われわれは
相伝されたものと
そうでないものを取るかの
選択をせまられることがある。
これが真理の選択ということになると、
生易しいことではなくなってくる。
神を信じるか信じないか、
の問題となるからだ。
(正法眼蔵を読む 伝衣の巻 谷口清超)
相伝されたものと
そうでないものを取るかの
選択をせまられることがある。
これが真理の選択ということになると、
生易しいことではなくなってくる。
神を信じるか信じないか、
の問題となるからだ。
(正法眼蔵を読む 伝衣の巻 谷口清超)
<供養の福徳>
昔から袈裟のことを“除熱悩服”(じょねつのうぷく)といい、一名“解脱服”(げだつぷく)ともいった。この功徳は、まことに甚大にして、測り知ることができないくらいである。竜麟の三熱といわれる竜のひどい苦しみも、この袈裟の功徳で解消するといわれている。諸仏成道のときも、必ずこの袈裟を用いた。吾々は辺地に生れ、末法の世のものであるが、相伝されたものとそうでないものを取るかという時は、相伝された正統のものを信受し、護持しなければならない。