坐す。

「意識して、黙って坐る事をしてみて下さい。」と案内する事があります。


【黙して樹下石上に坐す。】

瞑想に入るという事。
昔からインドでよく使われる言葉です。

古代も現代もヨーギ達はそのようにしてきました。
ご存知のようにゴータマ・ブッダもそうでしたね。

初めは気楽に
「試しに坐ってみるか～」
くらいでもいいと思います。

パドマやシッダのような身体を縛る形のアーサナ(坐法)がお勧めではありますが、
過剰にこだわる必要もありません。
形式的なものに縛られるよりも、まずは黙って坐ってみる事です。

坐法も手の形も、こうしなくてはいけないという決めつけはいりません。

大切なのは安定し快適であるという事。
（瞑想の為の肉体的な準備ができていない人は、
壁に背を付けたり、身体を縛る（固定する）器具を使ったりもします。
それほど、安定・快適というものが求められるという事ですね。）


まずは呼吸を観察する事からはじめましょうか。