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戦禍のメリークリスマス。

2023年12月24日 | シリアス
【綺麗ごと言う人は現実を知らない】

【戦禍】せん-か

戦争によるわざわい。戦争の被害。

【戦渦】せん-か

戦争によって起る混乱。

【戦火】せん-か

1.戦争による火災。

2.戦争。いくさ。


クリスマスイヴなのにこんなタイトルのシリアス記事を書いてしまうのは、世界中で戦争が起きているから。

老若男女が苦しめられているから。

…ずーんときてしまうなあ。

何日か前(2023年12月)に、あの約束の地がある国の戦禍に巻き込まれている若きレディーがこんな風に発信していたのが忘れられない。

「自分は馬鹿みたいに世界は良いものだと、良く変わっていけるものだと、話し合えばわかりあえると信じていた。

 今はぜったいそんな風に思えない。

 先月まで自分は

 「明日死ぬかもしれない」

 と考えていたけど、今は

 「近日中に必ず死ぬ」

 と確信している。

 自分はぜったいにゆるさないし、歴史がゆるすこともぜったいにない」

胸がぎゅーっとなった。

辛くてたまらない。

私が彼女の立場だったなら…もう言葉にできない。

綺麗ごとなんて言えないよ。

だってこれが、この容赦のない変わらない圧倒的な暴力が現実なんだもの。

自然現象(大雪とか)や自然災害(地震とか…)なら

「自然はそういうもので仕方が無い」

のかもしれない。

でもこれは…戦禍は間違いなく人が作り上げるものだから。

それも、戦場に向うことも襲撃されることもぜったいにない安全圏にいる特権的な人達がね。

…辛い。

歴史と何も変わらない、ずーっと続く現実。

辛い。

肥沃な大地を持つあの国での、去年のクリスマスを生きる市民に密着したドキュメンタリーも視ました。

「悪夢でこの音を何度も聞く」

「もう建物がない、壊されたから」

悲しい証言の中で、家族団らんのささやかなクリスマスパーティーで

「おめでとう」

「大好きだよ」

と優しい言葉が交わされる中で

「敵が必ず報いを受けますように」

…こんな優しい言葉じゃないよ、はっきりと悲しみと憎しみが入った強い言葉が出る。

綺麗ごとじゃない。

これが奪われるってことだ…。

この過去記事(→・6月8日に考える~その2~。)に書いた、違うドキュメンタリーでもこの国の被害者は証言していた。

「家を奪われ、大切な人を奪われ、安全な国を奪われて、それでもまだ私は奪われ続けてる。

 良心を、人としての心を。

 自分がされたのと同じかそれ以上の苦痛を敵にも与えてほしいと、同じように奪われてほしいと、罰せられてほしいと、恐ろしい思考が止まらない。

 人としての心すら戦争は私からどんどん奪っていく。

 苦しくてたまらない、それなのに思うのを止められない」

…て…ね…。

考えるのをやめたくない。

私がどんなに無力でちっぽけでも。

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