その1:小芝居編
その2:ターン1から
その3:ターン5から
那珂「8ターン目、金剛さんの順番だよー」
金剛「じゃあ、リマに移動して羽黒を待つデース」
・1回治療
・ボゴタに移動
・リマに移動
・1回治療
金剛「まあ、引くでしょうネー」
シカゴ
エピデミック
金剛「仕方ないデース。できれば、ここでボゴタとかサンチアゴとか引いてきたいデース」
上海
金剛「……」
羽黒「イヤなところですね……」
加賀「まあ、取り除いてもらうけれど」
那珂「そうだね。イベント使います」
イベント/人口回復:上海を除外
金剛「感染も、わりと怖いんデスヨー」
台北
ロンドン
金剛「一番引きたくないの引いたデース……」
那珂「台北を抜いたほうがよかったような気もするよ」
羽黒「それは結果論だから……」
那珂「治療に行きたいけど、次のエピデミック引くまでは大丈夫と信じてガマン……」
・バグダッドに移動
・ロサンゼルスに移動(バグダッド使用)
・羽黒にロサンゼルスを渡す
・シドニーに移動
那珂「そろそろいいドローがほしいなあ」
サンフランシスコ
ジャカルタ
那珂「やっと赤が固まってきたね」
羽黒「やっぱり、赤は那珂ちゃんに任せるね」
加賀「私のシドニーも渡したいけど、たぶん治療優先になってしまうわ」
金剛「シドニーを渡すとなると、ジャカルタを治療する程度で終わってしまいマスネ」
那珂「感染ドローするよ」
ジャカルタ
サンフランシスコ
那珂「3が増えてきたよ……」
羽黒「これで、できる薬が赤か青だったら、次から楽ができるんですけど……」
羽黒「いずれにせよ、ここまで協力してもらった以上、やることはひとつです!」
・メキシコシティに移動
・リマに移動
・金剛からリマをもらう
・黄色の薬を作る
羽黒「……苦労しましたね」
加賀「だいぶ手札使ったものね」
金剛「とりあえず、加賀からは治療に集中デスヨ」
加賀「そうね。那珂が作れなかった、中東に基地を作りたいわ」
羽黒「カード引きます」
エピデミック
那珂「あ」
加賀「……」
金剛「……」
羽黒「いやああああああ!」
加賀「そういえば、ここから引く可能性があったのだわ」
金剛「まさかいきなり引くとは思わなかったデース……」
那珂「ま、まあ。もう一枚行こう」
ムンバイ
金剛「……まあ、ここに意味はあまりないデスネ」
加賀「ここでの有効ドローなんて、静かな夜くらいだと思うわ」
那珂「さっき、3個目のウィルス乗せたカードしか捨て札にないから、予測も役に立たないんだよねー……」
羽黒「ううう、ごめんなさい……」
那珂「謝ることないよ。たまたま引いたのがはぐちゃんだったってだけ」
加賀「さて、下から何が出てくるのかしらね」
羽黒「ドローします……」
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マニラ
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羽黒「なんで~!」
那珂「これはちょっと……」
金剛「オーマイガー……」
加賀「言葉もないわ」
(潮の部屋)
潮「これは……ほぼ詰んだね」
朧「生き残る目は?」
潮「感染ドローで、ジャカルタ・ロンドン・サンフランシスコの組を引く以外にないよ。10通りのうちの1通りだよ」
朧「はっきり言うなあ」
潮「マニラか台北を引いた時点で、3回アウトブレイクしてコマがギリギリになるの。そして、残ってる赤のどちらかを引いたらコマが足りなくなる」
朧「マニラ・ロンドン・サンフランシスコとかじゃダメなの?」
潮「その場合、加賀さんがジャカルタと台北を両方ケアしないとダメなんだけど、手数が足りない。プレイヤーカードドローで予測か静かな夜引いて、ようやくワンチャン」
朧「これがパンデミックのサドンデスか……」
潮「よりにもよって、台北をはさんだ上海とマニラを下から引き当ててしまうところがおかしいんだよ。はっきり言って、今回のプレイは引きが異常に悪すぎ」
朧「プレイングはとくに間違ってないと思う?」
潮「う~ん、那珂ちゃんが上海に飛んで、上海と台北を掃除してれば、ここでの即死は回避できたんだけど、すぐにエピデミック引くところまでは確率的に十分あるとして、そのあとにマニラ引くなんて想定外だと思う。そういう薄いところは捨てて、黄色の薬を作るところにかけたのは、選択としてはアリだったと思うな」
朧「あ、羽黒さんが感染ドローするみたい……だけど、目が死んでるなあ」
羽黒「じゃあ、ひきますね……」
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マニラ
那珂「えっと、まず……」
那珂「こうなって~」
加賀「こうなって」
金剛「こうなったデース……」
羽黒「ううう……」
加賀「羽黒、気持ちはわかるけど、あと2枚カードを引かないといけないわ。自分でなさい」
羽黒「はい……」
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サンフランシスコ
金剛「ロンドンを引けば、とりあえずこのターンで終了はないデスネー」
羽黒「せめて、せめてロンドンを引かせてください……」
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ジャカルタ
加賀「まあ、仕方ないわね」
金剛「終わっちゃいましたねー」
羽黒「ううっ、私が私が」
那珂「あはははははははは!」
羽黒「!?」
金剛「なんデス?」
加賀「どうしたのよ、那珂」
那珂「だって、面白かったんだよ! 一瞬でウィルスがバーッて散らばって! まるでボンバ〇マンみたい!」
羽黒「で、でも負けたんですよ! 私が薬作りたいなんて言わなかったら、みんなで治療にまわっていて、こんなことにならなかったかもしれないのに!」
那珂「はぐちゃん……」
羽黒「……?」
那珂「それは、結局みんなで選んだことなんだよ。だから、自分を責めたりしないで」
金剛「そうデース。あそこで違う選択をしていて、最終的に薬を作るのが間に合わなかったら、『私があのとき羽黒の意見を却下したから』って思ってたかもしれないのデース」
加賀「羽黒、これはゲームよ。何度プレイしたっていいの。今回の失敗を、次に生かせるのよ」
羽黒「みなさん……」
漣「えーと、みなさん、お疲れさまでした」
曙「あんな終わり方になってしまって、正直びっくりしました……」
那珂「でしょでしょ!」
漣「そうなんですよねー。実際、コメントとか見てても、むちゃくちゃ盛り上がってました」
那珂「あの展開は、ある意味奇跡と呼んでもいいと思うんだよ」
曙「うちのくs……提督からも、さすがに10ターンで終わったというケースは聞いたことないです」
那珂「最短記録更新だ、やったー!」
曙「那珂ちゃんは……すごいですね」
那珂「え、なにが?」
曙「こんなにひどい負け方をしたのに、すごく前向きで」
那珂「だって、曙ちゃんが言ったんじゃない。『楽しんだ人が勝ち』だって」
曙「……あ」
那珂「だから、那珂ちゃんたちはぜんぜん負けてないよ! これを見て、みんなが笑顔になってくれたのなら、那珂ちゃん大勝利!」
曙「……」
那珂「……って、なんで曙ちゃん泣いてるの!」
曙「だって、だって……」
那珂「もう。アイドルはね、みんなを笑顔にするのが役目なんだよ。だから、曙ちゃんも笑ってくれないと」
曙「那珂ちゃん……はい!」
漣「……」
漣(いい感じの話だけど、ぶっちゃけにこにーの言ってることと同じってことに気づいているんだろうか……)
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那珂「……というわけで、今回那珂ちゃんたちは残念ながら人類を救えませんでした!」
羽黒「謝ってばかりだった私が言うのもなんですけど、那珂ちゃんはもう少しだけ申し訳なさそうにしてもいいと思います」
金剛「まあ、ゲームは楽しかったデスネー。今度、比叡たちとやってみてもいいデス」
加賀「他のゲームもやってみたいわね」
那珂「ゲストのお二方にもご満足いただけて、那珂ちゃん大勝利! さて、配信時間が余っちゃったので、那珂ちゃんまた歌っちゃいます!」
漣「那珂ちゃん、那珂ちゃん」
那珂「ん、なにかな~」
漣「あのですね……(ゴニョゴニョ)」
那珂「……なるほどなるほど。えー、今日は即席でユニットを組んじゃいます! 曙ちゃん、一緒に歌おう!」
曙「えっ、えっ? ……はいっ!」
(潮の部屋)
潮「う~ん、曙ちゃんかわいいなあ」
朧「ホント、那珂ちゃんのこと好きなんだねー」
潮「いつも、ひとりでふりマネしながら歌ってるんだよ。でも、気付かれてないと思ってるの」
朧「いや、あたしはぜんぜん知らなかったけど」
潮「朧ちゃんは、あまりアイドルとかに興味ないみたいだから……」
朧「しかし、これで漣はご満足なのかな」
潮「どういうこと?」
朧「プレイヤー側が負ける展開がほしいって言ってたじゃない。今回、ちゃんと負けたでしょ」
潮「今回、すごくいい負けっぷりではあったけど、もう少しギリギリの負け方を望んでたっぽいよ」
朧「確かに、今回はあまりに運ゲーすぎたよね。悪い意味で」
潮「だから、また続くのかもしれないなあ」
朧「そういうことなので、続くようならまたよろしくお願いします」
おしまい