今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

自家製ハム、ソーセージ、ベーコンの規制緩和

2014-01-30 07:05:38 | 商店会長のコメント

ずいぶん前に船井総研が開催した「お惣菜視察ツアー」に
参加してワシントン、ボストン、ニューヨークに行きました。

本来ならば最低催行人数20名だった視察ツアーなのですが、
成田空港で集まった人数を見てビックリ、私を含め7名でした。
まだ食料品製造販売業界で「デリカテッセン」という言葉が
それほど飛び交っていない時期だったと思います。

ニューヨークで東ヨーロッパからの移民の末裔の方が経営
されている自家製ハム、ソーセージ製造販売のお店を視察
見学させていただきました。大変繁盛しているお店で、拙い
英語で何故、このお店に来るのかを聞いたら皆さん一言
「美味しいから」でした。

食文化が違うから、全く同じにはならなくても、食肉業界の
最末端の、お客様との接点にいる小売のお肉屋さんに
とっては営業の選択肢の一つになる、と確信したことを
覚えています。

現在の日本では「自家製ソーセージ衛生管理者」の資格と
食肉販売業と飲食店営業の許可があれば有れば調理品、
お惣菜としてソーセージは作れるのですが、ハムとベーコンは
食肉製品に位置づけられ、製造販売が出来ません。

どうにかこのハードルを下げることが出来ないかと考え、
ドイツに留学されてマイスターの免許もお持ちの東京都
食肉組合の先輩でもある村上 繁さんのお店に一昨日
(1月28日)伺い、お話をお聞きしました。

写真は武蔵野市境南町の「マイスター・ムラカミ」さんです。

どのような規制緩和を求めるのか、今後はどの様に動くのか等は
追って、本ブログに書かせていただきます。ただ、どの様に規制を
緩和してもお客様の「美味しいから」という支持を得られなければ
お店には来ていただけない事は十分理解しています。

コメント
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