自懐作用が起こっているならば
「それは過去における心の影であるから、
時間と共に消えていくから
無視していればよいのである」と言って、
何ら自懐作用に対応しないのは、
自懐作用の苦痛をまともに引き受けてしまうことになるので、
過去の迷いの心の影が
消えるために現れているというのは真理だとしても、
法則を使って苦痛軽減の処置を行うと
自懐作用が軽く済むことになる。
特に過去の迷い心が長く持続した場合には
自懐作用も長く続くのであるから、
神想観で実相を観ずる縦の真理に加えて
横の真理活用は役に立つのだと思われる。
(参考 人生は心で支配せよ 谷口雅春 日本教文社)
【現在諸君は如何なる法則の下に生活していられるでしょうか。諸君はどれでも一つを選ぶことが出来るのである。しかし諸君が如何なる法則を選ぼうとも、その法則の内部には宇宙の因果の法則―原因は必ず結果を惹起(ひきおこ)すという原理が―はたらいていると云うことを忘れてはならない。あらゆる善き行為には必ず報いがあるのである。あらゆる悪しき言葉も必ず播いた所の種を刈らねばならない。信仰深きあらゆる行為は天より来る高き啓示に接し得るであろう。】
つまり自懐作用が起こっているならば
それが過去の自分の如何なる迷い心から起こっているのを突きとめ、
その過去の迷い心が人を苦しめた業が現在展開しているのだと判断し、
具体的に神想観のなかで、
あのような心を起こしてしまったのは
神の子にふさわしくありませんでしたと、
神に懺悔すると
自懐作用の苦痛は軽減するはずである。
神癒の指導の際には
藤原先生は
縦の真理と横の真理の両方を使って指導なさるのである。
もう一つ必要なことは
神癒を希望する時は
病が治ったらこういうことをしたいのでと
明確に神に告げることである。
神様との一対一の人格的交わりの中で、
神癒が為されるのである。