ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

市況としては踏ん張りどころかな

2007年12月14日 17時13分57秒 | Weblog
このブログは石油業界以外の人もご覧になっていますから、
あまり大きな声ではいえませんが、結構な値幅になってきたようです。

この場は減販の影響が大きいですから、あまり喜んでもいられませんが、
業転市況の値下がり傾向が予想よりも敏感に相場に反映されてきたようです。
ここは、業界としての踏ん張りどころ。
これで減販で利幅が減少したら、最悪の事態です。

関東以南では雪も少ないようですし気候は比較的温暖です。
北国では大雪のようですから、その辺はどうなるのか、暫くは注目です。

年末が近くなり、
街にもようやく活気が出てきたようです。
今日は華の金曜日ですね、すっかり忘れてました。

私ごとですが昔と違い、忘年会の数も少ないため飲み過ぎもなく、
体調は万全です。

ただ、ディスクワークが多くて集中力が切れそうなので、自身を叱咤激励。
相変わらず、辛い作業が続いています。

年末から年始にかけても、落ち着いて考え企画を立てなくてはならない事ばかり、
このままでは結構忙しい正月になりそうです。

私自身も、踏ん張りどころなのです。

あまり食欲もわきません。

久し振りに、寝酒でも飲んでみようかな・・・

石油価格高騰と世相の変化

2007年12月14日 06時46分57秒 | Weblog
石油価格高騰による影響を大きく受ける業種団体などが声を挙げ始めています。

最近では漁業関係者まで採算に合わず漁に出られないといった現象まで出ているようです。
確かに漁業などでも付加価値や漁獲高などで非採算になる地域があるようです。

運送業に土木関係など石油に依存する業種は枚挙に暇はありません。
政府も各種業種に対して石油価格高騰の影響に関する補助政策を立てる事を考えているようです。
今後もいろいろな業種からコストプッシュの悲鳴が上がることでしょう。

すでに、バイオマスエネルギー関連で大豆価格が高騰。豆腐業界まで三割値上げ、納豆なども値上げです。

最近感ずる事ですが、石油販売業界にとっての大きな課題は世相の風向きです。

昔のオイルショックの頃は「売り惜しみ」、「便乗値上げ」などと消費者から糾弾され、「諸悪の根源」のように悪者扱いされた石油業界。

「あの頃」だって末端リテール業者は決してそんなにぼろもうけした訳ではありませんよ。それでも、ガソリンスタンドの経営者は地域でぼろ儲けの悪者扱いされたわけです。
SS経営者が新車を購入したり、家を新築したら妬まれたり悪口を言われた時期もあったものです。

その後石油ビジネスは「儲かる商売」だと新設ラッシュからお決まりの「過当競争」の時代へ突入。しかし、直近のSS閉鎖や淘汰を見れば消費者もさすがにSSが儲かる商売とは思えないようです。

儲かるように見える商売が世相に叩かれるのは世の常なのでしょうね、
今年の世相を表す言葉は「偽」なんだそうです。

一般消費者から見て羨ましくなるようなブランド力がある老舗食品企業が続々とやり玉に挙げられた今年の世相を顧みると強く感じます。
確かに食品の賞味期限や素材の偽りが世相に糾弾された年でした。
あの高級割烹「船場吉兆」まで「偽」だったとは、お伊勢参りの「赤福」なんて伊勢神宮の神様のバチが当たりそうですね。
老舗といわれる名門企業でさえも信じられない事が起こった年でした。

「出る釘は打たれる」という言葉を痛切に感じます。

しかし、儲からない業界を消費者が助けてくれる訳でもありません。
よく考えれば、石油業界、特にSS業界などは世の中に絶対必要なエネルギー産業なのです。

高級料亭なんて一部のお金持ちが余裕で楽しむところですし、「赤福」だって名物というだけで普通の「アンコ菓子」なのです。別に無くても、食べなくても庶民生活に大きな影響はないはずです。

私も、伊勢神宮に参拝した時あの「赤福」の店先の緋耗もうせんを引いた縁台に座り老舗の味を味わいましたが、別に普通の「アンコ菓子」でした。特別美味いものでもありません。

石油ビジネスはホームエネルギーが基本です。
雪の降る北国で寒さに凍える、老人世帯では都市部のようにホームセンターまで重い灯油のポリ缶をぶら下げて買いに行くなんて絶対に不可能です。

必要な時に必要なものを消費者に安定供給でお届けする。
これが消費者に支持されるホームエネルギー産業の社会的な使命であり基本なのです。
こんな時節ですから、消費者は石油業界を見つめています。

石油流通を生業とする者にとって、自分の都合だけで商売をしていたら必ず消費者からの支持を失うことになります。

私が、一人ぼっちで東北や北海道の田舎町を灯油システム構築で巡回していた頃、
侘しい原野や山中にある一軒家に明かりが灯っていると、無性に家庭の温かさや幸せを感じたものです。そんな時にはホームエネルギーと人の生活は密着していると感じます。庭先に灯油のホームタンクやドラム缶が見えると、灯油配送システム販売の必要性と勇気が湧いてきたあの頃を決して忘れることはできません。

世の中の人たちの生活が少しでも便利になれば、
そして、あの雪の中で灯油を配達している人たちの現場で働く姿、
灯油を販売している企業も便利で作業効率が上がるように、
そしたら、消費者も販売業者もみんなハッピーになれる!!

私の「雪ん子」にはそんな、魂がしみ込んでいると自負しています。

世の中に、ソフトウェアは色々あります。
お金儲け中心のITビジネスが多い中で、私の「雪ん子」は孤高のコンテンツであるとの自負を持って今後も一生懸命に開発と普及に努めてまいります。

日本中の灯油販売業者の皆様。
今年は高い灯油です。
消費者負担も大きくなっています。
大切に、そして、丁寧に、消費者の皆様に喜んでいただける配送サービスの徹底に努めましょう!!

その姿勢こそが、今後の日本石油ビジネス業界の未来を拓きます。
消費者にご満足頂ける、コストに見合った真心の配送サービスは、必ず適正な収益となって企業に、そして、寒い中灯油を配送しているスタッフの給与にも反映されます。

今年は、その意味で、石油流通ビジネス再スタートの年になるはずです。

そして、もう一度灯油ビジネスを真剣に基本から考えていらっしゃる販売業者の皆様。

「ゆきんこサポートセンター」では
お声をかけて頂ければ、全国どこでも必ず私自身がお伺いして、

御一緒に貴方の企業の灯油ビジネスの課題に挑戦させて頂きます。
お任せください。
お気軽にお申し付けください。