現象は仏の説法

普通
仏の救いの説法は
誰に対しても、
あるはずである。
あることはあっても、
それをそれと知らず、
見過ごしてしまうことがよくある。
多くの場合
自我の慢心が
その観世音菩薩の救いの説法が
いたるところにあるにもかかわず、
気付かず、
はねつけてしまう。
しかし、
わたしたちは、
知るべきだ。
現象世界のすべてが、
実は仏の説法だ。
それは、
自己をいましめ、
間違いを指摘してくれると同時に、
どうすればよいか、
どうすれば、
救われるかを、
間断なく、
説き続けて
くれているのだ。

四面楚歌の状態にいてさえも・・・

四面楚歌、
八方ふさがりの状態で
何もできないかのように見える時に、
私たちは
何をすればよいのだろうか。
歴史上に
そんな時代が
あったはずだし、
今だって、
そんな状況に追い込まれている人は、
少なからずいる。
人はそんなふうに
一度や二度は
なるのではないか。
だがそんな状況においてさえも、
神（仏）の救いはあるのであって、
実相の世界に飛び込めば
よいのである。
私は現在その状態ではないが、
この信念で
今日も私は生きている。