五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

15三振とサードゴロ

2012年08月20日 | 日々のつれづれに
夏の甲子園大会は準々決勝が行われています。

甲子園のスタジアムの内外で色々な話題で盛り上がっていますが、今大会で一番注目されていた松井投手を擁する神奈川の桐光学園は今日敗れてしまいました。

私は初めて見たのですが、本当に良いピッチャーですね、松井君。
剛速球で三振を取るのではなく、コントロールとボールの切れで勝負をするタイプなのでしょうか。

それにしても4試合36イニングで68個もの三振を奪う、それも各都道府県の代表チームからですからすごいです。
敗れた今日の試合でも毎回の15三振、しかも相手全員から三振を取るというナイスピッチングでした。

しかし、それ以上に驚いたことがあります。
今日の試合の8回までの35イニング、一度も三塁に打球が行かなかったということです。

「そんなことすごいことなの?」とお尋ねの方もいるかもしれません。

「すごいことなんです」と思います。

松井君のようなサウスポーの投手の投げるスライダー系のボールは右打者は引っ掛けて、また左打者は流すことで三塁手の守備範囲に行くことが多いと思うのですが、彼のコントロールとボールの切れはそれを許さなかったということがすごいと思います。

1試合くらいは三塁手の守備機会がなかったとしても普通かもしれませんが、それが4試合近く続くとなるとこれは本当に希なことと言わざるを得ません。
それだけ松井君の投球が安定していたということなのでしょう。

0-3とリードされた9回表、2本のゴロが三塁手を襲いました。
松井君が今大会初めて打たれた三塁へのゴロでしたが、三塁手は立て続けに良い動きでさばいてアウトにしました。
いい顔をしていましたね、三塁手は。

とともに、松井君の今大会の限界が見えたとも言えるのでしょう。

勝負は時の運。
8回表、一死一二塁での内野ゴロが併殺になっていれば結果は変わっていたかもしれません。(そのあとの2本の安打で3失点)
敗れたあと「三年生に申し訳ない」とのコメントも良かったですね。

松井君はまだ二年生。
秋の神奈川県大会を勝ち抜けて関東大会に出場し、来春のセンバツ出場を目指してもらいたいと思います。