ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

来年度から開始される業務統合、そして淘汰は一気に進む

2007年12月27日 22時21分25秒 | Weblog
確かに、日本では通常のビジネスでは利益の出せない時代です。

大手といえども、普通のリエンジニアリングの速度では追い付かない程の速度で経営環境が変化しています。

日本でも一時の米国のように、「オールドビジネスの斜陽化」と「ニュービジネスの勃興」の兆しが明確に見えて来ました。

とにかく、日本の銀行株は15年以上前と同じなのですからとんでもない話です。仮に任天堂とメガバンクといわれる銀行株を15年前に同額買っていたとしたら現在、資産格差がどうなっているのか計算してみてください。

都銀といわれる、大手金融機関にあれだけ国民の血税をつぎ込んで、このざまなのですからバカバカしいにもほどがある。といった感じです。
しかも、今でも、税金を払っていない大手銀行がほとんどだということなのですから、呆れた話です。
来年からのサブプライム問題でどうなるか分かったものではありません。

地方の信用金庫レベルで抱える不良債権なんて計算不可能なんて話もあります。
合併して、経営責任をウヤムヤにしたり、経営悪化している昔からの取引先に対して引導を渡す準備だなんて言われます。

とにかく、日本の金融機関は腐っています。
オールドビジネスの代表選手なのです。

日本マッキンゼーの大前氏が言っています。
米国では金融機関職員とハンバーガーショップの店員の所得がさほど変わらないのだそうです。
日本でも明確な金融制度改革と投資家の自己責任を徹底しての直接金融の時代が開始されていますから、もうすぐ「金貸し」などという仕事は不要になります。

来年から始まるであろうクラッシュに近い経済動向について、実はその実態は隠されているともいわれます。
一部の経済学者が予測していることがもし本当だとしたら、どうなるのか?

サブプライムローンによる米国経済の急降下⇒米ドルの暴落⇒原油高(原油ドル建てによる)⇒日本の保有外貨の損失⇒膨大な米ドルを保有する中国の動向(北京五輪後の不況→果たして万博まで中国の景気が持つか?)⇒中国による米ドル売り浴びせ⇒日本の輸出産業の疲弊化

さらに、武村健一氏も言っています。
いまだに、日本経済と産業の基軸が「製造業」なのが気になる。
米国の大手企業といえば、すでにほとんどがITビジネス・非製造業です。

流通業では、すでにご覧の通り。
中堅以上の企業での業務統合が一気に進むはずです。

当然、淘汰も進みます。

桜の花の咲く頃に・・・

2007年12月27日 17時15分33秒 | Weblog
何とか年内に取り纏めたい作業もあるのですが、なかなか思うようにはいきませんね、
来季に向けての経営指針などもスタッフとの話題になっています。

これから、どのような方向で進めていくか、可能性を探りながら「次の一手」のアイデアを模索中です。
先日も大手システム企業の方との打ち合わせの際に、今後の「IT企業のビジネスフォーム構築」に関する課題と重要性についてお話を伺い、改めて考え方を見直しています。

実は、一概にITビジネスとは言っても業態により大きな変革期を迎えています。
どこでも使える簡単な汎用ソリューションといわれるものは販売競争が激化しているようです。

しかし、時代は業務に特化した「業務特化ソリューション」(カテゴリー・ソリューション)の時代に突入しており、仕様も内部構造もかなり専門的で高度な機能となっています。クライアント企業からも非常に専門的な特殊機能まで求められています。

ほとんどの企業や業態で大きな変革期を迎えており、情報処理速度と業務省力化を同時に実現する業務統合系システムや内部統制に関する課題解決を迫られているのが現状です。

クライアント企業にとっても我々にとっても、非常に重い課題なのですが、避けては通れません。

流通管理、受発注、配送合理化、など切り口も多様です。
業種別の景気動向を確認すると、「情報処理ビジネス」は晴れマークです。

とは言っても、我々は薄曇りといったところでしょうか・・・、

早く、雲が晴れて、桜の花の咲く頃には青空を拝んでみたいものです。

景気はまだまだ先行き不透明。
難しい時代です。

ビジネスマインドを変える

2007年12月27日 10時57分45秒 | Weblog
ご承知のとおり、今年のテーマとなった言葉は「偽」です。

確かに、食品関係の老舗企業などでのコンプライアンス上の問題発生で企業のあり方が改めて問われています。

そんなこともあり、最近ではいろいろな意味で経営者のマインドが変わってきたといわれます。

優秀な経営者は競合企業と「競う」とか「闘う」というスタンスから、自社の独自性を確認したうえで足元を再び固めることに力を傾注しているようです。

経営に余裕があればこそできる事。
企業としてそんな強みが発揮できるとしたら素晴らしいことです。

同じ値段なら、お客様に選択していただけるような企業

コンプライアンスの尊重を前提にして、少しは高くても、お客様から安心して選んでいただけるようなお店創り

「偽」の商売から「信頼」の商売へ

偽物は淘汰される。
ある意味では厳しくもあり、当然の時代です。

我々のソリューションビジネスも同様ですね、
業界で必要とされなければ、そして、クォリティーでご満足いただけなければ
当然ビジネスとしては成立しません。

商品格差の少ない石油製品の場合、どこで他社と「格差」をつけることができるのか非常に難しいことなのですが、洗車などでは丁寧さや気配りで随分と違うものだと思います。

来店時の一番のポイントは、自然な笑顔による対応でしょう。
マニュアルに添ったフィールドサービスも必要ですが、最近ではお客様も財布の口を締めています。
あまりにも「売らんかな」という姿勢が出てくると鼻について顧客に嫌われます。

その点、ベテランの落ち着いた自然な対応が顧客に安心感を与えます。

最近、若手の女性タレントがブティックの販売員の真似をして笑わせています。
接客やサービスがマニュアルに徹してパターン化してくると、SSフィールドでのサービスもあんなふうになるのでしょうか、

最近、よく言われますが、レストランなどの注文時に「○○で、よろしかったでしょうか?」と注文内容を問われることがあります、あれは気になります。
安手のお店のスタッフに多いパターンです。

細かいことなのですが、
社員教育が大切です。

老舗、名門企業といわれるところは、社員教育が徹底しています。
SSもあんな雰囲気の顧客対応ができたら、いいなと感じます。

まあ、然るべき人材を集めるにはそれなりの待遇が必要です。
なかなか、アルバイトでは不可能かもしれません。

その辺が経営者としてのジレンマですね、

そしたら、人集めがポイントです。
優秀な人材を求めるには、また企業としての立場や社会的な評価も考えなてはならないわけで、それがわかれば苦労はない。

頭がグルグルとループ状態になって考え込んでしまいます。

難しいですね・・