伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy)の演奏するJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ BWV1001-1006(全6曲) を聴く。

2020年09月16日 | 真空管アンプ・オーディオ

先日購入のLUX A3500との「ho's systemのLS3/5a」相性はすこぶる良好でが、いささかチェンバロの音質に若干の広域の煩さが鳴るのを感じた、EL34とECC85の組合せのアンプLUX A3500は其れなりに筆者の希望する音質を聴かせてくれるのですが、チェンバロの爪で弦を弾き出す音が一般的にはオーバー気味に鳴る、一口に言うとキンキンする感じがつきまとう。簡単に修正が効くものなら是非直し、チェンバロ曲を聴きたい。確かめるようにチェンバロの名手の演奏グスタフ・レオンハルトのバッハのゴルドベルグ変奏曲を聴きながら調整を試みる。

此れは間違いなく使用する関係の真空管病患者になりそうである、現行品も随分多く選べる流石人気のある真空管である、ヴィンテージMullard等は目が点になる程高額価格だ!MT管はすでに2種類購入に至る。

バッハ好きにはどうしても鍵盤楽器の音色チェンバロの音は大切でしかも基本に思う、チェンバロの音色は気になっていたが、安心にて聴けるようになる。



調整方法は簡単で、実は6AQ8(ECC85)SIEMENS等ドイツ管の交換で音質の表情が変化すると記載されるMT管を、筆者の好みで購入したECC85/TUNGSRAMを差し替えて試聴をして結果を出そうと思っています。
TUNGSRAMは比較的入手しやすく、ハンガリー製のツイン三極管(有名なTungsram工場)製作品。以前もこのメーカーの音質は控えめな感じがあったのを思い出し第六感を信じて購入した。

A3500に装着のEL34松下製がついているが、勿論現在は中古市場または真空管ショップでの販売でヴィンテージアンプと称して結構高額値段での取引に驚く、半世紀前の定価は¥1,900だが、現在は福沢さん一枚以上する、しかも定番で販売もなく、この辺り真空管の仕入れが貧困老人にはとても辛い。



LUX KIT/A3500の松下製からECC85/TUNGSRAMを交換してある程度準備をして音出しをする、しばらくしてMT管の温まるのを待ち、珈琲を淹れながら待つ、淹れたての珈琲を飲みながら試聴する。

ピアノ曲は大変上手く聴けたが、チェンバロで聴くと高域の音が気になる、若干の暴れがある、筆者の耳に問題があるのかと、疑ってしまった程です。
ECC85/TUNGSRAMに変え試聴するとある程度の高域の刺激的な音は収まり全体のバランスも良くなった感じがする実に良い塩梅です。



MT管の交換だけで実に工合が良い音が出るのではありませんか。もくろみは成功のようです。今日で二日目になりますが、音質は実にソフトで煩く感じた高音部も安定し、チェンバロ演奏も随分音質改善され聴きやすくなりました。特に弦楽器の音はしっとりした趣になる。意外と良い買い物をしたようで満足しています、当分この真空管で聴いてみます。

淹れたての珈琲は一層美味しく感じます。いい音楽旨い珈琲ですかね、暑さも去り、温かい珈琲が美味しい季節になりました。

本日の珈琲銘柄はエクアドルビルカバンバ産で特徴はビルカバンバは、コーカサス(グルジア共和国)、フンザ(パキスタン)と並ぶ世界三大長寿地域と言われています。 100 歳以上生きることが普通のようです。なぜ、こんなに長生きできるのか、世界で研究がすすめられています。のどかな風土とバランスの取れた食生活がその秘訣のようです。



一緒に購入したSIEMENS製品は今回はしばらくTUNGSRAM製品を聴き続けて見ます。MT管の交換でこのような効果が得られるとは思いませんでした。LUX A3500をご使用の諸兄もMT管の交換で意外と高音の音質が変化するので是非お試し頂きたい。6AQ8/ECC85 EH エレハモ 3本マッチも既存品はありますが、以前EH エレハモ300Bは余り好結果が出なかった事と何時でも変えることに今回は見合わせました。

今回お取り寄せの製品の6AQ8/ECC85 SIEMENS製は別の機会に試して見ようと思います、王道はEL34 SIEMENSと一緒に聴いてみたいですね。


後は他の曲も楽しむことにする。今回フリッチャイ指揮の曲を聴きながら、何気なく聴いていると、凄く気になるヴァイオリニストの演奏に出会う。ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』の第一楽章が鳴り出した瞬間優雅な音を奏でるジョコンダ・デ・ヴィートGioconda de Vitoの演奏と比べてしまった。演奏しているのはヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy)少し男性的な感じはするが、実に小生好みのヴァイオリニストである。早速調べるとヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy, 1924年10月26日- 1979年8月13日)は、ルーマニア出身の、ハンガリーで活躍したヴァイオリニスト。1924年10月26日、ルーマニア西部トランシルヴァニア・ティミショアラ生まれのハンガリー人ヴァイオリニスト。

(Martzyは、1953年にRIAS Symphonie Orchester Berlinとのドヴォルザークヴァイオリン協奏曲を演奏します。)


有名なDG録音(ドヴォルザーク、1953年6月3~5日)のわずか3日後の演奏が残っていた!マルツィのベルリン録音(1953~66)が
アウディーテの優れたリマスタリングで蘇る!



ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ[1924-1979]。活動期間の短さもあり、残された貴重な録音により、今もなお屈指の人気を誇るヴァイオリニストの一人ですが、この度1953年から1966年にベルリンで収録された音源が、ドイツのアウディーテの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による「1st マスター・リリース」最新盤として、非常に優れたリマスタリングで発売されます。

【初ディスク化! ドヴォルザークの知られざる録音】
マルツィの誉れ高き名盤の一つである、ドイツ・グラモフォンにセッション録音したドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲(フリッチャイ指揮、ベルリンRIAS交響楽団、録音:1953年6月3-5日/イエス・キリスト教会)。その3日後に、同じ顔ぶれ、同じロケーションで行われた録音が、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアのアーカイヴに残されておりました! マルツィの最大の持ち味である驚異的な集中力とクリアで輝かしい音色は、聴き手の心を震わせる力強さをもっており、ここでもフリッチャイのタクトのもとオーケストラの反応もよく、濁りのない素晴らしい演奏を聴くことができます。もちろん、この貴重な録音は初ディスク化。

【1960年代の貴重なセッション録音】
第2次大戦後、1960年代に入ると対独協力者として告発されたことなど、さまざまな事情によりマルツィは次第に演奏会のステージから遠ざかってしまうので、その1960年代「空白の」演奏時期の音源がこうして状態の良い音で、しかも最も得意としたレパートリーの数々が聴けるのは無上の喜びといえるでしょう。
高名な批評家たちの受けもよかったと言われるバッハの無伴奏は鬼気迫る熱演、20世紀の巨匠の必須レパートリーであるヘンデル、ヴィヴァルディはマルツィの歌心がダイレクトに伝わる演奏、ブラームスの『雨の歌』は涙をさそう優美な音色と、どの演奏も極上・絶品です。マルツィの輝かしく鮮明な音色はいまだに色褪せることはありません。

このCD一枚で総花的に演奏が聴けるヨハンナ・マルツィのヴァイオリンの魅力がが楽しる一枚でもあります。筆者的にはヘンデルのヴァイオリン・ソナタは是非全曲聴きたかった誠に残念である。



【収録情報】
Disc1

  ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ベルリンRIAS交響楽団
   フェレンツ・フリッチャイ指揮) 
   録音時期:1953年6月8日
   録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会

  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
   録音時期:1962年5月4日
   録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、スタジオ7

Disc2

 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   録音時期:1962年5月4日
   録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、スタジオ7

 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HMV.36,1 Op.1-3
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
   録音時期:1962年5月4日
   録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、スタジオ7

 ヴィヴァルディ/レスピーギ編:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 RV.10
   ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
   録音時期:1964年2月9日
   録音場所:ベルリン、ジーメンスヴィラ

筆者のお気にいりのベートーヴェンのロマンス、MT管交換でヴァイオリンの音色も素晴らしい出来であった。

   ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40



2トラック、38センチ、オープンリール・テープより復刻したアナログマスターをAltusがリマスタリングしたSACDシングルレイヤー盤。目の前でマルツィが弾いているような生々しさが蘇ります。

盤鬼・平林直哉氏のレーベル「Grand Slam」と、録音・マスタリングに定評ある斎藤啓介氏のレーベル「Altus」は2020 年に共に創立20周年を迎えました。これを記念しタワーレコードのオリジナル企画盤として、平林直哉氏の手による2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズの大ベストセラーである〈ヨハンナ・マルツィ/バッハ無伴奏パルティータ&ソナタ全曲〉をGrand Slam初の「SACDシングルレイヤー盤」でリリースします。

ヨハンナ・マルツィ(1924~79)はドイツ系ハンガリー人の両親の下、ルーマニアのティミショアラで生まれた往年の名ヴァイオリニストです。名伯楽イェネー・フバイに学び、才能を開花させた彼女は、1947年のジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位(1位なしの2位)となり一躍脚光を浴びます。ドイツ・グラモフォンと契約して数枚のレコードを録音した後、1953年にイギリス・コロンビアと契約。1954年から55年にかけてロンドンのアビーロード・スタジオでモノラル録音されたのが、このバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲です。



この録音は稀代のヴァイオリン・コレクター、ルイジ・タリシオ(1796~1854)が所蔵していたことで知られる1733年製のカルロ・ベルゴンツィを用いて演奏されました。力強く、安定したテクニックを背景とした、美しく鳴り響く名器の音色美と、マルツィの楽曲に真正面から対峙したオーソドックスで情熱的、かつ香り高い演奏がたいへん魅力的です。両大戦間に学生時代を送ったマルツィは、時代の流行である新古典主義的な演奏様式の影響を受けており、その音楽の造形は非常に明快です。その中で音色やフレージングに古き良き時代のロマンティシズムが感じられるのがたいへん興味深いところです。大ヴァイオリニストでもあった恩師フバイを始めとする往年の大家たちによるヴァイオリン黄金時代の味わい深いさや魅惑が彼女の演奏にもしっかりと受け継がれている訳です。

これらの録音はLPレコード3枚分売で1955年にイギリスで初発売されましたが、同年をもってマルツィとイギリス・コロンビアの契約が切れたこと(プロデューサーのウォルター・レッグとの対立が原因)と、その数年後にステレオLPの時代が到来したことで、すぐにカタログから落ちてしまいました。演奏が優れていただけに、これらのLPレコードは後にコレクターズアイテムとなり、国際的な中古レコード市場で極めて高価で取引されているのはご承知の通りです。CD時代になり、その人気を反映して各社から競って復刻盤が現れましたが、2018年12月に発売されたGrand SlamレーベルのCDは、その音質の良さにより大ベストセラーを記録したものでした。

【1960年代の貴重なセッション録音】
第2次大戦後、1960年代に入ると対独協力者として告発されたことなど、さまざまな事情によりマルツィは次第に演奏会のステージから遠ざかってしまうので、その1960年代“空白の”演奏時期の音源がこうして状態の良い音で、しかも最も得意としたレパートリーの数々が聴けるのは無上の喜びといえるでしょう。
高名な批評家たちの受けもよかったと言われるバッハの無伴奏は鬼気迫る熱演、20世紀の巨匠の必須レパートリーであるヘンデル、ヴィヴァルディはマルツィの歌心がダイレクトに伝わる演奏、ブラームスの雨の歌は涙をさそう優美な音色と、どの演奏も極上・絶品です。マルツィの輝かしく鮮明な音色はいまだに色褪せることはありません。



「ho's systemのLS3/5a」でヴァイオリンを聴き思うが、このエンクロージャーで音楽は十分楽しめることが体得できた。やはりオーディオの面白さはバランスであるようです。

【収録内容】
J.S.バッハ(1685-1750): 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006(全6曲)
[CD1]
  [1]ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
  [2]パルティータ第2番 ロ短調 BWV1002
  [3]ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
[CD2]
  [1]パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  [2]ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
  [3]パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
【演奏者】
  ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
【録音】
  1955年3月26&27日(BWV1001)、1955年4月27-30日(BWV1002)、
  1955年3月27-31日、1955年4月1&2日(BWV1003)、
  1954年7月24-26日(BWV1004)、1954年5月1日、1954年6月1-3日(BWV1005)、
  1955年5月15-18日(BWV1006)
 以上、アビーロード・スタジオ(ロンドン)
セッション録音:1954年、1955年/アビーロード・スタジオ(ロンドン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

ヴァイオリンの名伯楽イェネー・フーバイに師事した女性奏者ヨハンナ・マルツィ(1924~1979)は、元々録音が少なく、死後再評価されたため、音源を聴こうにもLPが手に入らず、一時期は「幻のヴァイオリニスト」的な存在でした。長く廃盤となっていたLPの再発売は日本で始まり、CD化も日本で先行して行われましたが、海外でも放送音源の復刻が盛んとなり、この20年でディスク状況は大きく改善しました。

ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ(1924-1979)。活動期間の短さもあり、残された貴重な録音により、今もなお屈指の人気を誇るヴァイオリニストの一人ですが、この度1953年から1966年にベルリンで収録された音源がドイツのアウディーテの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による“1stマスター・リリース”盤として、名盤です、少し古さはありますが、感動を覚えるヴァイオリンのためのソナタとパルティータ でした、

バッハ好きの筆者には、ずっしり重みのある演奏に、ブラボー!

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