伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

高齢老人達の楽しい「遠足」の最終日の紹介から・・・

2024年07月10日 | 旅行


老人四人組の毎年恒例になっている、東北地方の旅行である。行き先は秋田の八森いさりび温泉、日本海を眺めながら、どっぷりと湯に浸かれる塩分を含んだお湯でユックリ出来ましたが此の公開は後ほど・・・



今日は最終日で此れは予定に無い、旧友と共に盛岡の県立美術館でギャラリートーク「川端龍子展」が開催されているので、ユックリ見学をしようと盛岡に来る前から予定されたコースである。
流石旧友は筆者の好みを知り、デザイン要素も強い日本画の巨匠である川端龍子展にさそっったのであった、実に嬉しいお誘いでもあり感謝!



ポスターも当時の作家と比べ奇抜なレイアウトに特徴がある、特に孫悟空の作品は正に迫力満点で孫悟空の毛から小さな猿どものまとわりつくくように現れる、まさに龍子マジックに浮き立つ気分はよく、胸躍らされた。

特に間近に見る如意棒を持つ手は如何にも本物のようである、まさに直ぐに動きだそうに感じるのは実物を見ないと分からないのかもしれない。



規格外のスケール、斬新な画面などで画壇に旋風を巻き起こした日本画家、川端龍子(かわばた・りゅうし)の50年以上に渡る画業を紹介していました。

特に皆様ご承知の「草の実」の現物は黒色の下地に金色の草が見事に浮き上がって見えデザインの領域のように思えた。まるで秋風に揺れる見事な趣向である。
此のように静から動を感じさせる技法と繊細なススキのタッチはナイスアイデアは流石であろう、周りのススキが今にも秋風に揺れる様でもある。



もちろん館内は撮影禁止で作品は紹介できな事が残念である。写真は雑誌から複写であるが、此のような作品を見ると実に時間の過ぎるのが早い。



一般的には盛岡の繁華街は駅前周辺では無く繁華街、歓楽街は駅前ではなく歩いて15分ほど。北上川を渡ります。橋の名前は開運橋を渡り。大通りという繁華街がある。大通りはアーケードになって雨の日も濡れずに通行加工である。
そして以前盛岡に行った時に偶々定休日で立ち寄れなかった、今回は光原社 可否((こーひー))館に寄り美味しい珈琲をいただく。此処岩手には落ち着いた伝統ある落ち着いた珈琲店は数はあるが、深煎りコーヒーは此の店を紹介する、盛岡駅からは離れているのが残念だが機会があれば是非訪れたい店舗の一つである。
此処で渋さ一杯の英国調のオーディオ機器と音楽が無いのが残念である。場所は盛岡駅から循環バス3分、材木町南口下車徒歩2分で到着する。



店舗近くに宮沢賢治の銅像があるのが印象的で、冬場の雪の降った時などは、銅像にマスク、帽子等が施されていた記憶がある。

宮沢賢治の童話集『注文の多い料理店』を刊行。



宮沢賢治が名付けた、盛岡を象徴する店出版社として出発し、大正後期の1924年、創業者の及川四郎は盛岡高等農林学校時代の先輩だった宮沢賢治の童話集『注文の多い料理店』を刊行。 光原社(こうげんしゃ)という名は賢治が命名したものだそうです。



開店はAM10:00からでその前は鉄格子の扉で塞がれている。

注文の多い料理店を読むと・・・
ミルクの香りのボディークリームを塗って♪ 「どなたもどうかお入りください」宮沢賢治著『注文の多い料理店』に登場する牛乳クリームをモチーフにした、うるおい成分配合のボディークリーム。とあるが本文では、お皿も洗つてありますし、菜つ葉ももうよく塩でもんで置きました。あとはあなたがたと、菜つ葉をうまくとりあはせて、まつ白なお皿にのせる丈けです。はやくいらつしやい。(中略)それともサラドはお嫌ひですか。そんならこれから火を起してフライにしてあげませうか。解答は山猫たちが男たちをどんな料理にしようとしているのかが明らかになりましたね。サラダです。山猫たちが男たちをどんな料理にしようとしているのかが明らかになりましたね。サラダです。
この短編は童話の世界と言われるが大人も楽しめる本でもある様です。


素敵なマグカップも置いてあり実は欲しい作品ではあるが、まるで手が出なかった事は事実である。



お店の全景で、後の建物は工芸品等を販売している、佇まいも何処か懐かしい趣がある・・・・陶芸好きには良い目の保養でもある。



お店の前で・・・写真左が可否(こーひー)館





左の明かりの付いた処が光原社 「可否館」である。


店内でコーヒーは深煎りと普通があるが、普通の珈琲も深煎り風で味わい深いコーヒーであった。
今回は東北地方は曇りで25〜6度と実に過ごしやすい天気であった、最後の盛岡では雨に見舞われた。


実に落ち着いた雰囲気で漆喰の城影に刻んだ宮沢賢治の歌が印象的でもあった。
思うは盛岡は昔からジャズ喫茶が有名で今もジャズを聴かせるお店があるが、筆者が思うは此の店舗に見合った小洒落た音楽装置は必要にも思えた、勿論鳴る音楽は品の良いバロック音楽等はいかがであろう・・・?

本日は雨模様のため打ち水は無いが、敷地内はすみずみまで掃き清められ、朝は打ち水の跡が清々しいと言う。一点の“手抜き”もない空間に、〈光原社〉という場所を支える人々の暮らしぶりや心意気を見る思いだ。「第2次民藝ブーム以降、若いお客様が増えてそうです。
此の雰囲気を維持することも大変であろうが、今回の少し深煎り調の美味しい珈琲の味わいは好きな人には病み付きになってしまうであろう、定休は毎月15日だそうである。



一番奥にあるトイレのカラスもステンドグラスの細工を施しお洒落な雰囲気も良い。
左に見えるは北上川である、盛岡も盆地状態で今後の夏場は相当暑いのであろう。



トイレに行くにはリンゴの木が植えられ雰囲気を壊さないようにしている。今丁度実がついた状態でその内に赤く染まるのであろう・・・

お隣には北上川が流れている、雨のために水は濁っているが普段は透明度のある美しい水が流れている。



『雨ニモマケズ』は、宮沢賢治の没後に発見された遺作のメモである。一般には詩として受容されている。広く知られており、賢治の代表作のひとつともされるものである。 
「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」より始まり、「サウイフモノニ/ワタシハナリタイ」で終わる漢字交じりのカタカナ書きである。


帰りの新幹線の中で宮沢賢治の詩を見ながら、筆者の下手な文字で愛用するボールペン.7mmを使い感想を記してみた、確かに日本での新幹線の車内での落書き程度は十分可能であった。

年になり文字を書かなくなると、実に下手になる。特にPCでほとんど対応する世の中になって益々文字を書くのは年賀ハガキ程度である。



筆者の妹は細字で日展入選しているが、私は全く下手である。川端龍子の書も良い字を書いていた、思えば筆者の文字はデザインも知的だある。

ランチはこのところ日本食と蕎麦、うどんが多く、盛岡発祥のハンバーグでもと提案し、びっくりドンキーでランチを頂く。


店内は落ち着いた雰囲気で関東のお店と比べ雰囲気も若干違うように感じる。此の様な内装には相当の予算がかかるのであろう・・・?


岩手県盛岡市に誕生したハンバーガーとサラダの店「べる」。13坪の、そのこぢんまりとしたお店にが始まりと聞く。

久しぶりのお肉は美味しく感じた、そして16時頃の新幹線にて千葉に帰った。来年また 爺さん達の「大人の遠足」を開催まで元気で・・・ブラボー!

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