昨日より今日を!今日より明日を! 夢と希望がある限り命輝かせて生きていこう!

「夢を描こう!」「 夢を語ろう!」 「夢を形にしよう!」 楽しもう76歳を!

秋の夜の不思議な出会い。

2011-10-07 22:35:21 | 交流

昨夜の11時半ころ、ナイトオークでいつものコースを
公園の入口まで行くと、リュックに杖をついた男性が
暗い道を右に左にゆっくりと歩いてきた

目の不自由な人であることは一目でわかったが
こんな夜中にどこへ行くのだろうか・・・・
心配になったので立ち止まって見ていたら

春なら桜並木できれいな池のほとりの道へ入った
池のまわりをかこっているフェンスに杖が当たる
その音がなんとも淋しくて気になったので

あわてて寄って行った

”どちらまで行かれますか、大丈夫ですか??”
 と声をかけたら
”大丈夫です”と戻ってきた

”右側はずっとフェンスですよ、気をつけて”
 と言ったら
”ありがとうございます”
 と丁寧なことばが返ってきた

進む先はしばらく行くと途中で別れて
左は急な坂を竹林にそって上っていく
右は池の周りを地道が続いて歩きにくい

しばらく見届けて戻ろうとしたら
そのやりとりを聞いていたのだろう
”あの人はよくあの道を歩いているので大丈夫ですよ”

いつも回収した空き缶をつぶしている男性が
おだやかな口調で言ってくれた
なんだ、この人はいつも見てるんだな

ということは、毎夜のようにこの場所を歩いている
自分のことをこの男性は見て知っているに違いない
自分も空き缶回収のこの人を大変だろうと見てきた

そうか、それぞれが気にしあっているんだな
星空の秋の夜のちょっとした出会いだったが
なんだかほのぼのとして気分になった

ところであの杖の男性、どこへ行ったのやら
行く先は竹林に囲まれたさびしい道
暗くて夜に人が通るところではない

坂道を上り詰めたユースホステルだろうか
他にいくところなどはないからな
心配になった、今夜も行ってみようか!