奈良国立博物館で開催中の正倉院展に行ってきた。
奈良は今月4度目、いまが秋真っ盛りの奈良を正倉院展だけではもったいないのでウォーキングを織り込んでコースをつくって歩いたみた。
ウォーキング距離を長くとるように、あえて近鉄線より遠いJR大和路線を利用して奈良駅を11時過ぎにスタート、まず、正倉院展の宝物が納められている正倉院へ。奈良公園の東大寺裏側、大仏池の北にある正倉院を訪ねた。
(正面は二月堂へ、少し進むと右に大仏殿、左へすぐ正倉院)
真っ青な秋の高い空の下にくっきりと浮かび上がる正倉院はなんとも言えない美しさ、正倉院には、聖武天皇の遺品や東大寺伝来の宝物が納められている。
(写真・正倉院)
そこから東大寺へ、徐々に色づき始めている公園ではスケッチしている人、絵を描いている人、カメラ撮影をしている人、散策をしている人、それぞれの秋を楽しんでいた。
(正倉院前から大仏池、大仏殿の後ろ姿)
東大寺の裏道から正面に出ると修学旅行生の生徒たちといきなり遭遇、いい天気で楽しい思い出をつくるにちがいないと思って列が通り過ぎるのを待った。
大仏殿が映る鏡池で今日の一枚!をと何枚も撮りまくり、ついでに写メールにして友人に送った・・・すぐに返信がきた、便利になったもんだ。
そこから奈良公園へ、若草山も色づいてきていた。観光客も多く鹿もたくさん姿を見せていた。(写真・鏡池から東大寺大仏殿)
(若草山)
いよいよ正倉院展の開催されている国立奈良博物館へ向かう、想像はしていたが、入場を待つ人の大変な列、列、それでも30分くらい待ってやっと入場ができた。
(わーすごい行列、鹿君も並んでいるぞ・博物館前)
会場も人、人、人、一番前で見て回るには時間がかかりすぎる。少しでも人の少ない展示をと探してなんとかそれなりに見ることができた。今年で61回目、天皇陛下ご即位二十周年を記念し、正倉院を代表する名品が数多く出陳されているのが今年の特徴、それだけに訪れる人も多いのだろう。団体バスで訪れている人たちも多かった。
会場を出て、遅い食事に近くの店に入った、奈良名物の柿の葉ずしと山菜うどんのメニューにしたが、小皿についていた大和味噌と奈良漬がおいしくて、店のおばさんに“おいしい!”と言ったら、大和味噌の解説をしてくれた。お客さんがいっぱい、仕事の邪魔をしたらアカンのに。
次のコースは、浮御堂、飛び火野、志賀直哉旧居、新薬師寺、入江泰吉記念奈良市写真美術館までぐるり一回りして、戻りは別コースで最後は阿修羅様も見られる特別展が開催されている興福寺へと歩く。
浮御堂に寄って奈良公園の一角、飛び火野へ。広い公園の木々は色づき、若草山がとてもきれいに見えた。ここで弁当を持ってきて食べればよかったと残念。
(飛び火野から若草山)
高畑地区へ、風景が一変する、閑静で白壁の続く道をすすむ、まもなく作家の志賀直哉旧居へ。
(志賀直哉旧居)
春に来たときは改修中だったがそれも完成して中へ入ることができた、数寄屋造りの広い家で二階の部屋からは若草山が望め畳の間に座り込んで景色を堪能した。訪れている人が多いのにもびっくりした。
旧居を後にしてアシビが華やかに色づいた木立の旧柳生街道を新薬師寺に向かった、大きな通りに出て横切り、また、古い民家の間を曲がりながらすすむ、しゃれたカフェ、わらび餅と抹茶の店が何店かみかけられたが、それが周囲の雰囲気にマッチして、思わず入りたくなる・・・あー、コーヒーが飲みたい、ぜんざいが食べたい・・・じっと我慢して新薬師寺へ急いだ。
鎌倉時代の建築という東門から正面の南門へ周り久しぶりの新薬師寺へ入った。
新薬師寺は、聖武天皇の目の病気の治癒祈願のために天平19年(747)に光明皇后によって建立された。入口から正面に見える本堂のたたずまいは、唐招提寺とよく似ている。
萩で有名な庭には女性が静かにベンチに座りじっと眺めていたり、メモ書きしていたり・・・それは秋篠寺で見かけた雰囲気に似ていた。
新薬師寺のご本尊は、国宝「薬師如来座像」、見開いた大きな眼とふくよかな表情が、なにか語りかけているようで思わずこちらも笑顔になる。まわりをとりまくように十二神の将(像)が新薬師寺の特徴で、その十二神が干支を持っているのも興味深い。
(写真・新薬師寺の国宝の本堂)
ご朱印をもらい入ってきた南門から出ようとするとかえるさんが見送ってくれた
「気をつけておかえりください 頭をなでてやって下さい」と書いてあった。
外に出るとあたりはすでに早い秋の夕暮れになっていた。
100mほどのところにある楽しみにしていた入江泰吉記念写真美術館へ急いだ。建築家安藤忠雄さんデザインの美術館では時間ぎりぎりまで入江さんのすばらしい大和作品の数々をみることができた。気持ちはすっかり奈良から大和へ。
そこから近鉄奈良駅をめざして夕暮れの街をウオーキング。奈良町を通り猿沢の池のほとりを歩いて、すでにライトアップされた興福寺へ。17時40分になっていたが、いつも以上に大勢の人が五重塔のライトアップを写真に収めていた。きっと阿修羅様が見られる特別展に来た人たちだろうと思った。
(興福寺五重塔とお月さま)
18時15分の近鉄奈良発神戸三宮行の急行で戻ってきた。
奈良は今月4度目、いまが秋真っ盛りの奈良を正倉院展だけではもったいないのでウォーキングを織り込んでコースをつくって歩いたみた。
ウォーキング距離を長くとるように、あえて近鉄線より遠いJR大和路線を利用して奈良駅を11時過ぎにスタート、まず、正倉院展の宝物が納められている正倉院へ。奈良公園の東大寺裏側、大仏池の北にある正倉院を訪ねた。
(正面は二月堂へ、少し進むと右に大仏殿、左へすぐ正倉院)
真っ青な秋の高い空の下にくっきりと浮かび上がる正倉院はなんとも言えない美しさ、正倉院には、聖武天皇の遺品や東大寺伝来の宝物が納められている。
(写真・正倉院)
そこから東大寺へ、徐々に色づき始めている公園ではスケッチしている人、絵を描いている人、カメラ撮影をしている人、散策をしている人、それぞれの秋を楽しんでいた。
(正倉院前から大仏池、大仏殿の後ろ姿)
東大寺の裏道から正面に出ると修学旅行生の生徒たちといきなり遭遇、いい天気で楽しい思い出をつくるにちがいないと思って列が通り過ぎるのを待った。
大仏殿が映る鏡池で今日の一枚!をと何枚も撮りまくり、ついでに写メールにして友人に送った・・・すぐに返信がきた、便利になったもんだ。
そこから奈良公園へ、若草山も色づいてきていた。観光客も多く鹿もたくさん姿を見せていた。(写真・鏡池から東大寺大仏殿)
(若草山)
いよいよ正倉院展の開催されている国立奈良博物館へ向かう、想像はしていたが、入場を待つ人の大変な列、列、それでも30分くらい待ってやっと入場ができた。
(わーすごい行列、鹿君も並んでいるぞ・博物館前)
会場も人、人、人、一番前で見て回るには時間がかかりすぎる。少しでも人の少ない展示をと探してなんとかそれなりに見ることができた。今年で61回目、天皇陛下ご即位二十周年を記念し、正倉院を代表する名品が数多く出陳されているのが今年の特徴、それだけに訪れる人も多いのだろう。団体バスで訪れている人たちも多かった。
会場を出て、遅い食事に近くの店に入った、奈良名物の柿の葉ずしと山菜うどんのメニューにしたが、小皿についていた大和味噌と奈良漬がおいしくて、店のおばさんに“おいしい!”と言ったら、大和味噌の解説をしてくれた。お客さんがいっぱい、仕事の邪魔をしたらアカンのに。
次のコースは、浮御堂、飛び火野、志賀直哉旧居、新薬師寺、入江泰吉記念奈良市写真美術館までぐるり一回りして、戻りは別コースで最後は阿修羅様も見られる特別展が開催されている興福寺へと歩く。
浮御堂に寄って奈良公園の一角、飛び火野へ。広い公園の木々は色づき、若草山がとてもきれいに見えた。ここで弁当を持ってきて食べればよかったと残念。
(飛び火野から若草山)
高畑地区へ、風景が一変する、閑静で白壁の続く道をすすむ、まもなく作家の志賀直哉旧居へ。
(志賀直哉旧居)
春に来たときは改修中だったがそれも完成して中へ入ることができた、数寄屋造りの広い家で二階の部屋からは若草山が望め畳の間に座り込んで景色を堪能した。訪れている人が多いのにもびっくりした。
旧居を後にしてアシビが華やかに色づいた木立の旧柳生街道を新薬師寺に向かった、大きな通りに出て横切り、また、古い民家の間を曲がりながらすすむ、しゃれたカフェ、わらび餅と抹茶の店が何店かみかけられたが、それが周囲の雰囲気にマッチして、思わず入りたくなる・・・あー、コーヒーが飲みたい、ぜんざいが食べたい・・・じっと我慢して新薬師寺へ急いだ。
鎌倉時代の建築という東門から正面の南門へ周り久しぶりの新薬師寺へ入った。
新薬師寺は、聖武天皇の目の病気の治癒祈願のために天平19年(747)に光明皇后によって建立された。入口から正面に見える本堂のたたずまいは、唐招提寺とよく似ている。
萩で有名な庭には女性が静かにベンチに座りじっと眺めていたり、メモ書きしていたり・・・それは秋篠寺で見かけた雰囲気に似ていた。
新薬師寺のご本尊は、国宝「薬師如来座像」、見開いた大きな眼とふくよかな表情が、なにか語りかけているようで思わずこちらも笑顔になる。まわりをとりまくように十二神の将(像)が新薬師寺の特徴で、その十二神が干支を持っているのも興味深い。
(写真・新薬師寺の国宝の本堂)
ご朱印をもらい入ってきた南門から出ようとするとかえるさんが見送ってくれた
「気をつけておかえりください 頭をなでてやって下さい」と書いてあった。
外に出るとあたりはすでに早い秋の夕暮れになっていた。
100mほどのところにある楽しみにしていた入江泰吉記念写真美術館へ急いだ。建築家安藤忠雄さんデザインの美術館では時間ぎりぎりまで入江さんのすばらしい大和作品の数々をみることができた。気持ちはすっかり奈良から大和へ。
そこから近鉄奈良駅をめざして夕暮れの街をウオーキング。奈良町を通り猿沢の池のほとりを歩いて、すでにライトアップされた興福寺へ。17時40分になっていたが、いつも以上に大勢の人が五重塔のライトアップを写真に収めていた。きっと阿修羅様が見られる特別展に来た人たちだろうと思った。
(興福寺五重塔とお月さま)
18時15分の近鉄奈良発神戸三宮行の急行で戻ってきた。