福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

舞台俳優志望の男女

2024年09月19日 |  〇映画・映画音楽
거울    「鏡」  -----
(2113)



2020年に公開されたインディーズ系の短編映画。小さな劇団で舞台
俳優としての第一歩を踏み出すチャンスを得た若い女性と、チャンスを
つかめないまま舞台俳優になる夢をあきらめ、コーヒーショップの仕事に
専念することを決めた青年の短い物語。


△チャンスをつかんだ女性

ブログ主の趣向には全く合わない作品だったが、例によって韓国語の
聞き取り学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。

(終わり)

客を取らない町中華

2024年09月18日 |  ┣銀幕のチャジャン
■ 한 표  「一票」 〇----
(2112)


△検閲によりアクセスが禁じられたウェブサイト<朝鮮人民通信>

2021年に公開されたインディーズ系の短編映画。近未来の韓国を舞台に、
選挙を通じ北朝鮮に平和統一(吸収合併)された社会に起きる変化を、
「反共的」な視点で描いたブラックコメディ。(参考:韓国語ナムウィキ


△掃除をする新入店員と、全くやる気のない無気力な先輩店員2人

この作品では、チャジャン麺屋でありながら、チャジャン麺を出さず、
さらに客を追い返す店が登場した。


△酢豚、チャンポン、チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)のメニュー

利益は全て党に取られる上に、働いても働かなくても、国家から同じ配給
(「不十分」な食料)を受けて生活できるので、商売に全く熱が入らない
のである。

それにしても、チャジャン麺屋でありながら、チャジャン麺を食べに来た
客を追い返す店まであるとは・・。

あくまで映画の中での作り話とは言え、チャジャン麺ウォッチャーを自認
するブログ主も、すっかり意表を突かれたシーンであった。


(終わり)

男が女性パイロットに

2024年09月17日 |  〇映画・映画音楽
파일럿   「パイロット」  〇〇〇〇-
(2111)



2024年に公開され、460万を超える観客を動員したナンセンス
コメディ。

主人公は空軍出身で有能な旅客機パイロット。そんな男がある事件を
起こし、会社を首になる。事件が原因で他社への再就職もうまくいかない。
住宅ローンも抱え、窮地に陥った男は、女性パイロットを優先採用する
航空会社に、妹の手助けを得て、女装した上で女性パイロットとして
就職することに成功する。


△女性パイロットに化けた男優はチョ・ジョンソク(参考:タウム

そして、笑いあり、涙ありのハートフルなドタバタ劇が展開していく。

様々な角度からブログ主の笑いのツボを突いてくる、実におもしろい
映画だった。


(終わり)

韓国の武道実務官

2024年09月16日 |  ┣銀幕のチャジャン
무도실무관  「武道実務官」 〇〇〇--
(2110)



2024年に公開されたアクション映画。

柔道3段、剣道3段、テコンドー3段の青年が、ひょんなきっかけで
「武道実務官」の職に就き、極悪再犯者相手に大活躍する物語。

電子足輪をつけた凶悪前科者の再犯を未然に防止するため、電子足輪
装着者専門の保護観察官とペアを組み、必要な場合には観察対象者、あるいは
再犯者を物理的な力で制圧する「武道実務官」は、韓国に実在する職業。

なかなか見ごたえのあるアクション映画だった。


△観察対象者から電話を拒否されるシーン

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が台詞で1度、食後の食器として1度、登場した。


△逃走中の再犯者らが旅館で取ったチャジャン麺の食後の食器

こうした些細なシーンも見逃さないのが、チャジャン麺ウォッチャーの
チャジャン麺ウォッチャーたる所以(ゆえん)なのである。

(終わり)

トラクターに乗る主人公

2024年09月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
풍기   「豊基」 〇〇〇〇-
(2109)



2024年に公開された家族ドラマ。

脱サラした中年男性が家族(妻と子ども2人)を連れ慶尚北道栄州市
(参考:ウィキペディア)豊基村に移住し、高麗人参農家として成功を
おさめるまでの起伏に富んだ道程をコミカルに描いた作品。

豊基村は実在の村で、韓国一の高麗人参の産地。


△トラクターを操縦する主人公とおやつを届けに来た妻

なかなか見ごたえのある楽しい映画だった。



なお、この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、1度だけ登場した。



村のならず者3人が、事務所で悪だくみをするシーンだった。結局、
チャジャン麺好きのこの3人も主人公の事業を助けることになったのは、
救いだった。

(終わり)