神は全ての全てであり、全能である。人間は“神の子”であるから、神の御徳をそのまま受け継いでいるのである。
(奇蹟の時は今 J・Eアディントン著 谷口雅春訳)
【宇宙に普遍する太霊の力とは何であるか。“太霊の力”とは神がもち給い、神があり給う全ての力即ち普遍者であり、全智者であり、全能者であるその全徳を包容する総括的名辞である。普遍者であるということは到るところに遍在し給うということであり、全智であるということは、すべてを知り給うということであり、あらゆる智慧と知性のはたらきを全包容的に有ち給うということである。全能ということはあらゆる力をもち給うということである。『マタイ伝』第28章18節にイエスは「我は天にても地にても一切の権を与えられたり」といっていられる。これは神の全能について最もよく理解している人の言葉なのである。イエスの意味せられたるところは、天に於いて人間は無限の力を行使するを得る権を与えられているのである。そして、その“天”即ち“神の国”についてイエスは“神の国は汝の内にあり”とハッキリと定義せられたのであるから、自己の内にある無限の力は、“地”即ち汝の外なる表現の世界に於いても与えられているのであるという意味なのである。】
私