デイサービスに夫がお世話になっていた時、いつも親切にしてくださった看護婦長さん。
先日、りつばな胡蝶蘭をおくってくださったのに、今日はわざわざお参りに来てくださった。とても清楚で綺麗な方だ。
夫の写真の前で、涙もなく、面白おかしく在りし日の夫を偲んだ。
夫はこのEさんが大好きで、
「今日はモーツァルトの事話した」
とか
「今日は玄関までEさんが車椅子押して
くれたよ」など報告してくれた。
確か、その車椅子を押していただいたのが最後だったようだ。
定年を過ぎても頼まれてもう少し、もう少しと働かされているといわれていたが、夫がお世話になっていた時は
いつもいてくださって本当に感謝だった。
マドンナと言ったら夫は照れるだろうが
私に大好きなお友達を置いていってくれた。
すっかり気があって、再会を約束したほどだ。
マドンナさんの前では夫は行儀の良い紳士だったらしい。