ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

若菜上

2006-03-16 00:23:34 | 源氏物語
その昔「手塚治虫・松本零士・石ノ森章太郎、この中でだったら、
誰の原画のエロゲーがやりたい?」という話をしていて、
当時の私は石ノ森を挙げたんですが、
パチンコの「銀河鉄道物語」をうってて、
松本零士も悪くないなと思えるようになりました。

では、ひさびさにあらすじをまとめますか。

・朱雀院は病気がちになったので、出家の準備を始めた。
その際、どうしても気にかかっていたのが、
特に後見もいない3番目の姫(女三の宮)のことだった。
ちなみに、女三の宮は紫の上の従姉妹にあたる。
・そんな折、六条の院から中納言の君(光源氏の息子)が見舞いにやってきた。
朱雀院は「光源氏と直接会って話したいことがある」と中納言の君に言った。
女三の宮のことを光源氏に委ねようかと考えはじめていたのである。
乳母は、中納言の君は頼もしいが、本妻一筋であるのに対し、
光源氏のほうはまだまだ浮気心にあふれていると分析していた(笑)。
で、いろいろ候補も並べつつ考慮した結果、
(この中に太政大臣の息子である衛門の督が含まれていたのが伏線)
やはり光源氏が一番頼りになるという結論に至る。
・で、その件を打診された光源氏は、
「後見といわれても、私の寿命もぼちぼちだし……」と若干及び腰。
とはいえ、一応顔くらいは見ておきたいとも思っていた。
・女三の宮の成人式が終わった3日後に朱雀院は出家した。
その際、朱雀院は光源氏に女三の宮のことをほのめかしたので、
光源氏はしぶりつつも女三の宮の後見を引き受けることにした。
・そうなると問題は紫の上である。
紫の上はヤキモチやきの性分なので、おそるおそる事を打ち明けた光源氏であるが、
「私の縁者なのですから、数のうちに入れてくださるのは
嬉しいことですわ」
とさらっと言ってのけたので、余計に不気味だった(笑)。
・光源氏が40歳になったので国をあげて慶事を催そうとしたが、
光源氏はその手のイベントを全部断った。
しかし、義理の娘である玉鬘からはお祝いの若菜が贈られた。
・で、ようやく女三の宮が六条の院に嫁いでくることになった。
光源氏は、昔の紫の上のことを思い出し、
それと比べると女三の宮はただただ幼いばかりだと感じていた。
一方の紫の上は、光源氏の寵愛が女三の宮に移るのではないかと心配でならない。
・朱雀院が出家して、尚侍であった朧月夜も出家しようかと考えていたが、
今はあわただしすぎると院にとめられたので準備だけを進めていた。
そのころ光源氏は長らく愛していた朧月夜のことが気にかかって、
いけないとは思いつつも再会するのであった。
その際に末摘花への見舞いを言い訳に使ったあたりで紫の上に疑われる。
・東宮の女御になった明石の姫が妊娠したので、
六条の院に下がってきた。
紫の上は女御に会うついでに女三の宮にも会っておくことにした。
紫の上が宮の気に入りそうな遊びの話をすると、
女三の宮は気立てのいい人だと思って、
紫の上に簡単になじんでしまった。
・年が明けて、女御の出産が近付いてきた。
実母の明石の上が付き添っていたが、
その母親である尼君もやってきて、明石にいた時代のことを女御に語った。
尼君の話を聞いて、女御は自分がおごっていたことを感じ、
思わず涙したのであった。
・そして、生まれてきたのは男児だった。
さすがにこのときばからいは光源氏も盛大にお祝いをした。
明石の上は女御の実母でありながらも、
尊大なところがなかったのでみんながその態度をほめた。
・明石の入道もそれを伝え聞き、
満願成就したとして山にこもることにすると宣言した。
女御は入道の志を伝え聞いてまたしても涙した。
・ある日のこと、大将の君(=中納言の君)と衛門の督が蹴鞠をすることになった。
その近くには女三の宮のすみかがあったのだが、
猫が御簾を動かしてしまったので、
中にいた女三の宮の姿が外から見えてしまった。
もともと女三の宮に心を寄せていた衛門の督は
それで胸がいっぱいになってしまった。

と、だいぶはしょってしまいました。
最後の部分は、高校の教科書に載ってましたね。
次回も、たぶんこんなペースになりそうです。
あるいは、また読書のために出かけないといけないかもしれませんね。
うん、仕方がない。

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