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ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

社員そのものが最大の課題

2009年03月31日 15時58分12秒 | Weblog
世界的な大不況で企業には課題が山積というわけですが、最近では「人材の課題」を挙げる経営者の方が増えています。

「人材の課題」について、よく内容を聞いてみると、幹部社員の経営に関する危機意識の希薄さを挙げるケースが多いのに驚かされます。

こんな時代です。経営者であれば確かに誰でも危機感を持って日々の経営に臨んでいるわけですが、
幹部社員などが気楽に構えていると腹が立つわけです。
経営者と社員。経営や景気、企業としての危機意識に関する「温度差」があまり大き過ぎるとうまくいきませんね。

さりとて、経営者があまりにも悲観的なことばかり話していると、
社員が委縮してしまうというわけで、これも困ります。

経営者や企業が資金的な課題などを抱えていても、
社員が全く気にもしないで気楽な事を言っていると腹が立つことが多いようです。

経営者と社員が課題を共有して、協力し合って課題解決に向けて努力する。
言葉で言うのは簡単ですが、難しいことですね。
そのためには、風通しのよい組織づくりが大切です。

こんな時代ですから、給料が上がらない。逆に手取り収入が激減などという話もよく耳にします。

企業に携わる人間として、最低限しなくてはならないこと。
逆にしてはならないこともあるわけですが、
こんな時代ですから、それらの企業としてのルールを守れない人間がいると、普段は目立たなくてもこんな時には目立ちます。

そんな、「ダメ人間」をどのように処遇するか、頭が痛いところです。
経営者として「人材の課題」を上げる方の気持ちがよく理解できます。

このまま、この景気が続くと、本当に無能な人材は仕事がなくなりますね、
そんな気がする、昨今の雇用状況です。

雇用する側であっても、雇用される側であっても。
本当に厳しい時代がやってきそうです。

「人生、勝利への道」、発想と行動の原点

2009年03月31日 04時17分52秒 | Weblog
須賀さん・・、なにか、儲かる良い仕事はないだろうか・・・・
こんな時節ですから、経営者の方に会うたびにこんな声をよく聞きます。

確かに、誰でもそんな事を考えたくなるこの景気です。
最近では挨拶のように出てくる言葉なのですが、真実味のある本音の言葉のようにも聞こえてしまうこの頃です。

一概に「儲かる仕事」といいますが、それを提案したり、探すことは非常に難しい課題です。
今の時代。経営者であれば、誰でも必死で求めている課題なのです。

いえ、経営者ばかりではありません。
サラリーマンだって、リストラされた失業者だって、「食うこと」に必死なのが今の時代です。

家族や社員を食わせていけたら。それだけでもうありがたいという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、経営者として、実業家として生きていくとしたら、
今の時代は、青雲の志に胸が躍る、波乱の時代なのです。
こんな、経済戦乱の時代ですから、「乱世の英雄」も生まれます。

成功するビジネスの条件とは、やはりニーズがあることが原点だと思うのです。

しかも、能力や才能などの条件で自分にしかできないもので、
世の人に求められる才能や能力でもあれば、最高ですね。

歌手が歌を歌ったり、画家が絵を描いたり、作家が文章を書いたり・
世には個人の才能で好きなことをしていても「自然に・」お金が儲かる才能豊かな人たちが存在します。

スポーツ選手などもそうですね、自分の好きな事に一生懸命励んでいると結果として、
一般人には手の届かないお金を稼ぐことができるわけです。

普通の人間が見たら、一流のプロゴルファーなんてうらやましい職業のように見えます。
ゴルフをしながら、楽しくお金を稼げるとしたら確かに最高ですね。

しかし、ほとんどの凡人に、いまさらそのような才能を磨くほどの余裕があるはずもありません。

そんな、「プロ」と呼ばれる人たちの実際の話や生き方を目の当たりにしてみると、
一般の人間には不可能な努力をして、耐えられないようなプレッシャーの中に身をさらして生きてきたことがよくわかります。
そして、現在でも自分のステータスを維持するために必死の努力をしています。

プロゴルファーなんて、「一流中の一流」でなければ、本来のプロとして生きていけないのが、今の時代なのです。
ですから、トーナメント競技に出場できるだけで大変なことなのです。

若いけれども、ゴルフ場のレストランでウェイトレスをしたり、
雑用をこなしながらプロを目指して必死に努力している若手を見ていると、自分としては何か応援してやりたくなります。

そんな一流を目指す、若い人達は「若さと時間」を賭けて日夜努力しているわけです。
目的を達せられなければ、その間に費やした時間や流した汗はすべて無駄になるというわけです。
しかし、長い人生の中で、真剣に努力をしたその期間の汗と涙は、仮に目的を達成できなくてもその後の人生に必ず役立つはずです。

ビジネスにおける、成功もスポーツの世界の成功も似たようなものなのです。
「費やした時間」と「流した汗と涙」の量によって成功の確率が高まります。

破れて地にまみれた、その「悔しさ」を知るものでなければ、理解できない勝利の喜びというものがあります。
フロッグで成功して、その流れだけで生きていける人間などいるはずもないわけです。
すべての成功の陰には、必ず表に見えない、汗と涙があります。

ある意味、敗戦や失敗というものは「大きな成功」への近道だとも思います。
今一歩の惜しい敗戦。大きな失敗。それに伴う悔しい思い。
一度や二度の失敗や敗戦で挫折している場合ではありません・

失敗を恐れているから、行動できない二世経営者諸君。
君たちに一番必要で「成功への近道」は、挫折と失敗と敗北感なのです。

「土俵の砂付けて、男を磨く」

実業家たるもの、サラリーマンの意見を聞きながら、
失敗を回避するだけが「経営の知恵」だと思っていると、
本当に立ち上がれない「失敗」をします。

自分の責任と意思で体験した失敗なら、自分自身で立ち上がることができるものです。

行動力の無い、部下や組織こそが競合他社よりも怖いビジネス最大の敵だと知るべきですね。

失敗を恐れないこと。
失敗こそが経営者をより大きく育てます。
再び立ち上がって、「勝利の道」へ向かって、がんばれ!

迷ったら、私に相談しなさい。任せなさい。