという拡販意識を持っていると決めけるような見解をお持ちの方もいらっしゃるようですが、
時代は変わってきました。業転玉をあてにして安売り商売をしてきたリテール業者などは、早くその事に気付くべきですね。
業転ビジネスでも
販売リスクや市況形成に対する情報リスクが高くて、収益性も非常に薄い小口リテール向けのビジネスに対する妙味は急速に薄れてきたようです。
サブ店が根拠もあてもないWEBの仕切り掲示板情報で、値切ってくる時代です。
首都圏ではすでに、
CODで札びらを切って、買い叩くような零細業者はスポイルされつつあるようです。
いつまでも「俺は、お客だ」と思って業転流通に依存している中小業者は、
これから始まる、本年度の値上げ市況と需給体制で一気に干される可能性もあります。
大手は大手、小手には小手の商法があるわけです。
本当の意味で、特約店と歩調の取れるサブディラーのみが生き残れる「系列回帰」の時代が見えています。
化石資源を持たないわが国の石油業界は、やはり米国などとは違って、
独立系にとっては厳しい系列依存型による、
ビジネス環境の再構築となるのでしょうか、結論が早まりそうですから推移に注目です。
明るい話題も、増えています。
配送灯油などは、販売数量の増加と配送体制の集約化で大きな収益増だったようです。
確かに、「雪ん子」ユーザー様企業では、クライアント増設やハンディPOSの台数を増やしている企業が急増しており、
灯油マーケットに関して言えばかなりの優劣格差が明確化しています。
ここにきて、超大手企業による「灯油配送体制の強化」が目白押しです。
さらに、全国の有力企業から灯油配送を起点とする「SSを起点とする」新たな配送ビジネスの提案も求められており、
SSビジネスはこれから大きく変化する気運が出ています。
月刊ガソリンスタンド誌新年号で「本年の予測」の見解を求められまして、
私は、SSの顧客データを経営資産とする「SSフィールド」を飛び出しての新たなビジネスモデルの模索を提唱したわけですが、
まさに自画自賛といったところです。
確かに、地域によっては、
これからは淘汰の後にくる「安定期」が見えてくる可能性が大きくなっています。
ただし、SS業者にとっては、需要家やマーケットの変化に対応した自らの対応を迫られることになるわけですから、
時代の変化に対する「それなりの対応」の自助努力も必要となるはずです。
激戦地ほど、淘汰のスピードが速いのは当然です。
しかし、マーケットには潜在的な需要も大きいはずですから、
一気に変化が進むことになるはずです。
昔から過激な価格競争で名高い北関東の激戦地、
群馬県はまさに未来の縮図なのかもしれません。
そういえば、彼も昔のショットが戻って、スコアも絶好調でした。
商売が落ち着けば、ゴルフのスコアも安定するようです。
彼に言わせれば、「万年不況のガソリン屋だから、不況には慣れていて強い」のだそうです。
全国各地に逞しい、ガソリン屋が増えてきました。