今日17日は阪神淡路大震災から15周年記念日。
1.17震災メモリアルウォーク2010に参加する
予定だったが遠く福島県から震災に思いを込めて親子で
神戸入りしてきた知人と半日を共にした。
午前中の神戸は快晴で温かく9時半過ぎに
「震災から15年阪神淡路大震災1.17のつどい」
の行われた三宮・東遊園地を訪れた。
空からの映像でおなじみのローソクを灯した
竹筒で描いた1.17の文字を形どった一本一本を
訪ねるように眺めて歩いた
希望・・優しさ・・笑顔・・絆・・思いやり・・灯り
描かれた文字のひとつひとつに亡くなった人への思いが
込められているのだろう
かっては「がんばろう神戸」一色だったが
人々の心にも15年の変化を感じた
遊園地に立てられた竹筒は1万本を超えるというが
ボランティアの力は震災が生んだ神戸力なのだろう。
三宮に訪れるたびに向かう希望の灯りのまわりでは
遺族なのだろうか灯りを囲んで記念撮影が続いていた
震災関連のNPO理事長をしている友人の姿をみかけたが
奥さんと息子さんをなくした友人に今日ばかりは声を
かけることができなかった。
10時過ぎ、知人親子と合流公園周辺の震災の傷跡が
残る場所へ案内、地下室に亡くなった人の名前が刻まれて
いる復興のモニュメントへも案内した。
親子でその中から「はるかのひまわり」のはるかちゃんの
名前を必死で探し出している姿に心打たれた。
市役所二階で開催されている震災写真展覧会の会場へ移動
震災当時の生々しい写真を見て改めて大震災の恐ろしさに
身震いがする思いがした。
知人の帰りの時間の関係で12時まで残された時間を使って
崩れた岸壁をモニュメントにしているメリケン波止場や
その周辺の傷跡を案内して12時、JR三宮駅前でわかれた。
震災の町から表向きには傷跡は消え
震災を知らない世代が増えていく
しかし受けた傷跡と、残された肉親の
悲しみは消えることはない。
広島の原爆と神戸の震災の両方を近くで
体験した者としてわずかなことかもしれないが
語り部ウォークを続けないといけないと思った。
ハイチの大地震は「忘れるな阪神淡路大震災を」
という警鐘かもしれない。
今日は祈りの日、亡くなられた人よ安らかに!
皇后陛下御歌 (東遊園地)
笑み交はし やがて涙のわきいづる 復興なりし 街を行きつつ