伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

ショパン:練習曲集作品の演奏をエディット・ピヒト=アクセンフェルトで考察。

2021年09月20日 | 真空管アンプ・オーディオ

上記の写真はフレデリック・フランソワ・ショパンをCGで再現した作品と言われている。確かにイラストで見る様な目鼻立ち整った人物像が想像される。

フレデリック・フランソワ・ショパン(Frédéric François Chopin)は,優れたピアノの演奏家であると同時に作曲家であり,多くのピアノ曲を残してピアノによる音楽を大きく発展させたと言われる。皆さんがよく知ったピアノ曲は多くバイエル等を習得した後にショパンの演奏を演奏したい希望者は多いと聞いた事があるが此れが実に奥が深く数年後にそれは誤った選曲と気が付きバッハの前奏曲に戻りレッスンを再開した等と聞いた事がある。一見聴くには簡単に聴こえるがいざ演奏すると大変奥が深い音楽がショパンの音楽の様に思う。

ショパンは自由な作風や感情の表現を特徴とするロマン主義の音楽家として知られる。彼は,ピアノ曲を通じて豊かかつ繊細な感情を表現することを実現した。また,祖国の伝統的な音楽を取り入れることで,ポロネーズやマズルカなどのポーランドの民族音楽にもとづく音楽形式を発達させている。

フレデリック・ショパン作曲の練習曲は、ピアノのための練習曲の中で最も有名なものの一つであり、全部で27曲存在する。練習曲ではあるが、音楽的にも完成された作品であり、演奏会でも取り上げられることが多い。愛称がついている作品も多いが、愛称はどれもショパン自身によるものではない。

バッハ《平均律クラヴィーア曲集》、すなわち24の調によるプレリュードとフーガである。もちろんこうした曲集の編み方自体はバッハの発明ではないが、音楽のあらゆる技法や形式の見本として、学習者のための規範として《平均律》こそが金字塔を打ち立てた。19世紀に入るとこうした組み合わせが時代に合わなくなり、それぞれ別の曲集として作られるようになった。ショパンもまた、《練習曲集》Op. 10, 25のほかに《24の前奏曲集》Op. 28を出版している。
全部で27曲存在する。練習曲ではあるが、音楽的にも完成された作品であり、演奏会でも取り上げられることが多い。



上記のピアノはショパンが愛用されたピアノと言われる写真です。

もうひとつの起源とは、もちろん、19世紀前半にさかんに書かれたピアノ教則本としての練習曲集である。これらは、楽曲形式や演奏技法の包括的範例であるとともに、実践的な訓練のためのプログラムだった。ショパンは特に、クレメンティ、モシェレスのものを参考としたが、先達の練習曲集にはない「独自の方法で」みずからの練習曲を書いた。



すなわち各曲には、高度な練習曲は高度な音楽であるはずだ、というショパンの信念が反映されている。これが単なる学習課題の範疇を超えてこんにち広く愛されているのは、美しい旋律と和声が織り成す抒情性、まさに高度な音楽であるが故だろう。ただし、これらが実際に彼自身のための練習課題であったことは間違いない。つまり、リストがのちに行なったような、「練習曲」の語をひとつのジャンル名として捉え、当初から演奏会の曲目として、つまり技巧を聴衆に披露する手段としての楽曲をショパンは構想していない。そしてこれが、現代でもピアノ教育の最終段階における課題として学習者に必ず課せられるのは、24曲を通じて、技巧だけでなくショパンの音楽性の真髄をあますことなく学びとれるからである。



前置きはそのくらいにして本題に入りましょう。先日破損したLS3/5aの補修工事を終了し最近サブのLS3/5aで聴くことが多い、据え置き型と比べトリオ以下の演奏は楽器そのものの音がダイレクトに伝わりリアルに感じる、その辺りは流石ポータブルモニタースピーカーシステムと言われる所以であろう。特に高域にその傾向が強く現れるようである。

但し弱点もあり小型、密閉であるため能率が低い。一般的な家庭環境(米国のような大きな部屋やお屋敷を除く)であれば、小出力真空管アンプと組み合わせても不満を聴く声はことのほか少ないようだ。



駆動アンプは1972年頃発売した出力管には松下製の6CA7に使ったLUXKIT A3500でドライブしていますが、相性は良いと思います。

オーケストラの再現性には定評がある。ただし、前述のように広くはないスペースで使われることが多いためか、「ミニチュアのオーケストラが出現する」というのは、このスピーカーのユーザーからしばしば発せられる表現だ。筆者の場合は小編成の音楽中心に聴くことが多い。

これは個人的な意見ではあるが、特に古い録音ソフトには実力を発揮するようです。LS3/5aのターミナルプラグが破損し修復しセットで直したが音質は見違えるように向上したというより本来の音に戻ったのであろう。
以前吸音材の中に鉛の錘を入れて音質向上を図ったがターミナルプラグの欠陥が従来の音がでなかったのであろう。



今日台所の戸棚の中から上記は湯呑みのを見つけとても気に入り「珈琲碗」として使い出した、何の風変わりもしない器である。

10年以上前に人形町に事務所があったころ、毎年陶器市が催され、江戸切子を購入していたが、何故かこの二個のお揃いの湯呑が気に入り購入した湯呑である。何気ない渋さを感じる茶碗だが何故か淹れたての珈琲椀として扱ってみたが一段と珈琲が美味く感じた。


1914年1月1日、フライブルク生まれの鍵盤楽器奏者。2001年4月19日、フライブルクの自宅で心不全のため他界。バーゼルでルドルフ・ゼルキンにピアノを、ヴォルフガング・アウラーとアルベルト・シュバイツァーにオルガンを学ぶ。35年、ベルリンでデビューし、37年にワルシャワ国際ショパン・コンクールでショパン賞を受賞する。47年からはフライブルク国立音楽大学で、ピアノと初期鍵盤音楽の教授として後進の育成に力を注ぐ。世界的なチェンバロ奏者として活躍していたが、モダン・ピアノの名手でもあり、シューベルトやショパンの名演も残している。我が国にも十数回に渡って来日し、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルなどで、日本の演奏家の指導にも重要な役割を担っていた。

バッハの大家アクセンフェルトが残した唯一のショパン録音。バッハ演奏の大家として知られたドイツのチェンバロ・ピアノ奏者、エディット・ピヒト=アクセンフェルト(1914-2001)。カラヤンの1960年代のバッハやヘンデル作品の録音に通奏低音で参加し、1970年代後半から80年代にかけて成し遂げられたバッハの主要鍵盤独奏曲の録音は録音史に残る金字塔として知られるが、バッハ以外の作品の録音は驚くほど少ない。2001年以降最晩年の草津音楽祭でのブラームスやシューベルトのライヴが発掘され絶賛を巻き起こしているが、1975年に録音されたこのショパンの練習曲全曲は、ピヒト=アクセンフェルトにとって唯一のショパン録音となったもので、遅めのテンポから一つ一つの音にショパンが託さした輝きが目に見えるように再現された個性的な名演。



以前から彼女のバッハは良く聴き演奏も安定して、実に堅牢な演奏は好みである。
エディット・ピヒト=アクセンフェルトさんの演奏は決して派手さはないものの、音楽に込められた作曲家と演奏者の思いが結実したような芸術作品に仕上がっています。まさにそれは、祈りであり、あらゆるものに対する慈しみの音楽であると思います。このような演奏家がこの世にいたことを、我々は誇りに思いたいと思わざるを得ません。


ショパン
 1.12の練習曲集作品10
 2.12の練習曲集作品25
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(ピアノ)
[録音]1975年10月11日&12日、東京、石橋メモリアル・ホール
[オリジナル・プロデューサー]井阪紘
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]大野正樹

 1.練習曲集 Op.10 / 第1番 ハ長調
 2.練習曲集 Op.10 / 第2番 イ短調
 3.練習曲集 Op.10 / 第3番 ホ長調 「別れの曲」
 4.練習曲集 Op.10 / 第4番 嬰ハ短調
 5.練習曲集 Op.10 / 第5番 変ト長調 「黒鍵」
 6.練習曲集 Op.10 / 第6番 変ホ短調
 7.練習曲集 Op.10 / 第7番 ハ長調
 8.練習曲集 Op.10 / 第8番 ヘ長調
 9.練習曲集 Op.10 / 第9番 ヘ短調
 10.練習曲集 Op.10 / 第10番 変イ長調
 11.練習曲集 Op.10 / 第11番 変ホ長調
 12.練習曲集 Op.10 / 第12番 ハ短調 「革命」
 13.12の練習曲集 Op.25 / 第1番 変イ長調 「牧童」
 14.12の練習曲集 Op.25 / 第2番 ヘ短調
 15.12の練習曲集 Op.25 / 第3番 ヘ長調
 16.12の練習曲集 Op.25 / 第4番 イ短調
 17.12の練習曲集 Op.25 / 第5番 ホ短調
 18.12の練習曲集 Op.25 / 第6番 嬰ト短調
 19.12の練習曲集 Op.25 / 第7番 嬰ハ短調
 20.12の練習曲集 Op.25 / 第8番 変ニ長調
 21.12の練習曲集 Op.25 / 第9番 変ト長調 「蝶々」
 22.12の練習曲集 Op.25 / 第10番 ロ短調
 23.12の練習曲集 Op.25 / 第11番 イ短調 「木枯らし」
 24.12の練習曲集 Op.25 / 第12番 ハ短調

彼女の演奏はチェンバロ演奏が多く、ピアノ演奏は珍しい、バッハ演奏の大家として知られたドイツの大家エディット・ピヒト=アクセンフェルトが残した唯一のショパン録音。

1975年に録音されたこのショパンの練習曲全曲は、ピヒト=アクセンフェルトにとって唯一のショパン録音となったもので、遅めのテンポから一つ一つの音にショパンが託さした輝きが目に見えるように再現された個性的な名演でした。
確かにLS3/5aを駆動してピアノ演奏の解析をすることも面白いと感じた。ブラボー!

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