身体の動かし方が少ないのか、老化なのか食べたいものが見つからない。
厚いステーキなんて、まったく食指が動かず、簡単にマトンの焼き肉です。
マトンには、思い出がある。若いころ職場でよく食べていました。
同僚にハム工場の縁のある人がいて、時々そこからマトンを大量に仕入れた。
どうして食べたかと言うと、「シャブシャブ」です。
それも豪快と言うか、ストーブに大きなバケツを載せて、そのお湯で食べたのです。
クセも少なく、あっさりとしていて、薬缶で燗をつけるお酒にぴったり。
高級なラムよりも、なんだか庶民的な感じもする、マトンは労働者むきかな。
何はともあれ、簡単な食事でもバランスは考える。
葉物野菜とニラ、ニンジンを茹でて刻みのりを載せて酢で味付け。
我が家製の切り干し大根とニンジン、打ち豆の煮もの。
揚げ物、薩摩揚げ、椎茸なども入りますから、結構バランスも良いのかな。
里芋も、春を迎えますからそろそろ食べ終えなくてはならない。
簡単に茹でて、皮を剥き味噌味のたれなどを着けて食べます。
と、ほぼ食べ物がそろったところで、ワイングラスが久しぶりに並ぶ。
夕方になると飲みたくなるのは「依存症かな」なんて笑いながらの一杯です。
食べ物って幼児体験と言うかそんなものが懐かしいですね。煮物は田舎ではいつもたくさん煮て温め直して食べていました。この頃「山賊焼き」とか言っているのはバーベキューですが、松本の山賊焼きは鶏のモモ肉かなんかを開いてその大きさのまま出していました。お店でみんなで食べる時になかなかひとつは食べきれないなんて言って残す人が居ましたが私は給食だって残したことが無いくらいでしたからペロリと平らげていました。今作る山賊焼きはモモ肉を開いて焼肉のタレなどで味を付けたのを揚げるか焼くかしたものです。今はさすがに切り分けて食べますが、安上がりでおいしいです。信州の山賊が食べる山賊焼き(笑)
体調が良いと、少しだけと言いながらも口にしますが、毎日は続きません。
山賊焼きってどこかで聞いたことがありますが、長野の名物なのでしょうか。
長野の今は中野市になりましたが、替佐に毎年リンゴを求めて言っていた時期がありました。
帰る途中で食べる「鳥正」と言う名前の店の鶏料理が美味しくて、毎回寄っていました。