金曜日に姫ちゃんと観劇しました。
木曜日の夜に熱をだしてぐったりしていたので、翌日行けるかなーーと心配したんです。雨が降っていたし、体調が最悪の状態で青年館に行きました。
本当に何年ぶりの外苑だったでしょう。随分変わったなというイメージで、とにかく日本人がいないっ こういう世の中が普通になっていくんだろうけど、母国で「日本語、通じるかな」って思いながら色々注文したりするのは結構なストレスですよね。
青年館は新しいのに使い勝手が悪すぎませんか?
ホテルと劇場が同じ場所っていうのはやっぱり考えるべきでした。
ロビーにはヅカファンと大量の外国人でごった返し。トイレには長い列で横入りだって出来ちゃう環境。
やっと受付を終わらせたと思ったら、まるでシアターオーブのようにどこから入ればいいんだ?状態。席での飲食ダメって廊下の座れる椅子は少ないし、通路は狭いし。
「なんて劇場なんだ」っておじさんが怒っていたのが印象的です。全く同じ気持ちでした。
席は2階席の後ろだったのですが、音響が届かないというか、私の耳が遠いだけなのか。もともと早口で聞き取りづらいのに何だかな。
天寿光希が何度も耳元のマイクを直しているのを目にし、音が届きにくいのかしら?と思ったりしてね。
一言でいうと「宝塚歌劇が2.5次元ミュージカルをやってみました」という作品です。でも果たしてミュージカルって言える?曲は少ないし、立ち回りは多いけど踊るシーンも少ないし。
ちゃんとスカステニュースで予習してから行くべきだったと思います。
あの人形劇を見たことないし。それぞれに「本名」「通り名」「別名」があると言われてもさっぱりわからなくて。
そうはいっても再現率高すぎ。
人形より可愛いもんね。っていうか人形だからこんな重苦しい格好をしても動けるけど、これを生身の人間が着て動くのは大変だったろうなと思います。
主役は一応紅ゆずるの凜雪鴉なんですけど、彼はキセルを持って人を動かすだけの役で概ねストーリーの要になっていうのは七海ひろき演じる殤不患であること。
七海ファンとしては近年まれにみるいい役がついたーー!って感じでしょう。
正義感が強くてカッコよくて強くて優しい。
ストーリーはぐちゃぐちゃだったけど、映像を駆使し、セットのちゃちな部分を補い、それぞれに見せ場があり、退屈させない作りでした。きっと台湾の人には色々理解できる部分もあるんでしょうね。
今回の公演で狩雲霄を演じた輝咲 玲央のかっこよさに初めて気づきました。今まで全然眼中になくてごめんなさい。輝咲 玲央の師匠は見た目もいいですし、声も素敵。ショーのソロもよかったんだなあと。
ところで、これを台湾に持って行くのはいいけど、名前くらいは中国語読みにするのかな。地名とかそういうのも日本語だとあちらの方にはしっくりこないんじゃ。
ああ、でも半分以上は日本人だからしょうがないのかな。
話としてはエクスカリバーみたいだなと思ったんですが、セリフのハシハシに中国の故事やら理屈が出てくるので、日本流のセリフに慣れている身としては一々理屈っぽいよなと思ったりします。
中国的な考え方としては、正しいか悪かは別として理屈が通る方が権力を持つわけで。だから凜雪鴉が禅問答のごとく理屈で乗り切るという手法は普通なんですよね。
敵ですら簡単に味方になってしまうというのは違和感を禁じ得ませんが、理を通された以上は従い、いずれは自分の思い通りに・・・という思惑があるからでしょう。
それにしたって悪役の理がよくわからなかったなあ。神剣よりも大事なものが?
今の今まで剣を取り戻す事に集中していたのに、実はそれが主役じゃなくて・・・ええーー?そこにくる?みたいなどんでん返しが面白かったです。
一番理解に苦しんだ凜雪鴉。師匠が殺されようと一切の感情なし。この人には悲しむとかいう感情がないのかしら?と思ったりして。
回りの人がわりと感情をむき出しにしているから余計にそう見えるんでしょうね。
きっと人形劇を見たらわかるんでしょうけど、うちの環境では無理だしなあ。
とりあえず映像が綺麗、演出がいい・・・ということで。
東京MXテレビで月曜10:00PMにやってます。
私はこれで少しは予習になったみたいです。
予備知識無いと、ちょっと??ですよね。